生きている学問

苅野です。
私の趣味は、おいしいものを食べること、フットサル、そして理解出来ないにもかかわらず最先端の学問についての論文や本、記事を読むことです。
最初の2つは置いておいて、3つ目。理解できないものが多いのですが、効能があります。それは、「こんなに様々な分野でたくさんの事がわかっていないのならば、自分もなにか未知のものを発見できたりするのではないか。」と勝手に夢想し、やる気が出てくることです。
既に固定化した知識を何年も写経することになれている子供たちにとっても、その学問にまだ確定していない部分、未知な部分があると知ることは、目の前の学問がまた違ったものに見えてくる契機になるのではないでしょうか。また、そのような世界を見せてあげることは我々大人の役目だと思います。
フェルマーの最終定理を解いたワイルズは、10歳の時にこの問題に出会ったそうです。私が10歳の時に出会ったのは、雑誌に載っている既製品のラジコンをどうやって親に買ってもらうかという問題でした。差が歴然ですね・・・。
ちなみに今、勝手に注目している数学者は京大教授の「望月新一」さんです。
http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~motizuki/まず写真から強い天才オーラを感じますね。人の履歴に驚いたり、崇拝することは全くないのですが、この方の履歴には驚きを隠せません。19歳でプリンストン大卒とは、、、。しかもまだ38歳。偉大な目標に向かって進めている研究の途中経過を惜しげもなく逐一公開していることにも恐れ入ります。研究内容についての理解は数%なので、目下この方の論文を少しでも理解して、最先端の数学の世界をのぞき見するというのが目標です。どなたか噛み砕いて説明のできる方がいたら教えてください。