家庭学習の際の注意!「問*まで一旦丸付け症候群」

こんにちは。雨の土曜日ですがいかがお過ごしでしょうか。
スタッフ広田さんが生徒さんから誕生日カードをもらう様子をみて、
「ひさびさに人間があんなにうれしそうにしている様子をみたなあ」と
心をほっこりさせている野村です。

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今日は最近のロジム生を見て気付いたことを一点。
1問1問確認しないと前にすすめない癖を早急にとっぱらってください!
問題演習の際に、
「先生、お願いだから問2だけみて」
「先生、問3ってさあ・・・」
毎回我々に無視されたり、「いいから一旦最後までやって」と
何度いわれても1問1問確認したがる生徒が多いです。

この原因は、
・間違った答えを解答に書き込むことを極端に恐れている(小受経験者の低学年生に多い)
・単答式問題に慣れてしまっている
・問1を間違えた故に、その続きの問題を間違えることに徒労感を感じる(買ってでもすべき貴重な経験です!)
という勉強の本質から遠ざかろうとしているのではないかという症状の現れです。
これは大問題です。

実際の試験や、社会にでてからの作業は、1問1問、そして一歩一歩正解しながら前に進むことは極々希です。自分の解が確実でなくとも、やはりそれを使って前に進みます。
そして間違っていたらまたスタートに戻ることの繰り返しです。そうやって、知識や思考方法を習得していくのです。

「問1だけ見てください。一生のお願い!」などと言う生徒が多く、そしてそれが大きな問題だと感じています。断固として無視し続けるか、軽くあしらいますのでよろしくご理解下さい。
もちろん我々講師は練りに練ったタイミングでヒントを出します。しかし、シークエンス(連続性)のある問題の途中で丸付けをすることには弊害しかありません。

丸付けは一旦解ききってから。
家庭学習の際も、生徒が「(例えば問6まである問題で)とりあえず問3まで丸付け」等やっていたら要注意です。(受験直前期の6年生ともなれば話は別ですが・・・)