之を知るものは之を好むものに如かず,之を好むものは之を楽しむ者に如かず

こんばんは。もう爺の正体はご想像おつきでしょうか?前回の爺のつぶやきは「なるほど」と思う内容でした。さすが、年の功ですね。

さて、タイトルの台詞は私の好きなことばの一つです。いわずと知れた論語のひとつですが、要するに楽しんだもの勝ちということだと、私は解釈しています。

と思って考えてみると、様々な大変な課題の中にも「ふーん」と目を引くものがあったりするわけです。

たとえば、予習シリーズの国語の知識。あんなうんざりするものの中にだって、面白いことはかくれていますね。6年生の故事成語の解説は、その際たるものです。色々な語源の話がのっています。

個人的には「蛍雪の功」の話や、「背水の陣」の話が好きなのですが、「蛍の光、窓の雪」って歌の歌詞、蛍雪の功の話なんだ、とか「背水の陣」は昔の中国の武将「韓信」の考えた作戦で、その韓信さんに興味をもった小学生時代の私は、韓信さんに興味をもって色々と調べちゃったら、実は「敵を知り、己を知らば、百戦苦戦危うからず」なんていう、名言を言った人だったんだ、と以前聞いたことのあることばが身近に感じられたりとか。

お子様が嫌いな場合の多い漢字だって本来とてもよく出来た面白いものなんですよ。

そうですね。「講」と「構」よく間違えますね。「コウ図」「コウ評」「コウ義」「コウ築」「コウ堂」「コウ造」どちらの「コウ」を使うかな?と考えさせたりすると漢字のすばらしさがわかったりするかもしれません。じつはこれ、漢字自体を習ったことなくても「言」と「木」の違いですぐにわかったりしますよね。(もちろん辞書なんかひかないでくださいね)

逆の例をもうひとつ。「面従腹背」の意味といって、ただ闇雲に覚えさせるのはどうでしょう?面・従・腹・背のそれぞれの意味から何となく意味がわかったら、しめたもの。そういう漢字の学習ができれば、漢字もきっと面白くなるでしょう。

というわけで、どんなにつまらなそうなものだって、考えたり、じっくり向き合ってみたりすると、新しい発見や知識のつながりが発見できて意外とポジティブに勉強できるのではないかと思います。

最後に私めが「星」に興味を持ったきっかけを。ベガ=織姫、アルタイル=彦星、その真ん中には天の川に乗っかる形で本当に大きな白鳥座、をこの目で見たときでした。この夏山に行く人はぜひ探してほしいですね。                                 む