親は添削プリントを手伝うべきか

こんにちは。野村です。最近いろいろありロジムって何のためにあるんだっけと考えたりします。
で、今日は以前から講師たちで一度ブログに書こうと話していたテーマについてです。
最近、「親は添削プリント手伝ってもいいのですか?」という質問をいただきます。
また、同時に「これはあんまりでしょう」というレベルで大人の「解答」が提出されることもあります。
ヒントをうまくだせる保護者さんもいれば、時間的に忙しくなかなか難しいという方もいらっしゃると思うので一概にお答えするのは難しいのですが・・・・

端的な回答としては、
「解答を教えるようなことはせず、添削プリントの提出の仕方を教えてあげてください。」
というものにつきます。
(添削プリントの提出の仕方というのは、下記QAの3番目です)

Q「添削プリントは親が手伝ってもいいものですか」
A「ヒントをだすというのはかまいません。ご協力ください。」
Q「どこまでヒントをだせばいいかわかりません」
A「それがうまくできれば塾はいらないと思いますので、ヒントはヒントがうまくだせればで結構です。ロジムは保護者様にそれを求めているわけではありません。」
Q「親が手伝わなければまったく添削プリントがすすまない。どうすればいいか。」
A「まず大事なこととして、そもそも添削プリントは一回の往復で終了するものとして設計してはおりません。3回前後の往復を前提として設計しております。
わからない問題については、『ここまではわかるけど、それ以降はわからない』『この知識を使うのはわかるけど、それ以上はわからない』等記入して出してもらえれば講師からヒントが書き込まれます。とにかくためたり、白紙にせずに、何かしらを書いて提出し、講師のヒントを引き出すというのが添削消化のコツです。」

親が解いた問題を再現している解答はわれわれが見れば瞬時にわかります。
生徒が苦労しているのを見て解答を示してしまうのはわからなくもないのですが、添削「往復」という学習機会を親が奪っているという側面も存在します。

「親が子供に勉強を教える方法」はいろいろあるでしょうが、
単に解答を示す、解法を示すというものではなく、
「わからなくてもわかるところまでは書いて提出する」「プリント上で先生とコミュニケーションをとる」
という学習姿勢を是非この機に
お子様に教えていただきたいと思います。
解答を教えてしまい、その場の解決をはかろうというのは、正直親がラクをしているという側面も否定できません。