意外とちょっとした

一週間ぶりとなりますが、再び竹村です。
今回で三回目ですね。今日はちょっと勉強と関係のない話を。

昨日水曜日のことですが、ファイアーフォックス3(firefox3)というウェブブラウザー
がリリースされました。ウェブブラウザーというのはソフトウェアの一種で
、ずばり今このブログを見るのに使われていらっしゃるのがウェブブラウザーです。
一番有名なのはインターネットエクスプローラーですね。
水色のeのまわりに金色のわっかのついたアイコンが目印のあれです。
インターネットエクスプローラーは固有名詞でウェブブラウザーというのは一般名詞です。
宅急便はクロネコヤマトだけ、他のモノは宅配便、というのと同じです。

ファイアーフォックス(firefox)というのは他の会社が作ったウェブブラウザーなのですが、
なかなか人気があります。竹村は二年ほど前からこれ一本です。

最新のパソコンソフトというと、きっとすごくハイテクで高性能なのだろうと
思われると思います。実際すごくハイテクで高性能なのだと思います。
(ここまで読んでいただいた後で本当に申し訳ないのですが、
実は竹村はそこまでパソコンに詳しくありません。パソコンが苦手な人相手だと
知ったかぶりが効くけれど、得意な人たちに囲まれるとちっちゃく丸まってしまう
くらいの中途半端な位置にいます。)
しかし、人気が高い理由はどちらかといえばその”使いやすさ”。
カタカナ語だと”ユーザビリティ”などと呼ばれます。
車に例えると、加速がものすごく速いとか、トラックとぶつかっても無傷など
ということではなく、シートのすわり心地が良いとか、ハンドルが良く手になじむ
などといったちょっとした部分。かゆいところに手が届く、といった感じです。
具体的には、「戻る」ボタンが少し大きい、前回見ていた画面を起動時に復元してくれる、
などです。

ファイアーフォックス(firefox)と同じように、意外と人気の高いソフトウェアというのは
圧倒的に精密であるとか、機能が高いという理由ではなく、「なんとなく使いやすい」
というだけの理由で支持されています。

もちろんそういった使いやすさというのは、コンピューターの無機質な計算のもとで
ではなく、開発者さんたちの「こうしたらもっと使いやすいんじゃないかな?」
といった心遣いとアイディアの積み重ねのもとで生まれていきます。

なかには、自分でちょっと便利なソフトウェアを作ってみて
善意で一般に公開している方々もいらっしゃいます。
多くは、マウスポインタ(矢印)がかわいいハムスターになるとか、
画面の端におしゃれな時計が浮かぶとか、そんななにげないものです。

そんなことをつらつら考えていくと、なんとなくよそよそしく感じられるパソコンソフトの世界も
なんだか身近に感じられてきませんか?