数学者の物語

数学の内容が分からなくても、とてもエキサイティングな物語の紹介です。普通の読み物として面白いですから食わず嫌いせず是非!

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「ペトロス伯父とゴールドバッハの予想」
ギリシャのある村に住む少年には、親戚一同から疎まれている伯父がいた。かつて数学者だったという伯父に魅力を感じ、近づいていく少年。数学が好きで、数学者になりたいという少年に、伯父は「2より大きいすべての偶数は、二つの素数の和で表せることを証明できたら数学者になってもよい。そうでなかったら数学者はあきらめて欲しい。」安請け合いをした少年だったが・・・。

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「天才の栄光と挫折」
「国家の品格」を書いた藤原正彦さんは実は数学者。ニュートン、関孝和など9人の数学者の伝記です。うーん、上手い説明が思いつきません。偉大な数学者たちの苦悩の日々です。数学の美しさに魅了された人々の不思議な人生がとても魅力的に描かれています。

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「フェルマーの最終定理」
17世紀、フランスの数学者フェルマーがノートの端に謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」その命題とは「3 以上の自然数 nで、xのn乗 + yのn乗 = zのn乗を満たすものはない」ピタゴラスの定理の3乗以上の形です。そして360年後、1994年10才の時にこの命題に出会ったというワイルズがついに 証明に成功する。数学がわからなくても興奮するドキュメント。