勉強が楽しいと思える瞬間

大学受験のとき、竹村が一番好きだった教科は世界史でした。
本来暗記しなければならないものが多い科目はあまり好きではなかったのですが、
なぜか世界史は面白く感じられ、特にヨーロッパ史以外の分野が好きでした。

特に好きだったのは、最初まったく違う分野の歴史だと思って勉強していた
事柄が、ふっと同じ時代であったり関係性があったりすることに気づく瞬間でした。

例えば、「そうか!韓国でキムチが食べられるようになったのは、コロンブスがアメリカ
発見したからなんだ。」とか「ルイ十四世と康熙帝って同じ時代の人なんだ!」
ということがわかった瞬間って知識同士が連結する妙な興奮があって、
受験勉強に少しうんざりし始めた気分をもう一度勉強の楽しさに引き戻してくれました。

勉強は楽しいときばかりではないけれど、それでも「この瞬間が楽しい」と思える自分だけの
ポイントを見つけられると、それ以外の勉強の時間も少し楽しみになってきます。

生徒の皆さんにもそういうポイントをたくさん見つけてほしいと思います。