ふらり旅 その3

こんにちは。あっという間に夏休みも過ぎ去り、2学期が始まりました。皆さん、学校生活は楽しんでいますでしょうか。来週から2学期の授業がスタートしますが、皆さん、夏の復習をしっかりしていますか?「学びて時にこれを習う。また説ばしからずや」の精神です。

 さて、勝手気ままに書いてきた北海道の「ふらり旅」も第三弾です。読みなおすとあんまり想像力をかきたてる内容になっておらず、申し訳ありませんが、せっかくですので後一回お付き合いください。
 
 先週は神池の神秘的、荘厳な雰囲気に心打たれたところまででした。その後、知床に向かうつもりでいましたが、ひょんなことで手にしたガイドブックに載っていたのは「秋山仁」先生の算数ミュージーアムでした。

 これはいくしかないでしょう。知床散策をやめて、サロマ湖経由で網走へ。

 サロマ湖は日本第3位の湖。すぐお隣は太平洋なので、見た目は湖というよりは海でした。近くに道の駅がありまして、そこでとれたてのホタテをバターで焼いてくれます。うまい!やっぱりホタテはバター焼きに限る!そしてもうひとつのグルメが知床地鶏。これも炭火で焼いてくれるのですが、ホタテに負けす劣らずうまい!この道中で初めて特産品を食べましたが、(北海道まで来て何やってるのかというと、ひたすら温泉めがけて、大自然の中を疾走しておりました)やっぱりとれたてはうまいですね。

 腹も満たして最後にたどり着いたのが、算数ミュージーアム。なんと秋山先生本人が子どもたちといっしょに算数の勉強をしていました。「目で見せる、体で感じる」みたいなテーマで、子どもたちといっしょに算数を楽しんでらっしゃる姿が印象的でした。(やっぱり大人が一緒になって楽しむ姿っていいですね)

 まあまあいろいろな展示物がありまして、いろいろ見たり触ったりしては「へー」と思うことが多かったですね。印象に残ったのは「ルーローの三角形。」正三角形の各頂点から辺の長さを半径とする弧を3つつなげた形です。

 性質は…。定幅図形(図形内部の最大幅が常に一定)。それまで恥ずかしながら円以外の定幅図形を知らなかったので衝撃でした。これを利用すると、マツダの今はなきロータリーエンジンが作れるとか、マンホールにも利用可能(マンホールってなぜ円形なのでしょう?考えてみてください)とかいうご丁寧な解説もあり、ひとつ賢くなった気分でした。

 というわけで後2、3日いてじっくり見たいと思いましたが、時間が許さず、売っていた本を1冊かって、さらばミュージーアム、さらば北海道という「ふらり旅」となりました。最後は思わぬ展開となったものの、道央から道東の地理的な様子がとてもよくわかった旅でした。

 海外の異国情緒も捨てがたいですが、今のお子様にとって国内の勉強した事のある場所に行ってみるのは、とても興味深いことなんじゃないかな、と思いお話させていただきましたが、いかがでしょう?自分の目で見たこと、体で感じたことというのは貴重な財産になると思います。関東地方であれば、日帰りふらり旅なんていうのもいいかもしれませんね。

 機会があれば、「関東の日帰りルート」「沖縄島巡り」「小笠原体験記」なども書いていきたいと思います。

 では、最後にお読みになっている数学自慢の皆様へ(小学生の知識だと解けません)。買った本の中からの最初の一問。

「大相撲の巴戦(3人同率の勝敗になったとき、2戦連続で勝ち抜いた人が優勝するやつ)で、一番有利なのは何人目でしょうか?」

                                                  む