好きなものランキング

 こんばんは。近頃めっきり寒くなってちょっとブルーな今日この頃です。ついこの間は一年中半そでで平気かな、と思っていたのに(笑)。
 さて、先日予習シリーズの椎名誠さんの文章がありまして、最近忘れかけていた好きなものを思い出しました。
 5位。朝焼け。「紫立ちたる雲の細くたなびきたる…」というやつです。個人的には夕焼けより朝焼けの少し青みがかったオレンジ色が好きです。
 4位。星空。天の川と七夕の星空も好きですが、一番すきなのはシリウス、かな。今時分、夜空でひときわ明るく輝いております。一等星でにぎわう冬の夜空はなんだか吸い込まれそうになりますね。あと、スバルもいいですね。ぼうっとした小さな星の光の集まりが神秘的です。
 3位。(つり)橋から見る渓谷。橋から見ると景色が大きく見えます。山肌なんかが見えるところは自然の造形の不思議さを感じてしまいます。昔の人が、仙人様が住んでいると感じたのも納得。もみじの赤の入った景色ももちろんいいですが、一番すきなのは5月ごろの萌黄色です。エネルギーとすがすがしさを感じるからでしょうか。心なしか空気もおいしく感じますね。
 2位。青空と雲。何もない青空よりも、雲が適度にある青空が好きですね。それも夏の暑い日の。夏は雲にも厚みがあって、それが様々に形を変えながら流れていくのを見るのが好きです。その先には何があるのかなー、なんて思いながら。「天空の城」を思い出しちゃいますね。やっぱり空にはロマンがありますね。
 1位。水平線と海と太陽。何にもない海に弧を描いた大きな水平線を見るのが好きですね。ちなみに好きな海の色は群青色。エメラルドグリーンの海もきれいですが、僕は深い青が好きですね。力強さと懐の深さ(生命力みたいなもの)を感じさせてくれるのは、深い青の海です。

 というわけで、椎名さんの文章は、こんな風景を大人が見なくなると子どもも見なくなる。それは夢や大志や自然への思いやりを失うことにつながるんじゃないか、と結んでいます。ドキッとしましたね。私も最近見ていないので。たしかにこういう大きな景色を目の当たりにすると、穏やかでいて、かつ力がみなぎっていく気がします。自然のパワーでしょうか。
 ちょっと今度お気に入りの場所まで、ひとっ走りしてこようかな、と思いました。  む