引き続き

 こんばんは。もう師走、月日のたつのは早いものです。

 さて今回も学年の変わり目で、少々気になることを。それは「漢字」への意識です。

 最近、漢字テストの結果が二極化しています。上位層は非常に良くできている一方で、まったく練習している気配のない人もいます。これは由々しき事態を引き起こしかねません。

①学習習慣として:漢字は日々の学習習慣の有無で、その成果が大きく左右されます。漢字の学習習 慣がないことは、将来の日々の演習(計算・国理社の知識など)をきちんとできるかどうかを基礎付け ます。何でも基礎の反復が重要です。それなしには真の力は育ちません。漢字等がきちんとこなせな いと、この点が非常に危ぶまれます。

②入試では:あまり騒ぎたくないですが、入試で漢字は取れて当たり前です。取れなかった人は無条件 で差をつけられます。しかも少なくとも、国語と社会の両方で相当点数を失う結果になります。

 勿論、漢字等のこまごました勉強だけが勉強ではありませんし、それ以外のことを重視して勉強するのを否定するものではありません。むしろただ単に暗記するような勉強よりは、深く考える勉強を楽しんでほしいと思います。
 しかし一方で、学校でもやっているであろう漢字までまったく書けないようでは、その他の勉強をやっている場合ではないのではないかとも思います(この点最低限度の言語習得はすべての勉強に必須だと、私は思います)。
 少なくとも、毎週やるといわれているテストに対して、一定以上の力を注げないのであれば、「競争」には不向きということでしょう。それは個人的にはとても平和でいいと思いますが、特にだらだらと惰性でやっている人へ。どうせやるなら、適当にやらずに、真剣にやったほうが楽しいのではないかな、と思う今日この頃です。
                                     む