今からでも十分力はつく

中学入試がいよいよ始まりました。皆さんの順位が客観的に判断されたのは12月初旬の試験が最後でしたね。そこから2月の本番まで1ヶ月半。ここで大きな変動が起きるんです。

(1)伸びるパターン
危機意識が前向きに敏感になる生徒。自分の距離と合格点との差をしっかりと見つめる。出来ない部分の中でやるべき部分をしっかりと分析する。これは、対策が効率的に進むという点でも大切ですし、本番の試験中でも「出来るもの」「ひっかかったことのある注意が必要なもの」「気づきが必要で深追いしないほうがよいもの」など自分の力と相談しながら判別できるようになります。

(2)沈むパターン
浮き足立って、周りばかり気にする。目の前の問題の出来、不出来ばかり気にしている生徒。気にしても仕方がないことばかり気にして、「たら、れば」ばかり口走っている。そして、地道な暗記から逃げている。社会は最後の1週間でもしっかりやればやっただけ点数になります。12月頃まで暗記以外で点を稼いでいた生徒は要注意。

これは、12月時点の成績の良い悪いとは関係なく、危機的状況を前にしたときに初めて見て取れる個人の資質の問題ですが、日頃からの心構えとして鍛えられるものでもあるので是非意識してもらいたいものですね。