意見と根拠を書け

ロジカルシンキングの高学年ではよく取りくませている意見と根拠。
普段の生活の中では、その意見(根拠との整合性ではなく)が人格と同様にみなされることが多いので簡潔に判りやすく表明することが苦手(避けている?)な生徒も多いですね。
意見が人格と切り離されているもので、根拠との整合性こそが問題だという認識を持ってもらわないと、うまく本人の能力を引き出せず、指導も難しくなってしまいます。
問題構成として非常に有効なのが、「賛成」「反対」の両方の意見を書けという指示です。「賛成」したらどう思われるか。「反対」したらどう思われるか。ということに意識が集中してしまい、うまく文章をかけない生徒もこうした指示にするだけで、すんなりと取りくめます。
普段の生活の中でも、「賛成?反対?」の一歩手前として、「賛成の人、反対の人はそれぞれどう思っているんだろうね?」という会話を取り入れてみてはいかがでしょうか。

2009年東京大学入試問題 英語より

問2
次のような質問を受けたと仮定し、空所(1)(2)をそれぞれ20字から30字の英語で埋める形で答を完成させよ。複数の文になってもかまわない。

質問:(実際は英文)
あなたは現代社会において生きていくために必要な知識を得るのに、読書が有益だと思いますか。

答:(実際は英文)
有益だともそうでないとも思います。
有益だと思う理由は、(  1  )
有益だと思わない理由は、(  2  )

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