鉛筆の持ち方再び

ついこの間まで冬だったと思っていたのに、気がつくともう三月も
終わりですね。太陽が昇る時間が早くなってきたので、朝起きるのが
容易になってきてよろこんでいます。竹村です。

去年一度書いた記憶があるのですが、今日は再度鉛筆の持ち方について。
授業中にみていると、必ず何人かにひとりは鉛筆の持ち方が間違っている子
がいます。

最も多いのは親指のつけねで鉛筆を握っているパターンです。
筆圧がとても高く、かくかくと直線的な字になりがちなのが
特徴です。普段はきちんとした持ち方で持っている子でも、つかれてくると
無意識のうちにこの形に変化していることがあります。

それから最近見つけた新しい形なのですが、親指のはらではなく側面で
鉛筆を握っている子を見つけました。人差し指の第一関節のきつい曲がり具合から
判断するに、おそらく中指は申し訳程度に添えられているだけ。
一見すると正しい形の範囲内のように見えて注意するべきかどうか迷ったので
自分で持って試してみたのですが、指の関節の動ける範囲がせまくて
自由な動きがしづらく、
また支え方が不安定なので筆圧が弱くなってしまいました。

器用さそのものは運動経験の量などに左右されて鍛えるのが難しいですが、
鉛筆の持ち方くらいは日々の心がけで改善できるものです。

美しい字であるかどうかはともかくとしても、判別しやすい字であるかどうかは
とても大事です。ちょっとした心がけで直るものを直さず、
本来書ける字を書かずに暮らしていくのはやっぱりもったいないと思います。

鉛筆の持ち方を注意されているひとは、ときどきちょっと手を止めて
自分の指の形を見てあげるようにしてください。

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