添削は直しまで完成して意味がある、課題は身についてこそ意義がある

 こんばんは。日中暑く、より肌寒い気候がつづいていますね。皆さん、風邪などひきませんように。

 さて、本日はタイトルどおり、わかりやすい話を少々。日々の学習の到達点の確認です。タイトルのごとくそのままですが、皆さん添削はきちんと最後まで直していますか?暗記系の課題は覚えるところまで、きちんと到達していますか?算数や理科の計算問題は自力で解けるようになっていますか。

 もし、そうなっていないようだったら、危険信号。はっきりいいますが、やりっぱなしは何もやっていないに等しい。
 「宿題はやった?」
 「やった。」
 「じゃあ、確認してみよう。」
 「覚えていません」
 それだったら、やった時間が無駄ですね。何もやらなくてできることから何も進歩していないのですから。自分で解答を確認して、覚えるという作業まで含めて、初めて宿題は完成するのです。

 添削も同様。はっきりいうと、1回目の提出より、2回目の提出のほうがはるかに大切。1回目で不明だった点をヒント等で確認し、それを元に自分が何をわかっていなかったのか、自分が今後どういう点に気をつければいいのかをじっくり考えることができるのですから。
 
 そこまでやって初めて、
「ヒントの意味がわからない」「なぜ自分の考えではいけないのか」「どうすればできるようになるのか」等々疑問・質問が出てきます。それが自分を更なる高みに引っ張るキーになります。

 そういう意味で学問的には新し物好きは損にしかならない場合が多い。新しいことばかり追いかけると、それよりはるかに大切な間違いを見つめなおす、自分が本当に理解しているかどうか確認するという土台がおろそかになるからです。緩んだ土台には高いビルどころか、小さな家だって建ちません。

 以前も書きましたが、私の中の優先順位の2番目は質問対応です。(1番目は当然授業です)そして3番目が添削の採点です。なぜなら、これが授業以外で唯一今あるお子様の力を伸ばす手段だからです。

 今のところ、見るに見かねて、私のほうから、声をかけたりもしますが、実はこれも最大の効果は得られません。なんせ、こちらが一方的に誘導していく場合が多くなりがちですから、本当に考える機会を与えていることにはなりません。

 ぜひとも模範解答にけんかを売るくらいのつもりで自分の考えを練り上げて、ぶつけにきてほしいものです。時間の許すかぎり、最大限の対応をいたします。            む

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