中学受験のメリット

こんにちは。竹村です。

遠い昔の話ですが、竹村も小学生のときやはり塾に通って中学受験をしました。
当時とても仲のよかった友達のお母さんが教育熱心で、その友達が塾に通い始めるときに
いっしょに誘われたのがきっかけでした。共働きだった両親にとっては、
ちょうど学童保育が終わってしまうタイミングたったため渡りに船だったようです。
当時から今に至るまで一貫して幸運だったと思っています。

中学受験のすぐ思いつくメリットといえば望校に合格して、色々すごい友達に刺激を受け
たり、自分と同程度の才能を持つ人間が沢山いることに気づいて慢心が溶けたり、
進度やレベルの高い授業を昼間から受けられたり、といった合格後のものだと思います。
もちろんそういったメリットもとても大きいのですが、どちらかというと
竹村が幸運だったと思っているのは、受験勉強そのものから得られる部分でした。

中学受験用の勉強では算国理社のどれをとっても、とても基礎的な教養や基本的な能力について
じっくりと扱います。その割には、中学高校と進むにつれ学習内容が細分化・専門化していく過程の中できちんと学ぶ機会が得られにくいものが多くありません。

中学に入ると「最初の一二年は中学受験の『貯金』で乗り切れてしまうから安心しがちだけど、
日々学習を続けていないと後悔するよ。」と先生に注意されました。
これはなかなか真実で、実際多くの生徒は中学三年になるころにとても後悔することになります
(とても後悔しました)。
ただ、逆に言えば中学受験の『貯金』はそれくらい大きいということです。

私の場合は今でも年に二三度はふと、「あ、これ(この知識、この思考法、この直感・・・etc)は中学受験の『貯金』だ」と思う瞬間があります。

「こんなこと勉強してなんになるんだ!」と思う瞬間があるかないかは人それぞれですが、
今勉強している内容はおそらく後になって振り返れば意外と役に立って便利なものになっていると思います。

受験という「目的」のための「手段」なんだ、と思って勉強するより、勉強そのものを目的ととらえてみると少し楽しくおもえるようになるのではないでしょうか。

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