思考の中にもぐる力

こんにちは。最近水を飲んでも飲んでものどが
渇いて仕方がありません。竹村です。

個人的な表現なのですが、集中力がある人のことを
「もぐっていられる時間が長い人」と心の中で読んでいます。
集中力をもって目の前の問題にきちんと取りくでいる
ときの頭の使い方が、なんだか水の中にもぐっているように
思えます。

思考が続かなくなってふわっと集中している状態を解くのが、
息が続かなくなってしまって空気をを吸うイメージ。

人生の中でこの人にはかなわないなあ、と思う人に会うことは
良くあるのですが、そのほとんどがこの「もぐっていられる時間
が長い人」でした。もちろん、ぱっと見ただけで頭の回転の速さ
がわかる、すさまじく記憶力が良い、といった人たちにも
かなわないと感じるのですが、意外と数は少なく
創意工夫で戦えてしまうことも多い気がします。
しかし、瞬間的には自分と同じ程度の能力の持ち主のように
思える人でも、自分のよりずっと長く問題に組み付いていられる
人を見ると心から降参する気分になってしまいます。

しゃべっていて特に利発な様には感じないけれど、実際に
問題(勉強に限らず)にあたらせて見ると強い、といった
タイプにはこういった人が多いです。

逆にしゃべっているときはとても利発そうなのに、実際に
問題にあたると普通程度、という人は要注意。
なぜかというと、そういう人たちはたいていの場合
できないのは「やる気」の問題であって「能力」の
問題ではない(まじめにやればできる)と考えている
からです。「集中力」は「言語能力」「記憶力」「判断力」
といった他の能力と一緒でれっきとした能力です。

「頭の良さ」とひとくくりにされてしまうものの中には様々
なものがあります。外から簡単に見える能力だけでなく、
そういった外から見えにくいものも鍛えていって欲しいと
思います。

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