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ひとりごと・雑談 アーカイブ

2008年10月08日

印象

受験など範囲のある試験に関して合格した生徒は
・限られた問題から効率よく吸収するために一度間違えた問題に何度も取り組んでいる。復習で手一杯で新しいものに手を出す暇などないと思っている。
合格できなかった生徒は
・間違えた基本問題を放置して、また別の問題に取り組んでいる。良いといううわさだけで、新しい教材に手を出す。

新しい参考書を講師のところに持ってきて「この教材どうでしょうか?」という相談の前に、使っているテキストの間違えた問題だけコピーしてまとめて見ましょう。最良の、効率的に力のつく問題集が出来上がっているはずです。

家の中に、間違えたのにとき直しをしていない問題が落ちている。少しだけ手をつけた新しい参考書が多く落ちている。にもかかわらず、新しい問題・教材が日々増えていく。確実にまずいパターンです。間違えた問題に3回取り組む時間を取れないのなら、解くだけ時間の無駄なのです。


2008年10月07日

ひとつひとつを丁寧に

こんばんは。向井です。最近思うことをひとつ。タイトルにもあるとおり、皆さん勉強に関してひとつひとつの課題を丁寧にやってほしい、ということです。
ロジムの宿題は添削プリントや日々の演習の復習を中心にかなりの分量があるはずです。それに加えて、漢字テストの勉強や学校の宿題があるお子様にとっては、きちんとやると勉強にかかる時間は相当なものになるはずです。
何か新しいものを取り入れたいという声を聞くたびに、我々の頭の中に一瞬よぎるのが、現状での宿題の達成度です。
テストをやるといったらそれに合わせて、とりあえず自分なりに出来るところまで問題を見直すとか、添削で×をもらったら、解説をじっくり読んで自分の悪かった点を見極めるとか、覚えなければならないことに関しては、覚えるまで時間をかけるとか、やることはたくさんあるはずです。
もちろん、お子様にとっては、新しいことをやるほうが楽しいし、復習や直しというのは、「できた」という感覚が薄いのは、重々わかっているつもりです。
ですから、添削では個別にヒントの書き方を変えますし、直しのさせ方も変えたりしながら対応しています。また、クラスあるいは個々人に応じて、課題のやり方や提出時期の設定、フォローの時間のとり方など様々に変えながら、日々の学習をすすめさせているつもりです。
「わかる」から「できる」へのステップアップは量より質です。国語の知識の宿題をただやって終わった、としていませんか?添削プリントの分からないところを質問せずに放置していませんか?入試演習の周辺知識の学習の際、まだ不十分だなと思ったところのチェックを怠っていませんか?授業中できなかった問題のときなおしは、きちんと最初から最後まで自分ひとりでできるようになっていますか? という点を意識して学習に取り組んでほしいと思います。
そして、大切なのは、そこでオーバーワークになっていないかという点です。ボリュームが多くなればなるほど、ひとつの課題のこなし方は雑になります。こちらで十分注意しながら見ていますが、ご家庭での勉強の様子等気になることがあれば、どうかご遠慮なくご相談ください。場合によっては何かを削る必要もあるでしょうし、逆にこの課題はもっと力を入れてやりましょうということも出てくるかもしれません。
塾での勉強時間は家のそれよりも少ないのが通常です。目いっぱい自分の好きなことをする時間を含めて、ご家庭での時間を有意義に過ごすことが重要になります。現状でのベストの状態を作れるよう、常に意識をしてお子様を見守っていきたいですね。     む


2008年10月06日

立ち読み感想文

私は、集中して本を読みたいとき、問題を考えたいとき、問題を作るときに電車に乗ります。
中学、高校のときは中間期末テストに向かう電車の中でしか勉強しなかったので電車で集中できる体質になっているのでしょう。
先週の金曜日、いつものように時間を気にせずに乗っていたら自宅までの電車を逃してしまい、駅の構内から外へ。偶然出口の前に本屋があったのでふらりと中へ。
小学・中学・高校の算数・数学の先生としてはかなりの人気者栗田哲也さんの著作をパラパラっと。
本人が力を込めて書いてあった最後のページの言葉が印象的かつ納得。
・数学はとても熱中して出来るようになるか、やらなくなって全く出来なくなるかのどちらかで中間はない。
・良い先生は生徒に考えさせ、悪い先生はわかりやすく教える。
・基本が大事といって基本的な問題集ばかり買い揃える人は基本すら出来るようにならない。
受験の現場にいるとつくづく「試験勉強」と「学問」とは違うと感じます。栗田さんは「中学受験がなければ、日本の小学生の洞察力と論理力はもっと高いはず」と語っていたが、トップクラスの生徒を教えている講師はみな感じていることでしょう。
この時期、保護者からの非常に多い相談は「好きな科目以外になんとか取り組ませたい」「じっくり試行錯誤したがるのだが、スピードをつけて試験に対応する力を養いたい」など、非常にもったいなく、近視眼的な話ばかり。
フェルマー予想を解いたワイルズは、「天才が育つには、品格のある国家が必要だ」と言っていましたが、やはり本当に優秀な子どもが育つには、品格のある大人に囲まれている必要があると思います。
最近、子どもたちが「試験から帰ってくると、お母さんがかばんから問題用紙を取り出して勝手に採点してるんですよ・・・。」という話をあきれた表情でしていました。子どもたちに、あきれられてるって・・・。中学受験も自己実現なのでしょうか。


爺のひとりごと017

爺じゃ。

かれこれ、ブログを日曜日に記すようになって17回目。
まぁ、どれもがただの雑談の、どぅでもいい話なわけじゃが、
もちろん、今日もどうでもいい話じゃ。

いや~、人生いろいろあるもので、思い通りにはならんものじゃ。
以前、ロト6で3億円!という夢を記したが、一向に当たらん。
なぜじゃ?
なぜじゃ?
なぜじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

…。

すまん。取り乱してしまった。
で、人生不思議じゃなぁと感じることがあってのぅ。
そう、いいことがあればいいことが続く。
また、悪いことがあれば悪いことが続く。
いわゆる、上向き(プラス)と下向き(マイナス)じゃ。
上向きのときは、何をやってもうまくいく(という気だけかもしれんが)。
逆に下向きのときは、何をやってもうまくいかん(これはマジじゃろ)。
あくまでも、相対的な「感じ方」かもしれんが、
できれば毎日ハッピー♪ハッピー♪がいいんじゃがのぅ。
皆はいかがじゃろぅか。
ま、爺は下向きのときこそ、いつかは上向きになることを信じて頑張るのみ。
とりあえず、ロト6で3億円当たったときは、このブログで報告じゃ。
はぁ~。(爺)


2008年10月04日

冬期講習と、日々の演習と、雑記と

(冬期講習)
冬期講習のスケジュールは10月中旬には告知できると思います。
日程はあらかた決まっておりまして、現在告知ページ作成作業中です。

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(日々の演習)
3年生対象にはじめました「日々の演習プリント」いかがでしょうか。
「毎日ちょっとずつやる」ことが目的です。決して、まとめてやることなく、
日付にしたがって取り組んでみてください。 

今回まず試験的に3年生に、という色合いがあるので、
今後のために
「絶対に10分でなんてできない。」
「現在の宿題量にさらに毎日1枚という量は現実的ではない。」
「ペラの紙だとなくしてしまう。」
「どうやって分からない問題を誰に質問すればいいの?」
等、是非お声をいただきたいと思います。
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(雑記)
昨日、ロジム創業メンバーの1人の須田氏が帰国したので、
須田さん、苅野さん、向井さん、野村、の4人で久々にご飯を食べに行ってまいりました。
普段、苅野さん、向井さん、野村の3人ではよくご飯に行くのですが、
やはり4人そろうと、今後ロジムをどうしたい、来年自分はどうしたい等、
なかなかいつもはしない話ができて面白かったです。
(正直、会話の9割はどうでもいい話しですが。。。)


すみません、あまり書くことがありません・・・・。

今日、駒場で授業して思ったのですが、
最近、低学年の生徒のできるようになりっぷりがすごいですね。
無限の可能性を感じます。



2008年10月03日

秋ですね

こんにちは、広田です。

台風の接近とともに雨の日が続き、気温も下がり、めっきり夏の面影もなくなってしまいましたね。
広田は気候の変化に体が対応しきれず、よく風邪をひくので季節の変わり目は体調管理に気をつけるようにしています。
上着を一枚持ち歩くとか、家に帰ったら手を洗い、うがいをする。
これだけでも、大分予防されるようです。
皆さんも、少し気をつけてみてください。

さて、話が変わって、10月になりましたね。今年も残すところ3ヶ月弱です。
ついこの前まで夏休みだー、夏期講習だー、と言っていたのに、本当に月日が過ぎるのは早いものです。
あと半年もしないうちに、皆さんは新しい学年に進級されます。
新学期になって、去年の授業内容がわからない…ということがないように、日々少しずつ頑張っていきましょう。


ここで、前回のCMに選抜される曲について少し調べてみたことを…


・CM用に作った15秒から30秒程度の曲が、放映後の反響から一つの作品として改めて製作され、発売に至る場合もある。

と、とあるサイトに書いてありました。
意外なところが、部分的に作りCMで使われてから、曲を完成させるというとこですね。
基本的に、曲がある上で、そこから部分的に抜粋されるものだと思っていましたが、全てがそういうわけではないということですね。
普段は疑問に思わないところに、探究心を持つと意外な事実が見つかりますね。


広田は歳をとるにつれて、「なんでそうなるの?」と疑問に思うことが減りました。
自然にそれが当たり前なんだと、納得してしまっていたのでしょう。

子供、特に幼少の頃は毎日両親に「これは何?」と質問していたのに、いつしか疑問を持たなくなりました。
これも大人になるということなのでしょうか?

それは少し残念というか、悲しいですね。
この世には、色んな不思議が溢れています。
ちょっとしたこと、なんでもないことに疑問を持つと、少し自分の価値観に変化があるかもしれません。
今回もCMをちょっと視点を変えて考えたら、これだけの言葉がでてきました。
そう思うと、毎日の中で不思議を探すという、ちょっとロマンティックな趣味が追加されていいかもしれません(笑)


皆さんには、ステキな不思議がみつかりますか?


2008年09月30日

変化

 こんばんは。なんか急に寒くなってめっきり秋らしくなってきましたね。学校でも運動会やら文化祭の準備やらで忙しそうな子どもたちです。

 そうそう、文化祭といえば、4,5年生の皆さんはぜひいくつか学校をめぐっておいてください。毎年毎年言うのですが、6年生になって学校めぐりしている暇はありません。そして、毎年毎年「文化祭に行くから休む」などという言葉を6年生から聞くと、ちょっとブルーな気分にになったりしてしまいますので。

という小言とは逆に、最近のうれしい変化を2.3点。

 まずは、3年生たちの漢字テストの点数がぐんと良くなったこと。また、4年生の子たちも1学期と比べて、かなり良くなっています。きっと夏休みにがんばってくれたんだな、と思うと、うれしくなりますね。

 5年生。今まで知識などはほどほどにやっていた人が多かったのですが、今学期のテストの点数は非常に良い人が多いです。日々の目標を着実にこなしていくことが、実力アップの秘訣です。心なしか、授業中の集中力・解説を聞くときの姿勢・添削の提出期限(日曜日に変更しています)など、とても姿勢が良くなってきました。

 1.2年生も新たなメンバーも増えてきて、活気が出てきました。みんな顔つきがひとまわり大人になってきました。音読させても上手になってきましたね。字も丁寧になったし、添削もかなり丁寧に答案を作ってくれるようになってきて、うれしい限りです。

 そして6年生。あと4ヶ月。今のところ、とてもよくがんばっている人とまだまだいけるでしょうという人が2分されています。課題が多くて大変ですが、ここが正念場。そろそろアクセル全開でがんばってほしいところです。まずは、各担当から出される課題をきっちりやること、これを最優先にがんばってください。

                                     む



2008年09月29日

お勧めDVD:ボビーフィッシャーを探して

とある先生がチェスにはまっているからというわけではないですが、才能あるチェス少年の物語。
普通の野球少年ジョシュ・ウェイツキンは、学校帰りに立ち寄る公園で行われている大人たちの賭けチェスゲームを見るのがとても好きだった。そして見よう見まねでいつのまにかルールも覚えていった。
ある日、子どものチェスの才能に気づいた父親が、伝説のコーチとともに英才教育にのめりこんでいく。
正統派の芸術的なチェスを教えようとするコーチ。学校そっちのけで全米各地の大会に参加しようとする父親。母親も交えて「本人のためだ」と教育論をぶつあう大人たち。
そんな中、破竹の連勝を続けていたジョシュは、ある大会の一回戦で格下の相手にわずか7手で敗れてしまう。大雨の中、攻め立てる父親に、ジョシュは「なぜ、パパはぼくから離れているの?」
父親が書いた実話です。
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2008年09月28日

爺のひとりごと016

爺じゃ。

すっかり寒くなって、すっかり秋、というか冬のにおいさえするのぅ。
さて、そこで、いきなり問題じゃ。

毛糸
塵挨
刹那
空虚
清浄

と聞いて、何を想像するかな?
なんとな~く、寂しそうなようすじゃろうか。
ちょっと薄汚れたところ、せつなくむなしくながらも毛糸や埃を掃除してきれいにする。

残念ながら、ハズレじゃ。
実はこれ、小さな数の数え方なんじゃ。
正確な順(10の-1乗、10の-2乗、10の-3乗、…)は、以下のとおりじゃ。













模糊
逡巡
須臾
瞬息
弾指
刹那
六徳



ちなみに、
清=10の-22乗(1を10で22回割った大きさ)
浄=10の-23乗(1を10で23回割った大きさ)
になるんじゃ。

こうみると、清浄って、すごいのぅ。
空気清浄機とか、そうとう空気をきれいにしている感じがするのは爺だけかな。
だから何じゃ?というわけじゃが、特に何もないぞ。

あ、ちなみに、これらをあわせてできた言葉にはこんな意味があるんじゃ。

毛糸(毛や糸のような「細い」もの)
塵挨(ちりやほこりなど「小さな」もの)
刹那(非常に「短い」時間)
空虚(内容が「なく」、むなしいこと)
清浄(よごれが「なく」、きれいなこと)

おやすみじゃ。(爺)



2008年09月27日

宇宙船が月に不時着したらしいです

こんにちは。野村です。

先日、社会人の勉強会の中で
教育サービスの会社の方から「リーダー研修」なるものを受ける機会を得ました。

困難に遭遇したというケースから、
解決策を考え、それをチームで共有し、チームとしての解決策をプレゼンします。
その過程で、問題解決のための発想力、構想力、コミュニケーション能力、リーダーシップ能力等々を
チェックされるというものでした。

正直前職でこういった類の研修にはなれていたので、
「こうすれば発想力のポイントの評価になるんだな」等、素直ではない生徒としてがんばってきました。
結果、変革力、構想力、集約力で評価いただきましたが、
「人の話をちゃんときかない!」「キーマンにしか目が向いていなく、全員を説得しようという強靭性がない」という講評を
いただきました。。。。。 ふむむ。。。 改めます。

で、そういった評価項目以上にショックだったのが、
「野村さん、作業中は静かに」
「野村さん、他のチームの様子をみて発表変えちゃだめです」
「野村さん、途中で飽きないように」
等、なんだか普段自分が生徒に言っていることをそのまま言われていたような・・・・。

いやはや、たまには生徒になってみるのも貴重な体験でした。
自分でやってみておもったのですが、授業中静かにするって難しいですね(笑)。
とりあえず、小学生相手にお題目のように「静かにしろ」という講師にはならないようにしようと思いました。
静かにするときは静かにするけど、緩急つけて教室をコントロールしないと生徒は絶対窮屈だろうなと思いました。

参考に、そのときにやったケースを貼り付けますね。
NASAの研修で使われたものらしいです。模範解答もあるので興味がある方はお声かけください。
(ちなみに野村はNASAの模範解答にはまったく同意できませんでした。いまでも腑に落ちていません・・・。)

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 「あなたの乗った宇宙船が、月で不時着してしまいました。あなたは、200マイル(320キロ)離れた陽のあたっている月面上にある母船とランデブーする予定でした。 しかし、荒っぽい着陸で船が壊れ、船の設備もほとんど壊されてしまいました。 残されたのは次の15点だけです。 あなたの船員の制止は母船に戻れるかどうかにかかっています。陽のあたっている月面上で200マイルの旅のためにもっとも重要な順に並べてください」

 A マッチ棒

 B 濃縮された食べ物

 C 50フィートのナイロンロープ

 D パラシュート

 E 太陽熱利用の携帯用暖房

 F 45口径のピストル

 G 粉末ミルク1ケース

 H 100ポンドの酸素タンク

 I 月面上用の正座図

 J 自動膨張の救命用ボード

 K 方位磁石

 L 水5ガロン(19リットル)

 M 照明弾

 N 注射器の入った救急箱

 O 太陽電池のFM受信送信機


制限時間20分前後で、個人で優先順位をつけ、チームでディスカッションし、
チームとしての方針・アイデアをまとめ、プレゼンしました。

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あえてどこのグループも出さないアイデアを出そうと張り切った野村のチームは、
講師から「長年このケースで研修やっているけどそのアイデアはいままで一度もなかった。」とのこと。

研修って楽しいかも!