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書 籍 紹 介 アーカイブ

2013年06月01日

霧のむこうの不思議な町

1人で出かけた森をぬけてリナが目にしたのは、赤やクリーム色の洋館のたちならぶ、外国のような小さな町。そこで不思議な住人たちと出会います。意地悪なお婆さんに強制的に働かされて、それを通して成長していくリナ…。
ここまでであの有名映画の元になっているとわかりますね。

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2013年04月30日

「かわ」鈴木のりたけ著

源流から始まり、上流、中流、里川、湖、田んぼ・・・と海に出るまでの川の様子を見開き1ページずつとても温かいタッチで描いた絵本図鑑です。私は小さい頃ザリガニを採りによく川へ遊びに行っていましたが、実際の写真よりも川の現実が読み取れる絵だなと思いました。夏の探検のお供に是非。
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あたたかく、味があるタッチかつマニアック
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上流から下流まで様々な場面を描いています

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2012年12月28日

脳を鍛えるには運動しかない!

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かなり売れている本ですが、運動をしている人がなんとなく感じていたことをうまく説明しているような気がします。まあ、人はある程度自分が作ったストーリーに合うものを喜んで受け入れがちなので、運動好きな人の自己肯定本かもしれません。ただ、私は結構この本の内容を信じてます。

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2012年03月02日

100km! 片川優子

主人公が高校生なので出題されるとは思いませんが、ロジムの本棚で発見して帰りがてら読みました。限界を超えて走ったり、歩いたりすると本当に様々な発見と成長があるんです。感想は、別にこの本読まなくてもいいけど、「は!?無理でしょ!!」ってことにチャレンジさせてあげたいなと。
私はこの本自体に本当に共感するところが多かったのですが、作者が実際に100km歩いた体験がベースになった作品と知って納得。執筆時22才です。

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2011年01月07日

英語で算数を学ぶ

低学年時は物語ばかり読んでいると思いますが、算数(数学)の問題文や説明は非常に明解な文体で書かれているので読解練習にもってこいです。
あまり学ぶことのない算数(数学)用語にも慣れることが出来て、英語「で」学ぶ最初の1冊にぴったりでしょう。
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2010年08月28日

Newton 図形に強くなる

これを読んでも図形に強くはならないと思いますが、図形をじっくり愉しむには良い内容です。
以下、出版社の紹介文です。

幾何学とは,図形を研究する学問のことです。幾何学は古代エジプトで土地を測量するため生まれたとされています。そして,現在でも幾何学の知識は,何かを設計したり,形づくったりする際に不可欠なものです。
 本書では,幾何学の歴史から幾何学の基礎,そして,「円」と「球」についてくわしく紹介しています。また現在,2兆けたをこえた「円周率π」についてもくわしくみていきます。
 また,最も美しい比率といわれる「黄金比」が,図形や自然界にしばしば出現する謎にも迫っていきます。さらに,現実にはあり得ない図形(不可能図形)で有名な「エッシャーのだまし絵」の立体化などにも挑戦します。教科書では習わない図形の魅力が盛りだくさんの1冊です。ぜひご一読ください。
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2010年03月07日

新井紀子さん

数学書のコーナーに「数学は言葉」という本が平積みになっていますね。
「ハッピーになる算数」などの著者で女性が書いたかわいらしい算数・数学入門書という珍しさで手に取りましたが、新井さんの本は、他の数学啓蒙書とは違うスタンスが非常に読みやすいですね。
何より、自ら「数学が大嫌いだった」という数学者は非常に珍しいですね。数学の楽しさを一生懸命説いてくれる方々は、生粋の数学好きがほとんどですから。で、数学嫌いの人間にとってはそういった人たちの熱さが非常にうっとうしかったりすると。
新井さんは「普通の」生徒が不満に思い、つまらなさを感じるポイントを実に的確に理解し、やさしく対処していきます。
そんなやさしい新井さんは、「生き抜くための数学入門」の中で非常に強いメッセージを発しています。それは、
「現代社会は情報量も選択肢も非常に多い世界であり、この世界では見えないリスクや未来について、「だから」「なぜ」という論理的・数学的な思考で考えられないと幸せになる確率が格段に下がってしまう。」
ということです。
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新井さんは、日本の大学で法律を学んだ後、アメリカの大学で数学の博士号を取った方です。

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2009年12月14日

算木の家

女子校で推薦図書となっていることの多い「算法少女」の作者の新作です。
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算木の家 遠藤 寛子 (著)

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2009年11月14日

NHKスペシャル 魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~

本ではなくてテレビ番組の紹介です。先ほど番組の宣伝をみたばかりですが。

NHKスペシャル 魔性の難問 ~リーマン予想・天才たちの闘い~
明日15日21時〜NHK総合です。

今からちょうど150年前1859年、ドイツの数学者リーマンが予想したのが「リーマン予想」です。未だに解決されていないこの問題は、ゼータ関数と名付けられた以下の関数について

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ζ(s)の自明でない零点sは、全て実部が1/2の直線上に存在する。

というものです。何のことやら?という感じだと思いますが、この予想が証明されると素数の分布が明らかになるといわれています。

さて、2007年に放送された「ポワンカレ予想」の番組(数学者はキノコ狩りの夢を見る)は賞を獲得するような出来でしたが、どのような番組になるのでしょうか。楽しみですね。

ちなみに東京工業大学の黒川教授がリーマン予想の研究(解説?)者として有名です。
問題自体がかなり難しいものですが、興味を持った方は
リーマン予想は解決するのか?_絶対数学の戦略(黒川信重 小島寛之)を是非。
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素数とは?からかなり簡潔にリーマン予想自体を解説してくれます。

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2009年10月21日

アンゴウカイドク

新刊を待ち遠しく思う作家は2人しかいません。

そのうちの1人、サイモン・シンの「暗号解読」です。いつのまにか文庫になっていました。
数学科出身の知人が暗号関連の仕事をしているので内容にも興味がありました。
ギリシャ時代から使われてきた「暗号」。その技術や関わってきた人々の物語です。

みなさんも小説やパズルゲームなどで馴染みのある暗号ですが、現代の暗号はまさに最先端の知能が結集されている分野です。
素因数分解の難しさを応用したRSA暗号などは小学生でもその仕組みを理解出来ますので是非調べてみて下さい。
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以前紹介した「フェルマーの最終定理」の著者です。

かりの

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karino

プロフィール

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら

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