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まいにちロジムだより (2012年06月)
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まいにちロジム受講者の方へのニュースレターです。
まいにちロジムに関するお便りです。毎月1回発行予定です。
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【目次】
1.作問者紹介
2.成績優秀者
3.6月の各科目カリキュラム
4.ピックアップ1問
5.おすすめ書籍
6.質問コーナー
7.編集後記
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1.作問者紹介
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まいにちロジムの問題はロジム講師陣により全問オリジナルで作成された問題です。何回かにわたり、問題作成を担当するロジム講師を紹介し、作問への想いを紹介します。
今回は、本ニュースレターの編集者でもある私、野村です。
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こんにちは。ロジム野村です。(http://lojim.net/introduction.html ページ下段)「まいにちロジム」全体の問題の監督、およびロジカルシンキングの作成を担当しています。
作問時気をつけているのは、生徒が問題を解くことで能力アップがなされる以上に、その問題を間違えることで生徒のボトルネック(引っかかっている箇所)がわかる問題であるべきということでした。
簡単に言えば、その問題を間違えた生徒が、どういった弱点を持っているかが詳細にわかる問題こそ、価値のある問題だと思います。教師がついていなくとも「問題自体が生徒を指導できる問題」、ここに拘っています。
「まいにちロジム」を作り始めた時、最初の1問は、以下のような問題でした。「1/3mは何センチですか」と問う問題ではなく、
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次の分数の意味を答えなさい。1/3m
(ア)3mを1つに分けたもの
(イ)1を3mで分けたものの1つ分
(ウ)1mを3つに分けたものの1つ分
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この1問に「まいにちロジム」の意味が端的に込められています。
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2.成績優秀者
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(5月1日~5月31日 全科目正答数順位)
・L1コース
1位★Chima
1位★00000287
3位★ねこまーく
・L2コース
1位★kotaro
2位★とも
3位★red3
・L3コース
1位★nozomi
2位★Moe-chan
3位★sola
・L4コース
1位★オーロラ姫
1位★くろねこミミコ
3位★うーたん
・理社コース
1位★ミニシュナゾフィー
2位★Rocket
3位★天下統一
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3.6月の各科目カリキュラム
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【 L1 】
算数:数を数える、順番を数える
国語:主語・述語、助詞、つなぎ言葉
ロジ:物事を正しくグループ分けする、つなぎ言葉の役目を知る、規則性を見抜く
【 L2 】
算数:長さの読み取りと足し引き、式から未知数を求める(方程式の概念)
国語:慣用句、擬声語、ことわざ、接続詞
ロジ:正しいと言えることを考える、文章の前後関係理解
【 L3 】
算数:四則計算、円と球の計算、倍数に関する計算
国語:接続関係、大意の読み取り
ロジ:断片情報の積み上げ、因果関係判断、前提と結論、比較判断
【 L4 】
算数:覆面算、間の数、倍数についての立式、「単位あたり」
国語:心情表現、接続関係、段落構成
ロジ:抜けている前提、差分比較、原因と結果の判断、「AならばB」と「BならばA」
【 理社 】
理科:てんびんとばね、音と光、物のとけ方、植物の成長
社会:九州地方、四国地方、近畿地方
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4.ピックアップ1問
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5月の「まいにちロジム」から、注目したい一問を紹介します。
2012年5月1日配信のL3コース:ロジカルシンキングの1問を紹介します。
=【問題】====================
花火はさまざまな火薬をつかって作られます。
ここにある2つの花火は以下の火薬を用いて作られています。
花火① 火薬A、火薬B、(火薬Cは入っていない) 色=青・黄
花火② 火薬A、火薬C、(火薬Bは入っていない) 色=赤・黄
この火薬は一つにつき、一つの色を出すことができます。
また、それぞれの火薬が出す色は、おたがいちがうものとします。
(たとえば火薬Aが赤色を出すならば、火薬Bと火薬Cは赤色を出すことはない)
火薬A、火薬B、火薬Cが出す色の組合せとして正しいものをア~エからえらびなさい。
ア.火薬A-赤 火薬B-青 火薬C-黄
イ.火薬A-青 火薬B-赤 火薬C-黄
ウ.火薬A-黄 火薬B-赤 火薬C-青
エ.火薬A-黄 火薬B-青 火薬C-赤
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【解説】
花火①のけっかから、火薬A ⇒青色、もしくは黄色
火薬B ⇒青色、もしくは黄色
ということがわかります。
花火②のけっかから、火薬A ⇒赤色、もしくは黄色
火薬C ⇒赤色、もしくは黄色
ということがわかります。
ここから、火薬Aは、黄色を出す火薬だということがわかります。
すると、火薬Bが青色を出し、火薬Cが赤色を出すということがわかります。
【保護者向け解説】
ロジムの教室でも重点的に扱っている「比べる」技術です。普段何気なく「比べる」と口にしますが、それは全体を把握し、差分を求めるという極めて論理的な行為です。
差異を1つにして結果の原因を特定する。学校ではなかなか技術として教わらず、それゆえできる子は単に「頭がいい」で片付けられてしまい、できない生徒に対しては「がんばれ」という不親切な叱咤激励で済まされている様子をよく目にします。
差を1つにして結果の原因を特定する「差分問題」「対照実験問題」はL3、L4で月一回のペースで出題しています。
【解答】エ
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5.おすすめ書籍
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10才までに覚えておきたいちょっと難しい1000のことば
http://goo.gl/TNv7U(AMAZON)
ロジムの国語の授業の宿題で使用しているので既にお馴染みですね。知識暗記よりも、思考の運用が大切というのはもちろんそうなんでしょうが、思考の土台として知識は絶対に必要です。
いまいち学習効果が現れない生徒を詳細にチェックしてみると、思考運用以前にそもそも基礎的な知識不足がボトルネックになっているということはよくあります。そしてそういう生徒ほど(または生徒の親御様ほど)知識学習を疎かにしています。
この書籍にあげられている1000の言葉の意味が説明できて、例文が作れれば小学生としては十分ではないかと思います。
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6.質問コーナー
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「まいにちロジム」に関するご質問に応えます。
質問がある方は info@lojim.net にメールを下さい。
最近寄せられたQ&Aを紹介します。
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Q)以前にお試し受講をし、半年空いてしまいました。再びお試し受講できますか。
A)2度目の無料体験受講はできません。無料の体験受講は、「まいにちロジム」のシステム・仕組みを体験していただくことを主旨としています。問題を確認したい場合は、サンプルページを御覧ください。http://www.lojim.net/sample.html
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Q)夏休みに旅行に行くので、問題をまとめてもらえないか。
A)申し訳ありませんが、現状できません。問題プリントを月始めにまとめて郵送にてお渡しする「郵送コース」が用意でき次第ご案内します。(郵送コースも解答送信、解答解説確認はインターネットで行います)
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Q)定着度合いをはかるためにテストをやってくれませんか
A)不定期の催しとして「まいにちロジム」上で進度確認テストができないか検討します。
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その他Q&Aページはこちら http://lojim.net/faq.html
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7.編集後記
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今回から何回かに渡って、まいにちロジムの問題を作っているロジムの先生を紹介します。今回は恐縮ながら私野村でした。ちょっと堅苦しい自己紹介でしたが他の先生のもお楽しみに。
★★★
理科の教科書によく出てくる「シロツメクサ」が「クローバー」だということを最近知りました。クローバーと言えば四つ葉のそれを探して、何百枚とその葉を見たはずです。理科を担当する先生としては失格もいいところなんですが、これこそ教科書と日常生活に大きな隔たりがある例だと思いました。教室で教える内容を、小学生の日常生活と徹底的にリンクさせる教材設計を心がけないといけないと思いをあらたにしました。
★★★
取りあげて欲しい質問や、ピックアップして欲しい1問を是非是非お寄せ下さい。皆さんと一緒に「まいにちロジム」を盛り上げていきたいと思います。
ロジム(野村)
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├○ 1日10分の基礎学力養成
│ 学習塾ロジムの通信教材
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