2008年10月30日

助け船はほどほどに

春眠を覚えずなんてよく言いますが、なんだか秋は秋で
生活のリズムが崩れやすいような気がします。
最近どうも寝起きが悪い気がして、先日目覚まし時計を
一個買い足しました。竹村です。

ところで、このあいだクラスでこんなことがありました。
ある生徒の先週の作文の一部がとても良く書けていたので、
授業の最初に紹介しました。その後、今週の課題を手がけている最中
上からのぞいて回っていると、その生徒ちょうどその欄で手が止まってしまっています。
それでもその子なら大丈夫だろうと判断して7、8分後にまた帰ってくると
相変わらず空欄のまま。「何にも思いつかない?」「うん。」

と答えるので「でも先週のはすごく良かったよ?」と勇気付けるつもりでいってみると

「…あれはお母さんがやってくれたから。」

その後作業を手伝ううちに結局その部分を作ることに関しては、
その子は特に得意ではなかったことが分かったのですが、
正直ちょっと困ってしまいました。

ある子が何が得意で何が不得意なのか、何が習得できていて何ができていないのか、
きちんと把握できないと、的確に指導できなくなってしまうことがあります。

お子様がまったく手がつけられない場合は、是非宿題のお手伝いを
してあげて欲しいのですが、そうでなければできれば「お手伝い」のレベルを
超えないようにしていただけると幸いです。



2008年10月29日

身に付くのは3回目位から

6年生クラスで、夏休みから2学期にかけて扱った問題のうち、正答率が低かったものだけまとめてテスト形式で演習している。予告済みだったが一部出来が悪い。
算数は、一回目に間違えた問題は、解説を聞いたり、解答を見たりしただけで二回目にすぐ出来るということはほとんどない。解答・解説によって一旦わかったつもりになるのだが、いざ自力で最初から最後まで解くとなると大変なのだ。とにかく、自力で解けるようにしっかりと解き直すことが大切。
入試が終わった後、問題をもって生徒たちがロジムに戻ってきますが、「やったことがある問題ばかりだった」と驚きの声が多い。新傾向の問題など手詰まりの状況だからあたりまえなのだが、いざ採点すると細かいミスが多いことがある。これが合否を分けるのだ。
卒業後、参考書を寄付してくれる生徒は多いが、「繰り返していないので綺麗なものが多い」脇見運転タイプはあまり結果が良くない。
良い話としては、宿題や個別の課題を一番頑張って来た生徒が一気に伸びてきた。学問に王道なし。



11月3日(月) と 11月24日(月)

リマインドになりますが、
11月3日(月)と11月24日(月)は祝日(振替休日)のため、
5時間前倒しの授業となります。 (例:通常17時スタートの授業は12時スタートに)

11月3日のロジカルシンキングの募集ページで、
時間が通常通り(17時~)になっておりました。訂正いたしました。


スケジュールのご確認再度よろしくお願いします。



2008年10月28日

門前の小僧習わぬ経をよむ

 こんばんは。今日は久々にいい天気でしたね。こんな天気が続くといいのですが。

 さて、タイトルは何のことはなく、
「門前仲町の小僧(私め)が習ったこともないお経を初めて読みました」
ということです。

 本日法事でお経を読む機会がありまして、般若心経を高らかに?読んでまいりました。
もちろん何を言っているのかはわかりませんが、なんとなく木魚のリズムに合わせて
読むと、気分が平和になっていく気がしました。

 経を読むときの最も大事なことは、気分なのだそうです。間違えを恐れて、緊張して読んでいると
聞くほう(仏様)も緊張してつまらないので、何より気分よく読んで、仏様ともども楽しい気分に
なりましょう、ってことですね。

 これは、なるほど、と思いました。私も経なんてむずかしいよ、と思っていた口でしたから
ちょっと新鮮な発見でありましたし、さすが、すべてに通じる教えを含んでいるものだな、
と改めて、お釈迦様や弘法大師(真言宗)の教えの偉大さを垣間見た気がしました。

 たしかに何事もやるほうが気分良くないと、受け取るほうもなんか気分が良くないですね。
勉強も然り。私が気分よく、そして間違いを恐れず、楽しくやろうという姿勢でなければなあ、
と感じた次第であります。

 というわけで、これからも気分の乗った楽しい勉強を志して、日々研鑽を重ねていきますので
ご期待くださいね。
                                               む



2008年10月27日

虚数

日曜日に、門前仲町から駒場東大前に向かう電車の中の中吊り広告で気になり、本日早朝に立ち読み。私は、この雑誌を大学生になるまで知りませんでしたが、小学生でも読める部分が結構多いです。NEWTONの「虚数」特集です。
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本日発売。出来たてほやほやです。



2008年10月26日

爺のひとりごと020

爺じゃ。

そうそう、爺はついこの間、数年ぶりに蚊に刺されたんじゃ。
それが、かゆくてかゆくてたまらなくてのぅ。
左足に、赤い大きな腫れが4ヶ所…。
何かちょいと触れるたびにかゆみがよみがえり、たまらん。
虫さされの薬を塗っても、一向によくならんのじゃ。
本当に蚊なんじゃろうかと疑問におもうほどじゃぞ。

で、ふとおもったのが、なぜ蚊に血を吸われるとかゆくなるか知っておるかの?
実は、たっぷりと血を吸われたほうがかゆみは小さいんじゃ。
蚊は動物の皮膚にとまると、「上あごと下あごの先にある歯」でその皮膚を破り、
「フン」と呼ばれる細長い管を差し入れるんじゃ。
この時、胸のところにある器官から、蚊の「唾液」がでて、
フンを通して動物のからだの中に流れ込むのじゃが、この唾液こそがかゆみの原因。
この唾液には、血液が固まらないようにする物質が含まれているわけで、
動物の血は空気に触れても固まりはせん。
そのため、蚊が血を吸うのもスムーズにいくというわけなんじゃな。
そして、蚊が血をたっぷり吸ったときは血液とともにこの唾液も吸い戻しているので、
結果かゆみが少なくなるんじゃよ。
だから、ふと自分の体にとまった蚊を見たときは…

◇まだ止まったばかりだと察して、すぐに叩くべきか
◇だいぶさされてる可能性を考慮し、かゆみを抑えるためにしばらくさされたままでいるべきか

は、お主しだいじゃ。

ちなみに、爺は、瞬殺じゃがな。
おやすみじゃ。(爺)

かゆい…。




ロジカルシンキング第8回(11/17-11/23)  受付を開始

ロジカルシンキング第8回(11/17-11/23)
の受付を開始します。


http://www.lojim.jp/logical_form/postmail.html

内容は、こちら
*どの回も重要ですが、この回の「仮説思考」は
ロジカルシンキングの応用という分野で特に重要な回です。

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キャンセル待ちの方がいらっしゃる時間帯もあります。
御欠席のわかっている日に関しては、なにとぞ欠席連絡を
いただけるよう御協力よろしくお願いいたします。

*無断欠席の多い方に関しては、大変申し訳ございませんが、
受付をお断りする場合がございます。



2008年10月25日

理由のない禁止はほどほどに

こんばんは!野村です。
時間がたつのが早いですね。
ほんとに。

気付いたらもう11月はすぐそこですね。

受験があったり来年の準備があったりと、想像しただけで
ちょっと焦っちゃいますね。

最近思うのですが、
いちいち生徒から「先生、余白にメモしていいですか?」
「先生、ホワイトボードうつすべきですか?」
等、ほかにもいろいろあるのですが、質問される機会が多いのが気になります。

まず、余白にメモしちゃだめってことなんてありえるんでしょうかね。

思ったのは、さぞかし頻繁に小学校や御家庭(?)で「これはやっちゃだめ」
といわれているのかなと心配になってしまいますね。

もちろん、やるべきこと、やっていいことと、やってはいけないことの
線引きを大人が教えるのはとても大事なことですが、
「普段大人から強権的に行動を制約され、そして生徒は納得せずに
盲目的にしたがっているのだろうな」
と思わせられるような
生徒の質問・発言が多くて気になりました。

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野村久々に引越しをすることに!
いいすね!引越し!めんどくさいけど何回やっても楽しいです。



2008年10月24日

敵は見えないところからやってくる

最近、新しいスタッフさんが何人か入り、スタッフ道がなんたるかを教えています。
そして教えていて分かったことがあります。
それは、自分は人に物を教えるのが下手だと(苦笑)

人に教えるということは、そのことを自分が理解していないと出来ないと思っています。
とあるソフトの基本的な使い方を教えるのも四苦八苦してしまいました。
順序よく説明できないというか、簡潔に上手く話せないなぁと実感しました。

自分が初めて扱うソフトも習うより慣れる、で今までパソコンに触れてきました。
余程わからない、もしくは興味がない場合以外は、説明書や参考書は読みません。
色々いじって覚える。トライアンドエラーの繰り返しです。

そういう覚え方をしている人間がいざ人に教えるとなると言葉が出ない…
自分の中でアレやコレと抽象的に捉えているものを他人に具体的に伝えるのがどれだけ難しいことか…

人に物を教える。
簡単に思えて、意外と難しい…

今後も、こういう機会は増えるでしょうから、普段からもう少し自分の仕事に自信を持って臨む、もとい責任を感じつつやらねば。
と軽い危機感に煽られています。

では、また。



2008年10月23日

ひたすら速く速く音読してみる

気がつけば10月も終わりに近づいてきましたね。竹村です。

ところで、低学年の文章の読めない子供に個人的におすすめしたいトレーニングがあります。
といっても特に珍しい方法ではなくてただの音読です。
音読なのですが、常日頃言われる「心を込めて」読む音読ではなくて
「ひたすら速く」読んでみる音読。

読みながら意味を考えたり、登場人物の気持ちを想像したり、抑揚をつけて感動的にアレンジ
することは一切しないで、ひたすら速く速く文字を音声化してみる。

やってみると分かりますが、意外とできません。きちんと発音できていなかったり、
同じ行を二回読んでしまったり、きるところをまちがえてしまったり。

竹村の勝手な持論ですが、まだ文字を読む作業に慣れていない低学年の子では、
大体この作業のスピード=本を読めるスピード=文章を理解できる力、だと思います。

ちなみに、この方法を応用して新聞等でやってみると、意外と大人でもトレーニングになります。
外国語(もちろん発音がおかしくならないように注意して)でやったりすると、短い時間でも
なんだか脳みそがざらざらした雑巾になってしまったような疲労感に襲われます。

現代人なら大人になるまでに皆できるようになってしまうので軽視されがちですが、
本来文字を理解する能力は、生来備わっている会話の能力とは全く別の、
訓練によってしか身につけられない高度な技術です。

文章に書かれている内容を理解する、与えられた情報から自分なりに物事を推測
してみる、といったことはそういう技術がきちんと備わった上で初めて可能に
なります。

是非一度試してみてください。競争にして、よーいどん、で始めてみたりするとなかなか
盛り上がります。