2008年08月14日

本を読む子


よく、本を読むひと、本を読まないひと、なんてひとくくりにされますが
これはなかなか乱暴なくくり方だなあ、とおもいます。
例えば運動をするひと、といっても
どんな運動をするのか、どのくらいするのか、などによって大分違ってしまうのと同じように
本を読むひと、の中にも実はいろいろなタイプが入ると思います。

一般的にはどんなジャンルの本もまんべんなく読む人、というのは結構珍しく
たいていの人は"ジャンル読み""作家読み""シリーズ読み"など何らかのルール
に基づいてかなり偏った本を読んでいると思います。
これらは全部竹村が今作った造語で"同じジャンルの作品だけ読む人""同じ作家の作品だけ読む人"
"同じシリーズの作品だけ読む人"を意味します。
たとえば"僕は推理小説しか読みません"とか"本は読まないけどハリーポッターシリーズは別"
といったふうに。ちなみに竹村は典型的な作家読みの人間でそれも同じ本ばかり何回も繰り返して読むタイプです。

小学生でたいてい"本を読む子"といわれる子はたいていシリーズ読みで
何らかのきっかけで一冊本をよんだらのめりこんでしまい 、
あとはドミノ倒し式に次々と同じシリーズをよんでしまって、
気がつくと"本を読む子"という 人種になっていた というのが一番多いパターンではないかな、
と思います。

ただ乱暴なくくりではあっても"運動をする子"が運動全般において有利なように
"本を読む子"は文字を使った活動全般においてかなり有利になることが多いので
そういう意味では"本を読む子"になってくれるとうれしいです。

今あまり本を読まない子たちには
ドミノ倒しの最初の一冊との出会いがすぐそこで待ち構えていることを願います。



2008年08月13日

長い長い夜に

このタームには、「立体図形」と「場合の数と規則性」という講座があります。どちらも苦手とする生徒が多いのですが、これに「整数の性質」「平面図形」を加えた4分野は小学生の算数、さらには初等数学において花形分野です。いずれも、自分で手を動かし、試行錯誤をしなくてはいけません。だから苦手とする生徒が多いというのは悲しいことですが、これらにしっかりと取り組むことなくして算数や数学が得意になることは絶対にないと言えるでしょう。せっかくの休みです。1問にじっくり取り組んでみてはいかがでしょうか。
DSCN1125.JPG
立体図形の授業風景。CGを使うと切り口の変化などは、実際に切る以上にわかりやすく観察できます。

プレゼント問題
10を2の2乗で割ると余りは2の1乗
100を2の3乗で割ると余りは2の2乗
1000を2の4乗で割ると余りは2の3乗
10000を2の5乗で割ると余りは2の4乗
(2の〜乗とは2を〜回掛けたもの。2の4乗は2×2×2×2=16)
なぜこのような規則になるのだろう?



2学期ロジカルシンキング 都度申込 受付開始

2学期ロジカルシンキング 都度申込(1回ごとに申し込む方法) 
の受付を開始します。

第1回 9月8日~9月14日 の週
第2回 9月22日~9月28日 の週
第3回 9月29日~10月5日 の週

の申込みが可能です。

http://www.lojim.jp
トップページ → ロジカルシンキング のページよりお申込み入力いただきます。

2科目以上受講の方、また、既に2学期一括での申し込み済みの方は、
新たにお申込みの必要はございません。



2008年08月12日

夏も半ばをすぎて

 こんにちは。いよいよ夏休みも後半に入ってきました。巷ではオリンピックが盛り上がっていますが、受験生にとっても夏は天王山。みんながんばっているな、という印象はありますが、それは他の6年生も一緒です。気をぬかずにがんばってほしいところです。
 
 さて、翻って特に低学年や中学年のお子様についてですが、講習会が終わった後、どのような勉強をすればよいのかという声をよく聞きます。それに関して少しだけ。

 基本的には各授業の最後には夏の後半を過ごすための課題や、夏休みを通じての課題が出されていることと思いますので、それをしっかりやることが大切です。
 逆にそれが終わってすっきりした状態であれば、特に続けて課題を設ける必要は多くありません。

 それよりも、自由な読書や夏休みの自由研究などに意欲的に取り組んでほしいと思います。机上の勉強だけでなく、自ら興味をもった本を読んだり、興味を持ったものを観察したりすることが後々大きな経験となって生きてきます。
 いろいろな植物を観察したり(花びらの色・枚数・つき方など)、旅行に行ったときのルートを地図で調べてみたり(どの県を通ったのかなど)、田舎の山で星や月の観察をしてみたり…。

 今のうちに生きた経験をたくさんして、好きなもの、興味を持てるものをたくさん見つけられると素敵ですよね。もちろん自然科学だけでなく、算数が好きなら算数、パズルがすきならパズル、本が好きなら本、でもいいと思います。この夏に、自分が「面白い」と思えることがひとつでも見つかったら、とてもすばらしいことですね。             
                                           む



2008年08月11日

繰り返し繰り返し

6年生は昼、夜2回の算数の問題演習が行われていますね。すでに小学生として必要な知識はほぼ理解している状態になっているのですが、問題を解く力というのは自分の手を動かして解ききって初めてついてくるものです。解説も同じような内容が繰り返されているのですが、問題を読んで「またあの問題か。いつも先生が、・・・っていってるやつだよな。」とすこしうんざりしてきたら力がついてきた証拠です。小学校の算数としては総まとめの時期ですが、数学まで含めればまだまだ基礎段階。いい機会ですから、集中してトレーニングしましょう。
余談ですが、中学入学後もこういったトレーニングは必要ですよ。受験が終わるととたんに反復トレーニングを馬鹿にする生徒&保護者が多くなりますが、数学でこそこういったトレーニングは必要です。ファインマンさん曰く、大学で壁にぶつかる生徒の多くがこういったトレーニングを怠っているからだということです。学問は修士を終える位まではすべて基礎。しっかり取り組みましょう。



2008年08月10日

爺のひとりごと010

爺じゃ。

ついに、オリンピックが開幕したのぅ。
開会式は、2008年8月8日午後8時8分(現地時刻)だったそうな。
末広がりの8を並べることや、事前に雨を降らすことや、
とにかく中国では気合の入ったイベントとなったようじゃな。

日本選手の頑張りを応援しながら、
爺もこの暑い夏を気合で乗り切ることにするわけじゃ。

そうそう、家の前のとうもろこしが刈り取られ、やたら鼻がかゆい。
まったく迷惑な話じゃ。
でも爺はエアコンを使わん。
今日は涼しいからのぅ。
どうでもいいことじゃが、エコロ爺継続中じゃな。

おやすみじゃ。



2008年08月09日

夏期雑記

夏期講習も半分くらいが終了しましたね。
生徒の皆さん、保護者の皆さん、お疲れ様です。

来週もてんこ盛りに授業がありますが、暑さに負けず、
そしてクーラーに負けず、勉強をたのしめたらいいなと思います。

さて、

特に3年生以下なのでしょうが、

・音読をするときに読めない漢字を「習っていない!」と開き直らないこと。読めなかったらまず予想してみる。文脈を把握しているかどうかという観点でもこれはとても大事なトレーニングです。
読めない漢字を見つけては「習ってない!」となぜか半切れの生徒がいますが、このクセを直さないと絶対勉強できるようになりません。

低学年の夏期講習で、未習の漢字をめげずにどんどん文脈から予想して読みすすめてくれる生徒に出会いました。彼は伸びるだろうなあと思って、上記書き留めました。

・ほとんどの生徒に当てはまることですが、
国語で問題文本文を読む以上に、設問をじっくり読むクセをつけたいところです。
「なにを聞かれているのか」の把握がまだまだ不十分な生徒が多いかなという印象です。

家庭学習の際にも保護者の皆さんが、安易に問題文で聞かれていることを説明しないようにしてください。


設問を読み違えて、解答を間違い、そして書き直すという(煩雑な)プロセスを繰り返すしか、
設問の読み込みを軽視するクセを直す方法はありません。




2008年08月08日

スタッフからみたロジムの先生

どうも、こんにちは。スタッフの広田です。

自分は三国志のことばかり書いていたのですが、今回は路線を変えて広田から見た「ロジムの先生」という題目で書いてみようと思います。

自分はもちろん生徒ではなく、先生でもない。
年齢もちょうど生徒と先生の中間くらいです。
自分が思うに、ロジムの先生方はとてもユーモアな方たちだと感じます。
ぶっちゃけて言えば、面白い。
やはり「学校の先生」とは違うな、と。

そもそも「学校の先生」というイメージも個々で違いますが、自分のイメージでは「堅い」というのが先行してしまいます。
自分の親族には教師が多いのですが、見ていてどこか「堅い」なぁと感じます。
あくまで抽象的な感覚ですし、全ての学校の先生がそうとは限りませんが、自分のイメージとしたらそのような感じです。

話が脱線したので戻します。
もちろん塾と学校との違いはありますが、やはり人生の経験値が違うというか、学校の先生にはまずいない性格をしているなぁと思います。
自分も過去に塾(某、栄えて光るゼミナール)に通っていましたが、そういう大手にいる先生とも違うかなと感じます。

何が違うか具体的に挙げてみると、「距離」が違いますね。
生徒はもちろんなんですが仲が良い、というか良すぎる。
まるで友だちのような関係に見えます。
それが良いのか悪いのか、という解釈より、「授業と授業外のスイッチの入れ方」が一般的に思われている先生のイメージとの違いなんでしょうか。
故に「距離」が違うと感じます。
一方で保護者の方とも「距離」が違うと見ていて感じます。
授業の話以外にも世間話的な会話をよく耳にしていますし、とてもフランクな関係なんだなと。

ロジムが一般的に言われる「塾」との違いがそこにあるのだと思います。


一応、某学年の生徒さんたちに意識調査として一番面白い先生は誰か、と聞いてみたりしたんですが今後の関係に支障をきたさないためにも広田の胸の中に秘めておきたいと思います。
一人一人の先生を紹介すると上記のようなぎこちなさが生まれる可能性も否定できないので、ロジムの先生という枠で話させていただきました。
そんなこと言っても広田は十分に優しくしてもらっていますし、ロジムの環境にも全然文句はないので誤解なさらぬよう先生方お願いします。広田は皆さんが大好きです(笑)



2008年08月07日

勉強をすると痩せる?

こんにちは。竹村です。
俗に"ガリ勉"という言葉があります。"ガリガリ勉強する"
の略なのだろうと思います。

一般的には勉強ばかりしている人をネガティブにいう時に使われるのですが、
それはそれとして一生懸命勉強している人は"がりがり"になるまで、
げっそりやせてしまうまで勉強している、というイメージがあると思います。

と、いうことは一生懸命勉強すればダイエットになって一石二鳥?なのでしょうか?
竹村の大学受験時代の経験からいうと、これは半分正解で半分不正解だと思います。

確かに、なかには勉強に専念するうちにどんどんやせていく人もいます。友人の中には
みんなからぽっちゃりしていると思われていたのに、受験直前には鉛筆のように
なってしまった人もいました。

しかし、その反対に勉強すればするほど逆にぷくぷくと太っていく人も沢山います。
竹村はその典型で、受験直前の半年で体重が4キロ増えました。
友人の中には9キロ太ってしまった人もいます。

当時は、やせていくタイプの友人は受験直前にもなるとなんだか外見から悲壮感すら漂ってきて
いかにも勉強しているように見えるのに、太っていくタイプの人間は同じ時間勉強しても
ずっと余裕があってお気楽そうに思われたりして不公平だと感じたものでした。

もちろんどちらにしてもあまり好ましい現象ではなく、
体型が変わらないのが一番です。"体型が変わってしまうほどべんきょうする "
というと聞こえはいいですが、直接的には健康状態が悪くなっているだけで
勉強にとってプラスに働くわけではありません。

体の調子が悪くなってくれば疲れやすくなるし、
自然頭の調子にもよくない影響が出てきます。
また、合格後には体力の衰えを痛感してひどく後悔したものでした。

小学生の皆さんにはもしかしたらそこまで関係のない話かもしれませんが、
それでも勉強が大変な時こそ健康を保って良いコンディションで勉強できるよう
気を使ってほしいと思います。



2008年08月06日

小学校の時の夢

って大概叶えるのが難しいですよね。
小学校の同級生でご近所だった野球少年のO君。1年生の時から、本当に毎日ランニングと素振りをしていました。3年生の時にクラスで発表した「私の夢」で、「関東第一高校に行って甲子園に行く!」と宣言していましたが、10年後に彼が関東第一高校のユニフォームを着て甲子園で行進している姿をテレビで目にした時、夢を叶える奴ってやっぱりがんばり続けた人間なんだなと実感したのを覚えています。
Jリーガーとなった近所のJ君も、宇宙開発事業団で働いている親戚のお兄さんも、電車の設計をしている幼稚園の同級生のNくんも、子供の時から大変な執着心で夢を追いかけていました。
それぐらい好きなことに巡り会えるという運の良さと、周りになんと言われようと追いかけ続ける強靭な精神力。鍛えて身に付くものなのか、天性のものなのか。いずれにせよ、一流の人間が持ち合わせているものであることは確かなのでしょう。
子供が好きでがんばっていることは必ず応援すること。そして自分も傍観者にならず夢に向かってがんばること。やはり大事だなと、甲子園を見ながら思いました。