2006年10月04日

作者のいいたいこと

国語という科目を教えているとよく出会う問題が、


「作者の言いたいことともっとも近いものを
次のア〜エから選びなさい。」


作者に聞いたんですか??と
ときどきつっこみたくなるんですが、


これってあれなんですね、
「学校で教えられる読み方に従い、かつ世間の常識と照らし合わせて、
『きっと作者はこんなこといいたいのだろう」と思われる選択肢を
次のア〜エから選びなさい」


ということなんですね。


このことに対して、
「日本の教育は多数の常識というカタに当てはめようとする
画一人格生産教育だ」
と言い放つことは簡単です。


確かにそういった面もありますが、
自分が所属する、もしくは所属しようとする共同体の常識を推し量る
能力は必要だと思います。
むしろ国語の試験で独創的な発想力は求められていないのだと
割り切るべきではないかなと思います。


そういったことを考えさせてくれるもしろい文章を紹介します。
「入試問題と著者」http://www.apa-apa.net/kok/news/kok096.htm
takekawa daisukeさん

入試問題に自分のエッセイが使用されたというお話です。



2006年10月03日

イチゴ白書

「ヘビって肉以外に木の実とかなんかたべる?」
「ヘビイチゴがあるじゃん。たべるたべる。」


いえいえ、違います。


ヘビイチゴは、
「ヘビがいそうな湿地に生息してるイチゴ」です。


ヘビは完全に肉食なのでした。




理科の授業でついさっきあった会話でした〜。


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2006年10月02日

最近の変化 (マイナーチェンジ)

こんばんは。


10月になりましたね。
ここ最近ロジム内で雰囲気が変わったものといえば、


コピー機、講師の机の位置などなどがあげられますが、
なんといっても一番変わったかなあと思うのは
6年生たちの雰囲気ですね。


個人差ありますがみんな質問のレベルも上がってきたなと思います。
自習中の真剣さも声をかけづらいくらいのときもありますね。


さらに、時間割外の(必須)補習がほぼ毎日あるので、
実質週6日授業を受けていますよね。


(ロジムは拘束時間が少ないイメージがありますが、
6年生夏からは一変します。)


宿題の量もかなりあるので相当きついかとは思いますが、
確実に実になるはずです。がんばろう。


正直、もうここからは「どれだけやるか」の
世界ですよ。正直。ほんとに。


書いてて思い出しましたが、
1年生のみんながすごい速さで、大人になったというか
しっかりしてきたなあとも思います。


五月雨な文章ですみません。
10月に入ったので、最近の変化でした。


PS 野村は9月から軽いダイエット&筋力トレーニングしてます・・。
  変化は・・。



2006年10月01日

参考書つくってます

日曜日ですね。雨ですね。


現在ロジムでは参考書を何冊か企画しています。
どれをロジム生専用のものにするか、
どれを外部の方でも購入できるものにするか、
あれこれ考えているところです。


内容としては、
・理社の中学年用のもの(思考・記述系です)
(中学年向けの理社のいい参考書があまりに少ないので)
・漢字のちょっと変わったテキスト


詳細やその他の検討中のものに関しては、
まだちょっと内容は伏せますが
そんなこんなで考えているところです。




みなさんも
「こんな参考書あったらいい」という
いいアイデアあったら教えてください。
(アイデア料はあげられないとおもいますが、、、)



2006年09月30日

ロジムの改善点は大きく分けて×個あって・・・・

本日のロジカルシンキングのテーマは
「プレゼンテーション」でした。


その中で、
教室のみんなに「ロジムの改善点」について
アンケートをとり、


・みんなの意見を構造化(グループ分け・階層分け)

・ツリーの左側からアンケート結果を発表する
 (ロジムの直したほうがいい点は、
  大きく分けていくつです、という言い方を使う)


という授業をやりました。


アンケート結果が面白かったので紹介します。
書いてくれたのは1,2年生です。


「ロジムをこういうふうにかえてほしい!」
・かべをきれいにしてほしい
・休みじかんをながくしてほしい
・もっときょうしつを大きくしてほしい
・いすをソファにしてほしい
・水をジュースにしてほしい
・もっと先生をふやしてほしい
・クイズをだしてほしい
・もっとせいとのかずをふやしてほしい。
・つくえをおかしやさんにしてほしい
・すいどうからジュースをだしてほしい
・ロジムをちいさくしてほしい
・トケイをなくしてほしい
・つくえがチョコレートだったらいい
・もうすこしせんせいがやさしくなってほしい
・トイレがもっといっぱいあったほうがいい
・本をもっといっぱいにしてほしい
・女の先生が2人きてほしい
・童話の本をいっぱいおいてほしい
・まほうつかいの先生がいてほしい
他数点。


・・・・・・・・。


かべはキレイだとおもうんですがー。
けっこう優しいとおもうんですがー。
魔法はちょっと。。。。

とりあえず皆様のご要望の実現にむけて善処いたします。。。。




というわけで、
このアンケート結果を構造化して
「大きく分けて」で報告してもらったわけです。



2006年09月29日

「がんばる」を楽しもう

教室や自習スペースで相当の頻度で聞かれる言葉に、


「がんばれ」「がんばって」


があげられます。




自分はときどき


「『がんばれ』という言葉はとても無責任な言葉だから好きではない。
だから使わない。」


などと格好つけて言ったりしてはいますが、


ふと気付くと多用している自分がいるわけです。


便利なんですね、「がんばれ」って。
特に意味はなくても、「応援してますよ」という状態を表すメッセージとして。


さて、そしてふと思ったのが、
英語で「がんばれ」ってなんていうのだろう・・・と。


辞書で「がんばれ」「がんばって」と引くと、
take it easy や hang in there なんてのが出てきますが、


わたしがアメリカに留学していたころに聞いたことはありません。
(自分が応援されるシチュエーションにいなかったのかもしれません・・・)


USにいる友人に聞いてみたら、
「アメリカ人は頑張らないから、、、 代わりに"enjoy!"っていうよね」
とのこと。


そうです。そうです。思い出しました。


"Have fun!" "enjoy!"  なんていういいまわし。




グレッグ「あそびいかない?」
わたし「いやー、宿題が山ほどあって。。。」
グレッグ「それじゃしょうがないね。 Have fun! 」
        (*)グレッグは当時のルームメイトです。。。


なんて当事言われて、
「へー、おもしろい言い方だなあ」と感心したのを思い出しました。


単に言い方の問題だけでなく、
大変なことでも楽しんでしまおう!という考え方のあらわれかもしれませんね。


そんなわけで秋の気配が濃くなり、
受験生はだんだん顔色が変わってきていますが、
Have fun on it !!
みんながんばって。



2006年09月28日

時間割変更【5年国語】【2年国語(月曜)】

授業時間割の変更のお知らせです。


■本科5年生国語


変更前:月曜 17時〜19時


変更後:月曜 18時〜20時


■本科2年生本科(月曜クラス)


変更前 :国語 月曜 15時〜16時
     算数 月曜 16時〜17時


変更後 :算数 月曜 16時〜17時(算数の時間は変わらず)
     国語 月曜 17時〜18時




となります。
10/2 月曜の授業から上記時間割にて授業を行います。
よろしくお願いします。


ホームページの時間割表記等変更までに少々お待ち下さい。
まずはブログにて告知いたします。



2006年09月27日

小数って哲学的ですね

今週から、大所帯の3年生算数が
「小数」の単元に入りましたね。


1「を」100コ「に」「ける」と・・・



0.2「が」20こあると・・・




初習段階で小数の意味を考えることがこの分野の重要点です。
何を分けるのか。何がいくつあるのか。何が、何を、いくつに、何に、・・・・


助詞を正しく使いこなし、頭の中での作業と発語を連動させることが必要です。




くれぐれも最初の段階で、「0.001 を100倍するときは、点が2つうごいて・・・」
なんていう機械的な計算方法の指導をしないようにお願いします。。。
(教室での忍耐強い作業が台無しになりますので。。。)


80cmは何メートルですか、という問題を考える場合、
必ず、1mを100個に分けたうちの1つが1cmであり、それが80こあるから・・・
という大人にとっては回りくどい思考練習をする必要があります。



2006年09月26日

【ロジム生向け連絡】漢字テスト範囲

ロジム生向けの連絡です。


毎週自由参加で行っている漢字テストですが、
配布しております中学年試験範囲に誤りがございます。


こちらで訂正したものを御覧下さい。




中学年 2006年 2学期 漢字テストスケジュール


ロジムカウンターにも印刷したものを設置しております。


大変ご迷惑おかけします。なにとぞよろしくお願いします。




2006年09月25日

【書籍紹介】最も役に立つ歴史年表 (上級者向け・・・)

今日は、ロジムにおいてある参考書を一冊紹介します。


参考書というより、資料というべきでしょうが、




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大学への解説日本史年表―対照式

藤木 邦彦

研文書院 (1997/11)

¥630


要は日本史の年表ですが、
これがとても便利なのです!


見開き左ページは年表になっています。



政治経済・社会文化・世界史(東アジア・インド中近東・ヨーロッパ)
に分けて表示してあり、


頭の中で整理すべきカタチで


実にうまく並べられています。


見開き右側は、対象となる時代の解説なのですが、
キーワード解説が過不足なく紹介されています。





要は
・情報が過不足なくある
・整理の仕方がわかりやすい


というのがgoodpointです。


小学生向けということを意識するあまり、
ヘタクソなイラストを多様し、眩暈を引き起こしそうになるほど
カラーを多様する、「媚びている」参考書が多い中、
硬派で使える一冊です。


ロジムでも歴史の勉強が好きな子から順に、
「この年表すごいよ!」という感想を発しています。


ただ、正直、


やはり硬派すぎる部分は否めないので
学習し始めの生徒や、歴史の勉強が特にすきでない生徒にはすすめません。


歴史好きの生徒には是非手にしてほしい一冊です。


ロジムにおいてあるので是非手にとって見てください。