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ご当地のささやかな文化

ロジムで仕事を終え帰宅すると、おもむろにテレビとパソコンをつける。そしてとりあえず麦芽系飲料を心地よくたしなむ。これハシモトの日課です。

昨夜の帰宅時はテレビで『秘密のケンミンSHOW』という番組が放送されていました。全国47都道府県の個性的なグルメが紹介されるバラエティ番組です。どうやら長野県民は、タケノコのお味噌汁に缶詰の鯖水煮を入れて食するとのこと。仰天です!でも美味しそうだから今度自分で作ってみよう。

番組を見てるうち、そういえば我が故郷もいろいろあったなぁ、と思い出しました(ハシモトは東北のド田舎町の出身です)。

まず、「イナゴの佃煮」。これはご存知の方も多いかな。夏の終わりから秋ごろにかけて、ガキンチョ皆で田んぼに繰り出し、ビニル袋一杯にイナゴを捕まえて家に持ち帰っては、日々の食卓で出されるものでした。学校行事でも毎年「イナゴ捕り大会」がありまして、児童全員で集めた大量の“捕れたて新鮮な”イナゴを町の給食センターに提供したりしました。もちろん翌日の学校給食はイナゴ…。

珍味といえば「イルカの煮物」ですね。ゴボウやダイコンと一緒に、ぶつ切りのイルカ肉をお味噌で甘辛く煮付けた料理で、やや硬いですがとっても美味ですよ。(カウイソウなんて言わないで。田舎じゃ子供も食べる立派な料理です!)クジラを食べる人は全国でも多いでしょうが、イルカを食す機会は極めて少ないと思います。ハシモトの田舎では、イルカはごく普通に食材・料理として、スーパーの鮮魚売場や惣菜売場に並べられていました。実家の目の前が漁港だからこその食材ですね。

上京して十数年、テレビ番組を通じてあらためて故郷ならではのささやかな文化を思い起こしました。久々に帰省でもしてみようかな。

夏休みを利用して、地方の親類を訪ねに行かれるご家族もいらっしゃるでしょう。ぜひご当地の様々な文化を見て触れてきてください。日々の都会生活では体験できない、素敵な驚きや発見がきっとありますよ。


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