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【今週の1問】極端な場合を考えて見通しをよくします。

ロジムが「これは!」「一度はやっておかないと」と思った1問を紹介する、
ロジムメールマガジン「今週の1問」。

10月22日号は概算、和や単位あたりを考える感覚など、普段体系化することなく平坦に学習してしまう内容をもう一度考え直すのにとても適した問題です。

(問題)
箱の中に3と書かれたカードと5と書かれたカードがそれぞれたくさん入っています。この箱からカードを何枚か取り出し、書いてある数の合計を調べます。たとえば、合計9になるのは3のカードが3枚取り出される場合のみの1通りです。このとき合計2003になる取り出し方は何通りありますか。


(解答)
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(解説)
様々な組み合わせを考える問題はまず極端な場合を考えて、どれくらいの範囲にあるのか、概算をすると見通しがよくなります。つるかめ算と同じ考え方です。本問はなるべく多くの5のカードを使う場合からスタートしても解くことができます。
また、次に取組むことになる「和を一定に保つ」ための作業は、いろいろな形に姿を変え出題されます。当然、増やした分を減らす、掛けた分を割るという還元作業をすればよいのですが、そう単純にはいきません。本問は減らすときには3が単位となり、増やすときには5が単位となります。このように、還元するときに単位が変わる(水を捨てるときと入れるときの単位時間当たりの水量が違うなど)のが常套なので、両者を丁寧にそろえる作業から手をつけていきましょう。


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