エッシャーの絵にも登場する有名な無限に続く階段などの「だまし絵」を実際の立体として作ってみたという本です。作者はコンピュータグラフィックが専門の先生です。
この階段の絵は一度は見たことがありますよね。
へんな立体―脳が鍛えられる「立体だまし絵」づくり
とその続編
すごくへんな立体―「立体だまし絵」づくりでエッシャーの世界を体感する!
著者は
杉原 厚吉
1971年、東京大学工学部計数工学科卒業。1973同大学院修士課程修了。東京大学工学部助手、電子技術総合研究所主任研究官、名古屋大学助教授などを経て、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授。工学博士。専門は数理工学、特に、計算幾何学、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィックス
フランスの人気脚本家ジャン=クロード・カリエールが書き下ろした、科学入門物語。
コンセプトは「数学ガール」に近いかな。内容はしっかり、しかも物語としても飽きない展開です。
以下アマゾンの紹介文です。
本書は、当代きっての脚本家が書き下ろした、アインシュタインとひとりの女性を主な登場人物としたドラマ仕立ての作品である。舞台は中欧のとある都市にある古い建物の中の書斎。科学に不案内と思われる女性がアインシュタインを訪ね、時間とは、光とは、相対性理論とは何か、そして現代宇宙論のことも教えてほしいと質問していく。、アインシュタインもたじたじ。この書斎は魔法のドア付きで、ドアを開ければ、ある時は満天の星、またある時はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン…。映画的ともファンタジー的とも思える、もっともやさしい相対性理論入門、科学入門の本である。
趣味の散歩@本屋の最中に見つけた今週発売の雑誌です。世界の博物館の特集です。先日紹介したドイツとイタリアの科学博物館以外にも国内外には沢山の博物館があるんですね。知らないものも沢山掲載されていました。「大人のための」と銘打っていますが、子供ももちろん楽しめます。
特集:大人のための博物館ガイド
Casa BRUTUS 3月号 マガジンハウス
Fの方は大人が読んでも面白い社会風刺ものが多いですね。という訳で、私の中での傑作が2つ「ボクラ共和国」と「地球征服論」が含まれる短編集です。これは「地球人って何?」というテーマで集められたもの。
「ボクラ共和国」のような温かさも、「地球征服論」のようなシニカルさも非常に質が高いです。
私の机の上に無造作に置いてあったこのシリーズに野村先生がはまっています。
日曜日に、門前仲町から駒場東大前に向かう電車の中の中吊り広告で気になり、本日早朝に立ち読み。私は、この雑誌を大学生になるまで知りませんでしたが、小学生でも読める部分が結構多いです。NEWTONの「虚数」特集です。
本日発売。出来たてほやほやです。
こんばんは、野村です。
めっきり涼しくなりましたね。
うっかり鼻水が止まらなくなってしまいました。
あぶないあぶない。健康管理は大人も子供も一苦労ですね。
WEBでニュースのヘッドラインをみていると、
大恐慌やら破綻やら解散やら路上で拉致やら
自殺やら優勝やらやらやらやら、、、
完全にワイドショー化していたり、ここは日本だよね、
と疑いたくなったりしますが、
日本人のノーベル賞受賞はやっぱり注目したくなりますよね。
先日ばたばた準備しているときにつけっぱなしにしていた
朝のニュース番組の中で、
小林さんか益川さんか忘れてしまいましたが日本の理科教育に
ついてお話していました。
「教科書が薄すぎる。もっと発見につながるエピソードや、
ストーリーがあったほうがいい。」
なんてことを話していたわけですが、
これはきわめて同感。
野村ごときが同感するのもなんですが、そうですよね。
ロジムの授業でもさっそくストーリーを大事にした授業ができれば
なんて早速影響されそうです。
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科学者伝記というよりもエッセイに近いのですが、
これお勧めです。
ここにもあげておきましたので、もし読まれたら
是非感想を。
この本を読んで科学を好きになった人って
おそらくものすごい人数いるんではないかなと。
科学どころか行動指針や物事の考え方に大きな影響を受けた人も多いと思います。
ノーベル賞をとった天才が幼少より何を考え、何に悩んだか、
基本面白おかしくユーモアたっぷりに書かれています。
科学に対して、そして、人間にたいして真摯である筆者の
思想の輪郭は、ちょっと触れるだけでも刺激的です。
理科キライだから科学に興味をもつために、
という一冊にはならない(してほしくない)
ですが、超おすすめです。
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読む時間を作れずに山済みになった本が
50冊くらい目の前に・・・・。
いつ読めるのでしょうか。。。。
こんばんは。暑いですね。
季節を感じるのは、視覚や温度を感じる触感なんでしょうが、
雨あがりの匂いはまさに夏到来を教えてくれます。そんな1日でした。
野村も久々に本棚を見ていたら、
ずいぶん前(大学生のとき?)に買った文庫本がでてきました。
「そこに僕はいた」辻仁成
まあ紹介はいらないほど有名人な筆者の、小学・中学生時代に感じたことがエッセイ調で書かれているのですが、以前に読んだときとはまた違った感想をもてて面白かったです。
(読みやすいので1時間くらいで一気に読めます。)
(聞くところによると中学入試頻出らしいですね。まあ心情表現豊富ですし、設定が小学生ですし、そうでしょうね、と思います。)
そういえば自分も小学生の時ってそんなことを考えていたなー、わかるなーと思わせてくれるところが筆者のまたうまいところなんでしょう。ただ、今の東京の小学生の生活は、この本のそれとはずいぶん違うものなんじゃないかなあとちょっとさびしく思います。
(正直野村の小学生時代は、今の東京の小学生のものより、この本のもののほうが近かったと思います。)
中学入試にも出ますので、是非ロジム生の皆さんも読んでくださいね、
なんてことは少しも思いませんでした。
これはやっぱり大人が読むものですねー。
大人が当時の、切なさと楽しさの混沌を思い出して、そして現在の自分と過去の自分が胸の中で会話する。そんな読み方がやっぱり楽しい本ですね。
中学入試に出るからなんて理由で読むにはもったいないです。
是非ロジム保護者の皆様に(もう一度)読み直してもらいたいです。
「猫も杓子も中学受験」の潮流の中で、お子様と一緒に中学受験に参加することの意味をもう一度考えるいい機会になる一冊ではないでしょうか。
野村が親だったら、「自分の子供にさせていることはほんとに正しいことなのか」と真剣に迷うと思います。
そんな迷いも大事だったりすると思います。