メイン

書 籍 紹 介 アーカイブ

2009年06月24日

だまし絵を作ってみた

エッシャーの絵にも登場する有名な無限に続く階段などの「だまし絵」を実際の立体として作ってみたという本です。作者はコンピュータグラフィックが専門の先生です。
200px-Impossible_staircase.svg.png
この階段の絵は一度は見たことがありますよね。


51cCFxVnVRL._SL500_AA240_.jpg510tx3d0GuL._SL500_AA240_.jpg
へんな立体―脳が鍛えられる「立体だまし絵」づくり
とその続編
すごくへんな立体―「立体だまし絵」づくりでエッシャーの世界を体感する!

著者は
杉原 厚吉
1971年、東京大学工学部計数工学科卒業。1973同大学院修士課程修了。東京大学工学部助手、電子技術総合研究所主任研究官、名古屋大学助教授などを経て、東京大学大学院情報理工学系研究科数理情報学専攻教授。工学博士。専門は数理工学、特に、計算幾何学、コンピュータビジョン、コンピュータグラフィックス

(関連エントリー) 

2009年05月27日

教えて!!Mr.アインシュタイン

41LWPMhOTML._SL500_AA240_.jpg
フランスの人気脚本家ジャン=クロード・カリエールが書き下ろした、科学入門物語。
コンセプトは「数学ガール」に近いかな。内容はしっかり、しかも物語としても飽きない展開です。

以下アマゾンの紹介文です。
本書は、当代きっての脚本家が書き下ろした、アインシュタインとひとりの女性を主な登場人物としたドラマ仕立ての作品である。舞台は中欧のとある都市にある古い建物の中の書斎。科学に不案内と思われる女性がアインシュタインを訪ね、時間とは、光とは、相対性理論とは何か、そして現代宇宙論のことも教えてほしいと質問していく。、アインシュタインもたじたじ。この書斎は魔法のドア付きで、ドアを開ければ、ある時は満天の星、またある時はニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン…。映画的ともファンタジー的とも思える、もっともやさしい相対性理論入門、科学入門の本である。

(関連エントリー) 

2009年03月26日

数学は作られた

数学は作られました。しかし、その意図とは違った所に信じられないような秩序が隠れている。それが数学の面白さで美しさですね。作った人々の物語。世界で読まれている名作です。
51YA9NVS92L._SL500_AA240_.jpg

(関連エントリー) 

2009年02月11日

博物館へ行ってみる

趣味の散歩@本屋の最中に見つけた今週発売の雑誌です。世界の博物館の特集です。先日紹介したドイツとイタリアの科学博物館以外にも国内外には沢山の博物館があるんですね。知らないものも沢山掲載されていました。「大人のための」と銘打っていますが、子供ももちろん楽しめます。
T0296821.JPG
特集:大人のための博物館ガイド
Casa BRUTUS 3月号 マガジンハウス

(関連エントリー) 

2008年12月17日

藤子F不二雄のSF

Fの方は大人が読んでも面白い社会風刺ものが多いですね。という訳で、私の中での傑作が2つ「ボクラ共和国」と「地球征服論」が含まれる短編集です。これは「地球人って何?」というテーマで集められたもの。
images.jpeg
「ボクラ共和国」のような温かさも、「地球征服論」のようなシニカルさも非常に質が高いです。
私の机の上に無造作に置いてあったこのシリーズに野村先生がはまっています。

(関連エントリー) 

2008年11月10日

世にも美しい数学入門

トップクラスの数学者が魅力的な文章を書ける可能性は低いようで、数学の世界の面白さをうまくデフォルメしている書籍は少ないのが現状です。という意味では、おそらく数学関係者で日本でトップの筆力を持つ2人の対談です。
415M6ZRF9KL._SL500_AA240_.jpg
数学の専門書の和訳もひどいものが多いので、数学の才と文章の才は違うんですね。藤原正彦や志村五郎は特別な存在です。

(関連エントリー) 

2008年10月27日

虚数

日曜日に、門前仲町から駒場東大前に向かう電車の中の中吊り広告で気になり、本日早朝に立ち読み。私は、この雑誌を大学生になるまで知りませんでしたが、小学生でも読める部分が結構多いです。NEWTONの「虚数」特集です。
51jPJMcnEHL._SL500_AA240_.jpg
本日発売。出来たてほやほやです。

(関連エントリー) 

2008年07月02日

数学者の物語

数学の内容が分からなくても、とてもエキサイティングな物語の紹介です。普通の読み物として面白いですから食わず嫌いせず是非!

5157PNTSJNL._SL500_AA240_.jpg
「ペトロス伯父とゴールドバッハの予想」
ギリシャのある村に住む少年には、親戚一同から疎まれている伯父がいた。かつて数学者だったという伯父に魅力を感じ、近づいていく少年。数学が好きで、数学者になりたいという少年に、伯父は「2より大きいすべての偶数は、二つの素数の和で表せることを証明できたら数学者になってもよい。そうでなかったら数学者はあきらめて欲しい。」安請け合いをした少年だったが・・・。


41GRX3YBF8L._SL500_AA240_.jpg
「天才の栄光と挫折」
「国家の品格」を書いた藤原正彦さんは実は数学者。ニュートン、関孝和など9人の数学者の伝記です。うーん、上手い説明が思いつきません。偉大な数学者たちの苦悩の日々です。数学の美しさに魅了された人々の不思議な人生がとても魅力的に描かれています。

511HW5W0CZL._SL500_AA240_.jpg
「フェルマーの最終定理」
17世紀、フランスの数学者フェルマーがノートの端に謎に満ちた言葉を残した。「私はこの命題の真に驚くべき証明をもっているが、余白が狭すぎるのでここに記すことはできない」その命題とは「3 以上の自然数 nで、xのn乗 + yのn乗 = zのn乗を満たすものはない」ピタゴラスの定理の3乗以上の形です。そして360年後、1994年10才の時にこの命題に出会ったというワイルズがついに 証明に成功する。数学がわからなくても興奮するドキュメント。

(関連エントリー) 

2008年03月25日

「やりぬくこと」を学ぶ参考書

苅野です。中高クラスのブログで紹介した推薦図書ですが、高学年ならいけるかなという期待も込めて小学部にも投稿します。保護者の方がまず読んでみて良さそうと判断されたら是非お子様にも回してみてください。ちなみに主人公が小学生ではないので、入試にはまず出題されません。
(以下中高クラスブログから転用です)
クラブ活動への入部率が私の時代の半分だという嘆かわしい時代です。ロジム生は皆さん部活をがんばっているようでとても嬉しく思います。私が部活に青春を捧げたから感動したのかもしれませんが、何とか皆さんにもこれと決めたことに限界までチャレンジする機会をもってほしいと願いを込めた推薦図書を3冊。ちょっと古いでしょうか。


「一瞬の風になれ」
陸上にかける高校生の物語。私は何気なく手に取った丸善で全3巻を読破してしまいました。たまにロジム生でも読んでいる姿を見かけますね。勉強は塾でも、家でも、学校でもできるけど、「部活」で学ぶことはやっぱり他では学べませんよ。
411VN0WFFPL._AA240_.jpg

「風が強く吹いている」
箱根駅伝を目指す素人ランナー達の物語。マンガ化されているので知っている人も多いかな。私は毎年箱根駅伝は見逃さない人間なので題材だけでとりあえず読み始めました。読後の感想「いまからでも遅くねぇ」燃えてきます。
51TKQG1885L._AA240_.jpg

「スラムダンク」
マンガです。「偶然バスケットボール部に入部した素人高校生の物語」とまとめるにはあまりにも沢山のことが詰まっています。2年前の受験直前期、なかなか上がらない過去問の点数に暗くなる生徒&講師陣にバスケ好きな一人の生徒が一言「あきらめたらそこで試合終了だよ」これぞ名言。盛り上がってきます。受験当日に読んで気合いを入れたという生徒も少なくありません。M先生曰く「人生に必要なことはスラムダンクにすべて書いてある」
51AFB0BZG7L._AA240_.jpg

(関連エントリー) 
prev  1  |  2 

karino

プロフィール

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら

twitter

メールで更新を受け取る

塾長ブログ/講師ブログが更新されたらメールでお知らせ:

2014年09月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30        

アーカイブ