小5算数 第13回
合同と相似です。
砂時計とピラミッドタイプを覚えれば解けるのは例題だけです。
まず合同の成立条件、相似の成立条件をしっかり頭に入れておくこと。
テキストの練習問題レベルでも相当骨があります。まずは、テキストの問題を繰り返して出来るようになることを目指しましょう。
直角三角形に内接する正方形がある問題の解法は少しコツがいるので確認しておきましょう。
合同と相似です。
砂時計とピラミッドタイプを覚えれば解けるのは例題だけです。
まず合同の成立条件、相似の成立条件をしっかり頭に入れておくこと。
テキストの練習問題レベルでも相当骨があります。まずは、テキストの問題を繰り返して出来るようになることを目指しましょう。
直角三角形に内接する正方形がある問題の解法は少しコツがいるので確認しておきましょう。
比の応用問題です。
和が一定、差が一定、どちらも一定でない という3つをきちんと区別すること。
3つ目はかつて倍数変化算などと言われたものです。様々な解法がありますが、比例式をつくるタイプが応用が効きやすいと思います。年齢算でも出てきますので授業で教わった解法をしっかりと復習しておきましょう。
図形上を点が移動する問題ですが、少しテクニカルな内容が含まれます。
問題で問われている場面が、点Pと点Qが合わせて~進んだ瞬間のことであるという翻訳が必要なものです。11回の基本5番と6番、12回の練習5番です。これは時計算でも同様の考え方が出題されるので確認しておきましょう。
また、面積が~になるのは何秒後か?という問題ですが、面積が一次関数として増減するということは小学生には理解しにくいので正直厳しい問題だと思います。数式から一次関数であるということが直感で理解できる生徒以外は、このタイプの問題の解法として覚えるしかないでしょう。ただ、時間を関数とする増減が一次関数でないものが宿題されるとほぼ全員ひっかかります。(例)食塩水から水を蒸発させる時間と濃さの関係 例外を覚えることも忘れずに。
「比」の導入でした。この段階では問題は簡単ですが、
A×3=B×2のときA:B=1/3:1/2と考えることも、2:3と考えることも同じ仕組であることを理解すること。
比は分数の別表記であり、逆比は「逆数の比」です。正直「逆比!」と答える生徒は比をひっくり返したものという理解をしていて、逆数の比であることをきちんと理解できていないことがほとんどです。これはのちのち比のまま解いていく解法でつまづきますので類例題の解説や先生の別解もしっかり読んでおきましょう。
旅人算に関しては、「2回目の出会いにかかる時間は1回目の出会いにかかる時間の3倍」と「2点間の距離のグラフの読み取り」がポイントでした。
グラフの読み取りでは、問題を解き始める前に折れている部分で何が起きているのかを確認することが大切です。具体的には、「早い方が追いつくのと、遅い方が1往復するのはどちらが先か」の確認がポイントになることが多いです。
●数列
あまりに関する問題は主に6種類
(1)aで割るとb余る
最小のものはbであることを忘れずに。
(例)5で割ると2余る最小のものは7ではなく2です。
(2)aで割っても、bで割ってもc余る
最小のものはc、その後はaとbの最小公倍数を加えていく
(3)aで割るとb余り、cで割るとd余る
最小のものを見つければ、それにaとcの最小公倍数を加えていけばよい。
つまり最小のものはaとcの最小公倍数以下になるので、それは調べていく。
(3)'aで割るとb余り、cで割るとd余る。特にa-b=c-dになっている場合。
(例)7で割ると5余り、5で割ると3余る。7-5=5-3になっている。
7で割ると5余る数は7の倍数+5ですが、言い換えると7の倍数−2
同様に5で割ると3余る数は、5の倍数−2
つまり求める数は7と5の公倍数−2になっている。
(4)aで割るとb余り、cで割るとd余り、eで割るとf余る。
3つの条件のうち2つを満たす数を調べ上げて、その中から3つ目を満たすものを探す。それにa,c,dの最小公倍数を加えていけばよい。3つ目は分かりやすいもの(例えば5で割ると3余る数は一の位が3か8なので見つけやすい)にしておくとよい。
(5)数列ではないが
a「を」割っても、b「を割っても」余りが同じになる数。余りは不明。
線分図で余りを左側に揃えると視覚的に理解しやすい。aとbの差もその数で割りきれるはず。つまりaとbの差の約数が求める数になる。
●方陣算
〜算とつけるのには違和感がありますが・・・
中空方陣の絵を描くときに、角を●で表しておくと重なりをイメージしにくい生徒でもミスが減るはずです。
円の移動です。
非常に計算間違いが多くなる分野です。
・結合の法則などにより3.14の計算を減らす
・どの部分を計算しているのかを見直しもしやすい形で記しながら計算する
ことが大切です。
正確な図を描ける運筆力が求められます。
難しいのは、扇形の周りを円が回るときに地面(接線)を正確に捉えること。ここをしっかり確認できるようになれば、ただの計算問題です。
5年上巻の総復習でした。正答率が低いのは2つ
・曜日の計算
・約数の個数
です。曜日の計算は毎回大問2に2問ずつ出しましたが毎回間違えるメンツが同じ。仕組みを確認しておいてください。
素因数分解を利用した約数の個数の問題は基本的な仕組み自体が中学生レベルなので難問ですが理解してしまえば複雑化しないものなので得点源になるはず。
問題文を読めていないことによる失点は「ミス」ではありません。注意力散漫という実力不足です。自分なりに反省と対策を!
例年ならすっとばしている総合回ですが出来が不安ということで全クラスで一旦立ち止まります。
・売買損益
具体的な金額が示されていないタイプの理解をしっかり。仕入れを1、定価はその2割増しで、3割引で売ると仕入れに対してどれくらいの損、得か?
これが出来ないと売買損益だけではなく「割合」「比」の考え方を使うものすべてで躓きます。要復習!!
今回は「速さ」です。
「通過算」「旅人算」「比をからめた問題」と難化していくこの分野ですが、まずは「問題文を正確に把握する」ことと「計算」をしっかりと。
途中まで進んで、忘れ物に気づいて、倍のスピードで戻って・・・など順を追って計算していくだけにも関わらず読み飛ばしを原因とする間違いが多いです。
また、1.5時間で割って1時間分つまり時速を出すといった計算が、「割り算の意味」を理解していないために出来ない生徒が見受けられます。毎回整数になるように分、秒になおさなくてはいけないようでは時間が足りなくなります。今回を良い機会にして確認しておきましょう。
東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら
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