そんなもんなんだ
6年算数で入試問題を実施。4,5年のテキスト・添削プリントそのままの問題を間違えまくる。偏差値60前後のクラスだとやはりこれが現実。学校別の対策がどうこうではなく、「見たことのある問題に対して、習ったままの解法を再現する」ということが如何に大変か。しっかり繰り返そう。試行錯誤しても、正解を通り過ぎますぞ。
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6年算数で入試問題を実施。4,5年のテキスト・添削プリントそのままの問題を間違えまくる。偏差値60前後のクラスだとやはりこれが現実。学校別の対策がどうこうではなく、「見たことのある問題に対して、習ったままの解法を再現する」ということが如何に大変か。しっかり繰り返そう。試行錯誤しても、正解を通り過ぎますぞ。
図形、場合の数、速さと比
は苦手だという人が多い分野ですね。そもそも得意だと言える人はいないでしょう。
これらの分野の問題は、そもそも解くための糸口を見つけることが難しいのです。
「情報を整理して処理する」という段階に辿り着けないのですね。
対策は2つ
(1)簡単な問題を大量にこなす
(2)1問1時間位かけて試行錯誤する機会をもつ
どんな難しい問題も最後のステップは(1)で身につけた定石になっています。しっかりと身につけた定石をあーでもないこーでもないと組み合わせる練習が(2)ですね。
(1)は階段をのぼる練習、(2)は崖をのぼる練習です。
(1)の延長に(2)はありません。よく、「難しい問題だとすぐに解く気をなくしてしまうんです。」という過保護なママからの相談を受けますが、放っておきましょう。助けて出来た気になってママは充実感、本人は勘違いというのがオチです。
「放っておく」というのは実は重要な指導の一つです。一旦あきらめて、数日、数週間経って再度考えるというプロセスでも学んでいることは多いのです。
算数のテキストから廃止したい言葉です。
恐らく9割ぐらいの生徒が勘違いしているのではないでしょうか。
「3:2の逆比で2:3!」
なんて言う生徒は100%「逆比」の意味を勘違いしています。
逆比とは「比を逆にしたもの」ではありません。「逆数の比」です。どのテキストにも一応きちんと書かれています。
よって
「3:2の逆比」は「1/3 : 1/2」つまり「2:3」です。「3:2の逆比で2:3」なんてあっさり答える生徒がこのような過程をしっかり踏んでいるとは思えません。こういった勘違いは、「1:2:3の逆比」と言われて答えられない、もしくは「3:2:1」なんて答えることにつながります。
初等幾何を「数学」とするかどうかは意見が分かれますが、「空間把握能力」が問われる小学生の図形問題は厳しいです。これが出来る生徒が優秀なのは間違いないのでしょうが、この能力をどのように高めるのかについては悩ましいところです。

駒場東邦中の過去の問題の図形を実際につくってみました。この図形を、地面と平行な面で切り取ったときに、2つの正四面体の共通部分はどのように見えるか。そしてその面積も考える問題です。きついなー。