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学習について(〜2012) アーカイブ

2009年08月12日

算数 記述テストゼミ

今タームは、単科講座として6年生向けの記述テストゼミが開講されています。
細かい指導は授業と答案の添削とでおこないますが、部分点獲得のポイントは1つ。

問題文では直接与えられていない情報・数値を求めていて、それが答えを求めるのに必要なものであれば加点

ということです。
そこで皆さんが気をつけるべきなのは、
自分が求めた数値が「何であるのか」を簡単に書いておくこと。
例えば半径2cmの円柱の体積を求める問題で、まず底面積を求めるのであれば

2×2×3.14=12.56 ・・・底面積

と書いておけばよいのです。

また、計算が長くなるときには式を書き並べる前の冒頭に、「~を・・・のようにして求める」と書いておくと、採点者にどのような流れで式が展開されているのかがわかりやすくなるのと同時に途中の計算ミスを計算ミスとして取り扱ってもらえ、方針に対して部分点がもらえることがあります。

あと4日頑張りましょう。 かりの

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2009年08月04日

意外な日時

東京大空襲 3月10日
真珠湾攻撃 12月8日
沖縄戦開始 3月26日

戦争をテーマにしたテレビ番組が夏休みに集中することもあり、戦争=夏というイメージが強いのですが、その題材となることの多い上記3つは寒い時期だったのです。

かりの

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2009年07月30日

わかった気がする

講師歴が長くなると共通した認識を持つようになります。
それは、「子供はわかった気になりやすい。」ということ。
大人が説明をして、「わかった?」と聞くと、ほぼ必ず「うん。」と答えます。
ご家庭で確認するときは、最低限ノートに完全に解答を作らせること、そして出来れば説明させることをお勧めします。
よく、子供に説明したいので解説が欲しいというお声を頂きますが、私は解説がなければ説明できないのであれば説明しない方が良いと考えています。なぜなら、その場合、解説する側は読み上げることに集中してしまいがちです。つまり、本人の理解度を確認する余裕はなく、言葉を容易にして聞き取らせているだけになります。子供は、このような状況でも「わかった。」という反応を示しますが、算数は「解説が読める」と「解ける」の間に大きな溝があります。教える側にも「解説できる」と「解ける力をつける」の間には大きな技術の差があります。
わかった気になってやり過ごしてしまうより、わからないまま講師に質問させましょう。
単純な計算問題や復習の演習などは手早く繰り返し、すぐに正誤を確認することに大きな意味がありますので、保護者の方が採点などを手伝ってあげるのは大きな効果があります。
かりの

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2009年07月29日

合不合判定予備テスト2回目算数の講評

正答率15%以上のものを全問正解するだけで120点でした。
120点では男子だと偏差値65、女子だと69です。
正答率15%を切る5問は、9%、7%、3%、0.5%、0.1%と一気に難易度アップ。
逆に15%ぎりぎりの所でも、何度も類題を練習したことのあるニュートン算なのでここまでを全問正解することは大変ではなかったはず。受験中も120点分の問題については「いける!」と思ったはず。
が、計算ミスなどで失点した生徒も少なくなかったですね。
力はついています。集中力2段階アップで、確実に取ることを目指しましょう。基本(つまり普段のテキストの問題)を繰り返して100%を目指すことが大切です。80%位で集中力を落としたり、よそに目を向けたりする生徒は少なくないですが、点は目の前にあるのです。このレベルをスピーディーに解けるようになればあと1問(男子68、女子72)はそう遠くはありません。

かりの

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2009年07月26日

とりあえずまとめ

3回にわたって実施された4年生の1学期まとめテストが終了。
頑張ってテストに臨む生徒は顔つきでわかります。「やってきました!」と自信を持って登校してきた生徒には是非結果を出してもらいたいと祈りつつの試験監督です。
現在、試験返却後の休み時間。ほっとした気持ちと達成感と落胆と。思い切り頑張ったこその意味ある結果です。知識の多くは抜け落ちるだろうけれど、身についた姿勢は力の源。良い経験として飛躍してもらいたいものです。

苅野

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2009年07月25日

4年総まとめテスト3

本日までに2クラス終了。平均として7割以上の出来になっています。良い伸びです。どれくらい準備すれば出来るようになるのかを掴んできたようですね。最初に「ちょっと複雑で難しいな」と思ったレベルの問題は思った以上に高いものです。一度理解をしたと思っても、自力で解ききるようになるまでには何度も何度も取り組む必要がありますね。

※この期に及んで全くやっていない生徒はなんなのでしょう。また「モチベーションが・・・」とか言い出すのでしょうか。

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2009年07月24日

5年上総復習模擬試験の講評

5年生算数を担当する講師全員が青ざめている今日この頃。5年生の皆さんはいかがお過ごしですか。
悲惨とはまさにこのことですね。現在深夜4時です。
毎年全く同じ試験を実施しています。昨年までの平均点が76点ですから皆さんの点数の凄さがわかりますね。
解説したとおり、5年上巻のテキストから難易度はほとんど変わっていません。4番の図形以外はひらめき必要なし。授業中に何度もポイントを連呼していた問題ですね。
自称優秀な皆さん。練習に励まなければいけないことを自覚してくれたでしょうか。授業中に何度も言っていますが、その場の直感で解いても普通は間違えます。
漢字の練習と同じレベルです。最低限の知識です。とにかくしっかり繰り返して夏期講習に臨んで下さい。「先生の説明を理解できる。」ことと「問題を自力で解ける」との間には大きな溝があります。

150点から101点の方:いらっしゃいませんね。悲しいです。昨年は4人。
100点から80点の方:間違えた問題だけ3回は繰り返しましょう。テキストのどの問題かは必ず確認。
79点から50点の方:テストの元になっているテキストの例題、類題、基本、練習をすべて3回。テストは時間を計って3回は繰り返しましょう。知識不足かつスピード不足です。
49点以下の方:夏休みの間中、5年上の総合以外の基本の3番以降と練習の左ページをそれぞれ10分制限で解き続けることを日課にしましょう。勉強不足です。

最低限この作業に取り組めなければ、点数上昇の見込みはありません。漢字の練習をしないのに、「漢字覚えられないんですけど・・。」と相談するようなものです。

夏期講習では、基本に立ち返りもう一度5年上巻のポイントをおさらいします。言葉の定義などから一歩進んで、問題を読んだときに気をつけること、そして覚えるべき定石の解説です。テストの復習をしたり、テストの元になっているテキストの問題を解いて分からなかった所などを整理しておきましょう。授業で必ず解説されますし、それ以前にどんどん質問して不安な部分をなくしていきましょう。

今回のテストの内容は4番の図形以外は九九と同じ。すべて理解出来なければ先に進めません。時間は短いようで長く、長いようで短いです。目の前にあるやるべきことを出来る限り頑張りましょう。

かりの

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2009年07月22日

算数の力とは(1)

算数の力は大きく2つに分けられます
(1)ルールに関する知識量
(2)ルールを当てはめる運用能力

(1)は、覚える力です。四則演算の仕組みから、面積・体積の求め方。さらには、〜算の手順まで。問われているものについて認識することは難しくないが、長く、技巧的な手順を正確に覚え、遂行することが要求されます。

(2)は、同値変形の力と、全体把握の力です。
同値変形の力とは、算数のルールに関する知識と正確な言語能力により、問題をすりかえていく能力のこと。これにより、ルールを適用しやすい問題に帰着させるのです。
全体把握の力とは、検討すべき要素をもれなく、ダブりなく数え上げる能力のことです。たとえば、図形問題において補助線の引き方は無限ではありません。問われているものと照らし合わせることで、可能性のある補助線を正確に数え上げ、無駄なく検討していくということ。また、速さと比などでも、時間、速さ、距離のうち2つがそろっている場面を闇雲に探すのではなく、場面全体を無駄なく切り分け、それぞれを確認していというような能力です。

それぞれどのようにして鍛えられるのか。それはまた後ほど。

かりの

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2009年07月21日

4年生向けにゲーム

最終週の授業です。本日のクラスでは合間にゲーム大会。ゲーム大会といっても、勝負をするわけではなく、ルールを理解して必勝法を考えるというもの。
今日の授業で扱った問題です。
090721.jpg

写真のように積み木が3つの山になっています。2人で交互にこの山を自由に2つに分けていきます。分けることが出来なくなった方が負けです。さて必ず勝つ方法は?


制限時間は8分で4人の生徒の答えは以下のようなものになりました。ノートに文章で説明させたものです。
(生徒1)
45個の積み木がある。44回分けて、ぜんぶばらばらにすればゲームは終わる。しかし、3こにすでに分かれているので2回分の手間がはぶけている。だからあと42回分ける。42回目が自分にまわってくればよい。42÷2=21あまり0 よって後攻をとれば必ず勝てる。

(生徒2)
全体は45個。もともと3つに分かれているので、43個で出来ている1つの山について考えるのと同じ。42回分ければ終わる。42回目は後攻がとれる。

(生徒3)
Aの山は10個だから9回でばらばらになる。Bの山は15個だから14回でばらばらになる。Cの山は20個だから19回でばらばらになる。合計42回でばらばらになる。42回目は後攻なので後攻をとれば必ず勝てる。

(生徒4)
全部で45個で3つに分かれているので、45−2=43個だけ残っていると考える。3個の時、2回で終わって後攻が勝てるように、奇数残っているときは、偶数切るので後攻が勝つ。43は奇数なので後攻が勝つ。

仕組みを考えることで第1段階。わかりやすい説明で第2段階という感じですね。 かりの

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2009年07月19日

4年算数テスト2講評と次回3のヒント

4年算数の総まとめテスト2回目が終了。あっという間に差がつきました。
テストの内容は前回から数字が変わっただけのもの。新たに上位陣に加わった生徒は4,5回は繰り返してきたようですね。
繰り返し取りくんで覚えるというのは、勉強の中で最も単純で簡単な作業です。これを怠ったり、自分の記憶力に見合わぬ練習量でテストに臨むというのは話になりません。
何度も言いますが、今回のテストでは考える力や試行錯誤する力など全く問われていません。定義、アルゴリズムという基本部分を覚えてきたかどうかだけです。九九を覚えていないのに、算数を考えることなどできないのと同じレベルです。
まだ間に合いますが、こういった姿勢の違いによって半年もたてば小学生のうちには決して埋まらない位の差がつきます。

(アドバイス)
わかっている問題も含めて、テスト形式で何度も解きなおしましょう。10点以下の生徒はテスト1、2を少なくとも5回ずつ位解きなおさなければなりません。

(次回「テスト3」のヒント)
問1:いつもどおりの計算。ここを間違えているようでは前途多難。
問2:各図形の面積の公式の確認。まずは公式どおりの式を作って、四角を求める計算に持ち込みます。
問3:日付の計算。今回は年をまたぎますが、これまでどおりの5問構成。
問4:四捨五入の問題。元が整数なのか、小数なのかで「以下」「未満」の使い方に注意。4年下p127の6番の類題となっています。
問5:多角形の内角に関する問題。絵を書けないぐらい頂点の多いものなので公式とその考え方を確認しておくこと。また、テスト2より少し複雑な立方体の展開図も出題します。
問6:等差数列とその和の問題。今回は、減っていく数列です。
問7:(1)は面積を求める問題。これまで学んだとおり正確に底辺と高さを把握することが大切。(2)は久しぶりに角度の問題。対頂角、錯覚、同位角に関する正確な知識が問われます。4年下p17の2番やp18の3番の類題ですが、テキストの問題のように見た目である程度わかるようなものにはしません。


かりの

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karino

プロフィール

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら

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