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学習について(〜2012) アーカイブ

2011年06月20日

間違いにも個性

小6クラスでは、授業内での入試問題演習が始まっていますね。
学期の冒頭でもお話ししましたが、この時期にやっている入試問題演習は、「満点を目指す」ことが基本です。皆さんの力であれば、すべて吸収できるものです。そして、形をあまり変えずに何度も出題されるものが並んでいます。
「ミス」と呼ぼうがなんと呼ぼうがお任せしますが、やはりテキストで解説された時にあやふやだったものは、テストという時間制限があり緊張する状況は確実に間違えていますね。
間違えた問題に しつこく しつこく しつこく 喰らいついて自分のものにしてくださいね。

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2011年06月04日

反省しかない

6年生クラスで入試演習

1から1000までの数を並べると5は何回出てきますか?

添削プリントでは

1から1000までの数を並べると1は何回出てきますか?

実は理解していない → 復習&質問
忘れてた → 復習のペースを見直す

この辺りの問題に手こずっていると、試行錯誤する問題に割く時間がなくなります

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2011年05月28日

そんなもんなんだ

6年算数で入試問題を実施。4,5年のテキスト・添削プリントそのままの問題を間違えまくる。偏差値60前後のクラスだとやはりこれが現実。学校別の対策がどうこうではなく、「見たことのある問題に対して、習ったままの解法を再現する」ということが如何に大変か。しっかり繰り返そう。試行錯誤しても、正解を通り過ぎますぞ。

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2011年05月12日

苦手なのではなく

図形、場合の数、速さと比
は苦手だという人が多い分野ですね。そもそも得意だと言える人はいないでしょう。
これらの分野の問題は、そもそも解くための糸口を見つけることが難しいのです。
「情報を整理して処理する」という段階に辿り着けないのですね。
対策は2つ
(1)簡単な問題を大量にこなす
(2)1問1時間位かけて試行錯誤する機会をもつ

どんな難しい問題も最後のステップは(1)で身につけた定石になっています。しっかりと身につけた定石をあーでもないこーでもないと組み合わせる練習が(2)ですね。
(1)は階段をのぼる練習、(2)は崖をのぼる練習です。
(1)の延長に(2)はありません。よく、「難しい問題だとすぐに解く気をなくしてしまうんです。」という過保護なママからの相談を受けますが、放っておきましょう。助けて出来た気になってママは充実感、本人は勘違いというのがオチです。
「放っておく」というのは実は重要な指導の一つです。一旦あきらめて、数日、数週間経って再度考えるというプロセスでも学んでいることは多いのです。

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2011年05月03日

逆比

算数のテキストから廃止したい言葉です。
恐らく9割ぐらいの生徒が勘違いしているのではないでしょうか。

「3:2の逆比で2:3!」
なんて言う生徒は100%「逆比」の意味を勘違いしています。
逆比とは「比を逆にしたもの」ではありません。「逆数の比」です。どのテキストにも一応きちんと書かれています。
よって
「3:2の逆比」は「1/3 : 1/2」つまり「2:3」です。「3:2の逆比で2:3」なんてあっさり答える生徒がこのような過程をしっかり踏んでいるとは思えません。こういった勘違いは、「1:2:3の逆比」と言われて答えられない、もしくは「3:2:1」なんて答えることにつながります。

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2011年05月01日

これは算数か?

初等幾何を「数学」とするかどうかは意見が分かれますが、「空間把握能力」が問われる小学生の図形問題は厳しいです。これが出来る生徒が優秀なのは間違いないのでしょうが、この能力をどのように高めるのかについては悩ましいところです。
IMG_4639.jpg

駒場東邦中の過去の問題の図形を実際につくってみました。この図形を、地面と平行な面で切り取ったときに、2つの正四面体の共通部分はどのように見えるか。そしてその面積も考える問題です。きついなー。

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2011年04月30日

土台

なぜ失敗したかを忘れる
失敗したことすら忘れる

この対策は何よりも大切。ざるではなく、もはや枠しかないところに注いでいる状態が続きます。


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2011年04月23日

評価

経験談よりアドバイス。
子どもは、大人の二枚舌を結構敏感に感じ取っています。
試験の結果を見て、突如態度を変える大人を信頼しません。
褒めるのも、叱るのも結果の前に。
入試が終わった後に、突然知ったふりして語り出す保護者の横で小さくなっている子どもが不憫です。
一応言っておくと、点数・結果が良かったからと言って突然褒めだすのも同じです。

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2011年04月18日

質問の仕方(一歩進んで)

5年生にもなると、さすがに先生とのコミュニケーションも取れるようになっていると思います。
「この問題がわかりません」
という質問を受けることがありますが、とてももったいない質問の仕方です。
問題がわからないのではなく、先生の説明や模範解答がわからないのですよね。
だったら、授業のノートや模範解答を持参して「この行から先がわからない」「この式変形がわからない」など家で考えていて行き詰まった所をしっかり伝えることが重要です。
一から改めて解説を受けても無駄な部分が多くなってしまいますし、別の説明でわかったとしても、せっかく見つけたわからない部分は解決していないことになります。

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2011年04月14日

選択肢

選択肢を沢山与えると、全く選べなくなる層が出現するというのは小売り業では有名な話し。
「選ぶ」という責任に耐えられないんですね。一方で、選択肢を出来る限り吟味したい、出来るという層も存在します。

私は、この2つほど話しが噛み合わない分け方はないと思っています。そして、少なくとも私と触れ合った子供達には前者にはなって欲しくないという好みを持っています。

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karino

プロフィール

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら

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