長年やっていても
いくつかの学年では学期末の復習テストが行われています。
最低限、見開きの練習問題を15分〜20分で完全解答出来るように復習すべし。という指示をきちんと実行していた生徒達が伸びてきました。
彼らは、授業で同じ問題や似ている問題を一瞬で解くことが出来るのはもちろん、明らかに一段レベルの高いチャレンジ問題にも太刀打ち出来ている生徒がちらほらと。
こういった成長の瞬間に立ち会うと感動を覚えます。
いくつかの学年では学期末の復習テストが行われています。
最低限、見開きの練習問題を15分〜20分で完全解答出来るように復習すべし。という指示をきちんと実行していた生徒達が伸びてきました。
彼らは、授業で同じ問題や似ている問題を一瞬で解くことが出来るのはもちろん、明らかに一段レベルの高いチャレンジ問題にも太刀打ち出来ている生徒がちらほらと。
こういった成長の瞬間に立ち会うと感動を覚えます。
4年生以上は初習事項の導入ではなく、演習が始まっています。演習のポイント。
(1)解いている問題が、テキストのどの問題と同じなのかを必ず確認する。これを怠ると、無駄に暗記事項が増えるだけです。
(2)間違えた場合、なぜ自分がそのような解き方をする気になったのかを確認する。
(3)間違えた場合、どこが間違っていたのか、それとも解き進めれば解けたのかを確認する。
これらを意識しない演習は全く意味がありません。こだわってください!!
5年生は素因数分解やら、つるかめ算の応用という名の連立一次方程式やら完全に数学モードの週でした。
特に素因数分解は、約数の個数などかなり高度なところまで踏み込むので大変だったと思います。
今週で1学期の内容は終了。来週から総復習です。
復習演習として、テキストのコピーを配布して取り組んでもらいました。
練習問題を見開きで1ページ分。
復習ばっちり組は10分程度で完答。復習怠り組は30分かけても全く終わらず。
苦手とかセンスとか以前に、こういった部分で差がつくのでしょうね。
しかも、復習怠り組は必ず「何をやったらいいでしょうか。」と相談してくるんです。
やることは既に指示していますよ。
塾では出来ないことを見つけにいくのです。先生もなぜ出来ないのか、どのように考えてしまっているのかを必死に探ろうとします。
綺麗に仕上がった宿題に花まるをつけてもらいたい。わかってることを発表して褒めてもらいたい。
ここから早く脱皮した生徒から、塾を上手く使って伸びていくものです。
こういった気持ちを源にして頑張ればいいという考えもありますが、ほとんどの場合が逃げに入ってしまいます。なぜなら、授業に出席して100%をその場で理解することも、添削プリントなどの宿題を完璧に仕上げることも不可能だからです。常にわからないこと、できないことがあるように設計しているのです。
授業中の先生の説明がわからなくなった瞬間に目の色が変わって集中する子と、わからなくなったことを先生や周りに悟られないよう挙動不審になる子。塾の先生なら誰もが敏感に判別することが出来ます。
授業の演習時間に見回ると、わからなくなっていることをアピールしてアドバイスをほしがる生徒とノートを隠す生徒。
塾で扱うレベルの問題を前にすれば、あっという間に出来る子と出来ない子とに分かれます。大切なのは、今の自分を次のレベルへと効率良く高めていくことです。よそ見ばかりしていると、高められるものも高められません。
6年生は徐々にテスト演習が始まっています。
私は、出来なかった問題について、ヒントだけを出しています。
ヒント1:ゴールを変えてあげる。
・・・が求まれば、答えが求まるよね。
ヒント2:テキストの類題を思い出させる。
テキストの・・・の問題と同じ考え方だよ。
これ位のヒントを出しても、解けない問題は実は正答までの道のりはかなり遠いものです。
特にヒント2で類題を思い出せないというのは基礎力不足。しっかりテキストを繰り返しましょう。
比の2週目。先週の内容をきちんと復習してきたようで、最大の難所でしたが、なかなかのペースで進みました。
内容は大きく2つ
(1)比を具体的な値のように扱う問題
体積比と高さの比から底面積の比を求めるなど。導入の解説をきちんと理解できたようです。
(2)内項の積と外項の積が等しいことを使う問題
兄:弟の所持金が3:4の状態からそれぞれ100円と200円を使ったら4:5になった
かつては倍数変化算として教えられていたもの。先週学んだ、「和が一定」でもなければ「差が一定」でもないもの。本質的な仕組みは連立方程式です。
内項の積と外項の積が等しくなることの仕組みもしっかりと聞けていました。
「比」が始まりました。授業で説明されている通り、比とは分数そのものです。比を簡単にするというのが約分に相当するように、全く同じ仕組みです。これから続く比のカリキュラムは積み上げ式。前週の内容が完璧でないと、全くついて行けなくなります。分数と関連づけながら復習をして、来週の内容に備えましょう。
5年生1学期の大きな山場は「速さ」と「比」です。
「速さ」については、
(1)動きをイメージすること
(2)「速さ」「時間」「距離」のうち2つが揃っている場面を「発見する」こと
という2つのこの単元特有の難しさがあります。
また
・時速、分速、秒速の変換のための計算間違いが多い
・分数・小数のまま計算が出来ず、すべて整数に直してしまう
といった計算力のない生徒は、授業で集中的に解説される(1)(2)以前のところで戸惑ってしまいます。
今週と来週は、すでに学んだ内容の復習のようなものなので、しっかりと繰り返して、計算力とともに(1)に慣れ、(2)の典型例を見抜く力を身につけましょう。
6月はいよいよ「比」の集中月間です!!
本当によく頑張ってきました。是非、ステップアップするきっかけにしてください。
自信は、自分で頑張って得るものです。先生、親、先輩からもらうものではありません。
それにしてもみんないい顔つきでした。
東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら