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学習について(〜2012) アーカイブ

小さな疑問で大きく成長

昨晩、ある定理についてわからない所があり何時間か考えていました。3冊の本に書かれている微妙に違う証明を見比べながらその疑問を解消しようとしていたのですが、いつのまにか寝てしまいました。

現在朝の7時30分。友人からの間違い電話により起こされてしまったのですが、なぜか突然その疑問が解消されました。非常に当たり前のことに悩んでいたのですが、悩んだ過程で確実に進歩したと思えるうれしい瞬間でした。

先日図書館で借りた本の中に「どんな事柄であれ、予備知識のあまりない人にも理解できるように説明出来ない事柄は、われわれはまだ本当には理解していないのだ」とありましたが、一人で考えていると結構当たり前すぎることに悩むことが多く、しかもそこから学ぶことは多かったりします。
本や先生が当たり前だと見なしていることを、自分も当然理解しているように錯覚してしまうことは少なくありません。
本を閉じて、書いてあった内容を自分ですらすらまとめられるようになることを目指すと、自分の理解していない所がすぐにわかるので良い勉強法だと思います。

何年か前に、前の週の授業のまとめを毎回数分間で何も見ないで発表してくれる生徒がいましたが劇的に出来るようになっていきました。

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2010年05月04日

断固 2週目

今週は、算数担当講師陣の協議の結果「復習」です。
プリントを各自黙々と解いてもらいます。もちろん全問のノートをチェックします。

今日のクラスは・・・。まあ、きちんとやっている生徒のスピードを目の当たりにして学ぶことはあったでしょう。

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2010年05月02日

断固

5年算数

教室に入って第一声「今日は、先週の「速さ」の応用です。先週のテキストの復習はしっかりやってきましたね。」というと、挙動不審が数名。
急遽、先週のテキストをコピーしてテスト形式で演習。案の定、ぼろぼろが数名。きちんとやっているメンバーと演習・解説の時間を交互にして、徹底的に攻めまくる。「わからない」ことは絶対に許さないという強い気持ちがこちらにはあるのです。(数週続く予定)
話を聞かない。ノートをとらない。模範解答を写す。集団で授業をしている塾で、こういったことにいちいち注意は出来ない(しない)のだけれど、伸びない原因は大体ここにある。
最後にはへろへろになっていたが、出来ないことを出来るようにするにはどうしなければならないかを学ばなければ塾に来る意味はないとおもっています。
塾に来ていれば、知らず知らずのうちに力がつくなんてことはありません。

塾には、所属することが優先だと考える生徒と保護者がいるものです。学校よりは程度の高い問題を目の前にしていることが大切で、本気で実力をつけるために必要な苦労はしたくない。こういう人は、「あなたの目標との距離はこれ位なので、これ位の頑張りが必要です。」という的確な処方を嫌がります。
お守り代わりみたいに塾に行く子どもが増えている昨今では、このようなしつこい対応は嫌がられるかもしれません。

   しかし、ロジムの生徒は、何人たりとも努力不足のとぼけ顔で苅野の前を素通りさせません。

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2010年04月30日

速さ 時間 距離

5年生は旅人算ですね。
旅人算は、速さ・時間・距離のうち2つの情報が揃う場面を「見つけ出す」ことが求められます。
よって、速さ・時間・距離の単純な計算が覚束なければ、何を見つければよいかすらわからないことになります。
旅人算が苦手という生徒の多くは、速さ・時間・距離のうち2つが与えられても即座に残りの1つを求めることが出来ません。
先週の速さの導入が完璧かどうかを確認してみましょう。

※旅人算は、ポイントとなる場面に気づくことが難しいのであって、気付いた後は計算問題です。子どもたちは、そこを理解できずに、「先生の説明はなんだかいつも同じだな」と思って自分は出来ると錯覚してしまいがちです。復習は、わかったつもりでも全問しっかり解き直しましょう。

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2010年04月23日

算数復習法 4年,5年算数

算数では、各授業の「復習」が宿題として指示されていると思います。
4年生、5年生は授業で取り組んだ見開きの「練習問題」をすべて30分以内に解ききれるようにすることが必須です。(目標ではありません。必ず出来るようにして来て下さい。)
 
ポイント1
全問を30分で出来るようになるまで、全問セットで繰り返し取り組んで下さい。簡単だと思う問題でも正確に、素早くこなすこと。全問のセットに取り組むことで、各問ごとに頭を切り換える、時間内に見直しをする優先順位を考える、などの重要な力も養えます。

ポイント2
出来れば見開きをコピーして1枚のテスト用紙のようにして、取り組むと良いでしょう。冊子を開いたり、ノートをめくったりというだけで集中力が下がってしまう場合が少なくありません。

4,5年生は基本的なアルゴリズムを体得する時期です。「〜回やった」「〜時間やった」ではなく、一つ一つ完璧にしていくことが必須です。

基礎がしっかりしていて伸びていった過去の生徒たちの多くは、帰宅後すぐに授業で扱った2分野について5枚位コピーをして取り組んでいました。
最近、こういった最低限のトレーニングを怠るくせに、自由と評判の有名中に行きたいと寝言を言う人が多いですが、最低限のトレーニングの必要性を理解出来る生徒が通っているから自由にしていることを理解しましょう。

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2010年04月16日

「思い」の記憶力

春期講習のテストゼミの出来をきちんと受け止めたのか、そうでなかったのかが模試に現れていますね。
試験の後って、「思ったより出来が悪くて・・・」「どうすれば上がるのか・・・」という相談が多いのですが、聞いてみると前回のテスト後に指示した家庭学習を全く実行していなかったということがしばしば。
「悔しい」「達成したい」という思いについての記憶力は、何かを達成するには必須だと思います。
何人かの生徒は本当に真剣な目つきで先生達を捕まえていますね。全力でサポートしていきます。

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2010年04月15日

1割位は

自分で目標を定めて、自分で必要だと考えて、自分で計画したことを実行してみたら?
どんな勉強法も、自分に合ったものにするには自分で微調整しなくてはいけません。
宿題だから、やれと言われたから、あの人がやっているから・・・。忙しいだけで終わってしまいますよ。

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2010年04月14日

とある教室から

生徒A「テストで出たこの問題が解けなかったー。」
先生B「この問題、テキストにあったよね。」
生徒A「うん。」
先生B「テキストは見直してみた?」
生徒A「見直してない。」

この感受性はどうやったら矯正出来るのかという思いと、「気にならない」というのは、そのままにしてあげてもいいのかという思いとで揺れ動きます。私も週末のフットサルでうまくパスが出来なくても、練習しようと思いませんし。

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2010年04月06日

ロジムは春休み中ですが

世界ふれあい街歩き ジェノバ編を見ながら

ニョッキが食べたくなっていますが、深夜なので我慢。
今日は、ジムに行き買い物をしたついでに代々木教室に立ち寄ったところ向井先生の指導の下、6年生が頑張っていました。
いよいよ総まとめの模試がスタートします。簡単な問題を間違えるのはミスではなく実力不足。短期間にざっと目を通しておかないと簡単でも技巧的な解法が求められるものには手がでませんよ。

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2010年04月03日

春期講習終了

本日で全科目終了でした。算数について

3年
基礎算数で扱った「割り算」をしっかり確認しておいてください。
割り算の式を作ったら、必ず「割られる数」「割る数」「商」「余り」の単位を考えて、2つの意味の区別を確認してください。

4年
講習前のたった数回の授業で扱った問題を忘れていることを問題視して下さい。
ひらめきを問うような問題は1問も入っていません。基本的なアルゴリズムを体で覚える時期ですので、解説を聞いてわかった気にならないこと。時間内に全くつっかえることなく「満点」を取れるようになることをゴールとして復習してください。何回位繰り返さなければ覚えられないのか。それにはどれくらい時間がかかるのか。それぞれが試行錯誤の中で掴んで下さい。最後にもう一度。「満点」を取れるようになっていないと、4月から大変です。

5年
該当範囲を対象としたテストとしては簡単な入試レベルの問題が並んでいました。ここ数年同じ問題を扱っていますが、男女とも「難関校の算数にも対応できる」と評価できるのは135点以上。110点を超えると普通の中学受験生。2桁はこのままだと中学受験の算数には全く対応できないでしょう。
これが現在の位置です。その位置から上がっていくのは並大抵の努力では難しいことです。
皆さんがどれだけの「向上心」を持っているのか、新学期の授業を楽しみにしています。
※複雑な計算を要する問題でのミスが多いようですが、このレベルの問題をしっかり繰り返す中で計算力もついてくるはずです。一行問題集を繰り返すだけでは身につかないものです。

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karino

プロフィール

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら

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