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学習について(〜2012) アーカイブ

2009年05月13日

冬のオリンピック

来年は冬のオリンピックの年ですね。リレハンメルオリンピックの時に開催間隔が調整され、現在では夏のオリンピックの中間、サッカーワールドカップと同じ年に開催されています。
最近の子供たちにとって札幌オリンピックは歴史上の話。日本でオリンピックは何回行われた?という問題で「2回」と答える子供は少なくありません。
札幌、サラエボ、長野は重要。そして来年はバンクーバー。

1972年札幌:日の丸飛行隊がスキージャンプで表彰台独占。
1984年サラエボ:ユーゴスラビア(現ボスニア・ヘルツェゴビナ)での開催。1992年からの紛争で、街は壊滅状態に。オリンピック施設も破壊され、メインスタジアムは現在墓地。
1988年カルガリー:黒岩彰が銅メダル。ジャマイカがボブスレーに参加。
1992年アルベールビル:荻原健司率いるノルディック複合団体が金。
1994年リレハンメル:間隔調整される。原田の失敗ジャンプ。トーニャハーディングがお騒がせ。
1998年長野:日本で2回目。ジャンプ団体で金。
2002年ソルトレイクシティ:日本金メダル0。
2006年トリノ:荒川静香がイナバウアーで金。
2010年バンクーバー:予定

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2009年05月11日

夏のオリンピック

社会の授業で扱われた重要なもの
モスクワ以降はすべて。都市だけでも知っておこう!

1896年アテネ:第1回
1940年ヘルシンキ:第二次世界大戦で中止。元々日本で開催予定だったが開催権を返上。
1964年東京:アジア初
1973年ミュンヘン:パレスチナゲリラによるイスラエル選手団殺害事件
1980年モスクワ:冷戦の影響で西側諸国がボイコット。日本も不参加。
1984年ロサンゼルス:モスクワオリンピックの西側諸国のボイコットに対抗して旧ソ連や東欧諸国が不参加。
1988年ソウル:ベンジョンソンがドーピングで失格。
1992年バルセロナ:岩崎恭子とアメリカバスケット「ドリームチーム」が活躍。
1996年アトランタ:サッカー日本代表がブラジル代表を破る(マイアミの奇跡)
2000年シドニー:高橋尚子が金メダル。
2004年アテネ:野村忠宏がオリンピック3連覇。ギリシャ国旗のみ最初に入場。選手団は最後に。
2008年北京:北島康介が2連覇達成。
2012年ロンドン:予定

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2009年04月29日

目的

ロジムでは課題については、皆さんに机に向かう習慣をつけてもらいたいとか、言われたことをきちんとやる人間になってもらいたいとかいう目的で出しているのではありません。
学んでいる内容について考え、理解を深め、定着させることが目的です。
「漢字は何回ぐらい書けはいいの?」
「間違えた問題は何回ぐらい繰り返せばいいの?」
出来るようになるまでです。
各教科で、「提出の必要なし」という宿題が出ますね。その主旨はやることではありません。出来るようになって来てくださいということです。
「添削を出したからえらい。」「宿題をやったからえらい。」などという感覚は、学力を高めるという本来の目的を見失わせます。同じ宿題でも取り組む意識で効果は大きく違います。「先週の宿題やったの?」から「先週の内容は理解できたの?」というお声がけをお願いします。

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2009年04月27日

4月27日

(1)50回位読んでも理解できなかった数学の説明が理解出来た。
(2)高校生の模試の結果が良かった。
(3)中学生と勉強のことでうまく会話出来た。興味を持ってきたようだ。
(4)小学生が「このタイプの問題って苦手なんだよな・・・。」とぶつぶつ話しながら取り組んでいた。問題の種別を判別出来、自分の得手不得手もつかめるようになってきたら、伸びる一歩手前だ。

よい1日だった。

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2009年03月22日

意見と根拠を書け

ロジカルシンキングの高学年ではよく取りくませている意見と根拠。
普段の生活の中では、その意見(根拠との整合性ではなく)が人格と同様にみなされることが多いので簡潔に判りやすく表明することが苦手(避けている?)な生徒も多いですね。
意見が人格と切り離されているもので、根拠との整合性こそが問題だという認識を持ってもらわないと、うまく本人の能力を引き出せず、指導も難しくなってしまいます。
問題構成として非常に有効なのが、「賛成」「反対」の両方の意見を書けという指示です。「賛成」したらどう思われるか。「反対」したらどう思われるか。ということに意識が集中してしまい、うまく文章をかけない生徒もこうした指示にするだけで、すんなりと取りくめます。
普段の生活の中でも、「賛成?反対?」の一歩手前として、「賛成の人、反対の人はそれぞれどう思っているんだろうね?」という会話を取り入れてみてはいかがでしょうか。

2009年東京大学入試問題 英語より

問2
次のような質問を受けたと仮定し、空所(1)(2)をそれぞれ20字から30字の英語で埋める形で答を完成させよ。複数の文になってもかまわない。

質問:(実際は英文)
あなたは現代社会において生きていくために必要な知識を得るのに、読書が有益だと思いますか。

答:(実際は英文)
有益だともそうでないとも思います。
有益だと思う理由は、(  1  )
有益だと思わない理由は、(  2  )

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2009年02月25日

自分のペースをつかもう

それぞれがそれぞれの理解力です。大切なのは、自分に合った勉強法を早く見つけること。
特に記憶する方法について。書くのが良いのか、声に出すのが良いのか。週に何回位触れているとよいのか。色々試して、早く自分のスタイルを確立することが、効率化につながり加速度的に良循環を生み出します。
見た目の良いペースが理想のペースかどうかはわかりません。机の上できれいに計画されたスケジュールでは、こなすことは出来ても、身に付くかどうかはわかりません。
ちなみに苅野は、数科目を同時並行で勉強することは出来ませんでした。受験に向けて、1科目ずつ集中して特訓。安定期に入ったら、次の科目という感じでした。時代が違いますが、私は6年生の夏期講習で算数しかとっていませんでしたし、大学受験でも1科目ずつというスタイルで勉強しました。
受験勉強は脇見が一番だめです。適当に参考にしている勉強方法は全く能力が違う人(大概能力が高すぎ)の方法です。しっかり自分の道を見つけて、自分のスタイルで進んでいく。他の人が何をやっているかを気にするのではなく、自分が何をやるべきことをどうやってこなすかに集中すべきです。
以前に他の講師が書いていましたが、社会の知識など範囲指定で予告されているテストで点を取れないのは勉強に対する最低限のスタイルが確立できていない証拠です。3回やってだめなら5回、10回やる計画を立てるべきです。自分と向き合い、自分のスタイルをつかむことが伸びる秘訣です。簡単そうで、他人に振り回されない精神的な強さが必要なので出来な人が多いことです。
こんな単純で簡単なことばかりやっていて大丈夫なのか。と思われる保護者の方もいらっしゃいますが、そのような段階であることを受け入れなくてはいけません。背伸びはけがの元。
基礎を100%に。そのためにどうすべきかをしっかり考えて普段の勉強スタイルを反省してみてください。

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2008年12月08日

3年生はゲームの日

先週の3年生算数はゲームの日でした。さまざまなゲームに取り組みました。教室ではルールを教えて、何度か対戦をしただけです。いずれも算数の世界では有名なもの。必勝法つまりゲームのアルゴリズムを考えることが宿題です。
選択肢の可能性を精査し、ルール(条件)の意味を考える。算数の中でも最も面白く、頭を使える分野です。ご家庭でも対戦しながら必勝法を検討してみてください。
必勝法はありませんがヒットアンドホームランゲームは、時間制限まで加えると大人でもかなりの難易度になります。
こういった授業になると生徒の性格というか興味の方向性がよくあらわれて面白いです。
すぐに本質の探求を始める生徒。とにかく勝ち負けにこだわる生徒。3年生にしてはめずらしい試行錯誤しなくてはいけないという状況に戸惑う生徒。生まれながらなのか、何かそうさせる環境があったのか。いずれにせよ、問題に対する姿勢の取り方は到達点を左右する大きな要素です。

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2008年11月26日

授業日記4年算数

かつてはマルイチ算とよばれた分野でした。
全体を1とおくと・・・という問題。つまり1次方程式。
分数、小数の意味や通分の仕組みなどこれまでしつこい位に説明してきたことを理解していれば楽勝。計算できればいいやと深く考えてこなかったとしたらかなり難しい。というか振り出しに戻る。
(①+5)×3=③+15は実はかなり難易度が高い。①は1ではないと言う点は、分数・小数の区別の所からやってきたのだが、相当出来る生徒でも苦労する。
この分野は、完全に方程式を使って(x+5)×3=3x+15というほうが簡単なのだが、線分図などでも簡単に処理出来るような数値が設定されていることが多いので最終兵器です。

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2008年11月24日

気になる

世界ふれあい街歩き ケベック編を見ながら。
講師の間で最近話題(議題)となることが多い問題があります。
ご家庭で使用している自習教材が完全にオーバースペックになっていることがあるということです。
おそらく色々な情報網を使って「良い」と評判のものを取り寄せたのだと思うのですが、たまに受ける質問内容から判断するに、知識不足で考えるだけ無駄な問題に悩んでいたりすることが少なくありません。
魅力的な宣伝文句、受かったあの人が使っていたなど、取り組みたい気持ちはわからないでもないですがご家庭で取り組む問題は自力で乗り越えられるレベルを設定することが大切。地に足をつけることが非常に大切です。

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2008年11月17日

手の届くところに

6年生は3回目の合不合判定テストが終わりました。志望校別の結果も出そろい、過去問演習も佳境に。楽勝ムードからあと少しまで。各自がそれぞれの目標に向かってがんばっています。
大学受験で考えれば、数学、現国、地理、歴史、公民、物理、化学、地学、生物という国立大学もびっくりの9科目で実施される中学入試。出来ない部分の方が多いのは当然です。
焦ってくる時期に保護者の方向けアドバイス。

この時期、勉強のお手伝いは「覚えること」に絞ることです。「覚える」というのは、勉強の中で最も結果を出しやすい作業です。子供たちは、授業や試験の中で嫌というほど「気付けない」という壁にぶつかっています。これは精神的に本当につらく、しかもなかなか超えられないものです。ご家庭で、この力をつけようとすると保護者の方は必ず「なぜ出来ないの?」という思いが強くなりトラブル発生です。「覚える」という量で勝負できる部分をいかに楽しくするか。これはご家庭でも取り組みやすい部分です。
これに関連して、模試や過去問の結果についても、「覚えれば出来る」という部分にのみコメントすることです。「なぜ気付かないの?」「なんでわからないの?」「なんでミスするの?
」非常に酷です。「いつものテキストに書いてあることを覚えれば出来た」という位、達成しやすい課題を与えてあげれば、成功のイメージも持ちやすく、意欲も湧くというものです。

準備に費やせる時間が少なく、持っているもので大きく差がついてしまうのが現実です。だからこそ、保護者の皆さんや講師が意識して
「努力したら成果が出る。さぼれば失敗する。」
フィールドにおいてあげる必要があります。

今日の社会のテストで、授業でまとめた内容がそっくりそのまま出題されました。テスト前要復習という指示まで出していました。さぼった数名は間違えていました。この部分はしっかり叱咤するところです。

以上は、精神論だけではなく実はかなり現実的な戦略の話でもあります。本人の記憶力と残された時間、そして出題傾向から換算して「覚えさせる」ことで上積みできる点数が現実的に期待できる「伸び」です。「覚える」とは理科、社会などだけでなく、算数の典型問題なども含まれます。この部分の鍛錬を怠ったチャレンジはもはや他力本願、しっかり取り組んだ上でのチャレンジは実は現実的だということです。

試験では「覚えてきましたか?」「やれといわれたことをあなたはやりますか?」と問いかけてくる問題が少なくないですから、「残された時間で効率よく得点力を高めるためには?」と問われれば、「先生が覚えた方がよいと言ったものを覚えることに全精力を注ぎなさい。」と答えます。

ちなみに私自身は試験のために覚えるという作業は大嫌いです。覚えるものを少なくして、時間をかけてでも予想したり導き出すほうが好きです。興味のないことでも暗記しようと思うほど、試験に合格したいと思ったこともありません。だから、子供たちに声高に暗記を奨励したりはしないので悪しからず。ただ、最近子供に無茶な要求をしている保護者の方もいらっしゃるのでこのアドバイスは是非参考にして頂きたいと思います。

それにしても中学受験の科目数や範囲はなんとかならないのでしょうか。広すぎて、浅すぎる。中学入学後の難しい勉強に耐える力を見るということであれば、好きで得意ないくつかの分野をどれだけ深掘れるかという視点で見ても良いと思います。私は、効率よく、合格点に届くように調整された学力で得られるものなんて合格証書だけだろうと思っています。

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karino

プロフィール

東京大学卒業後、大手人事・経営コンサルティング会社で社会人向けのロジカルシンキング研修、指導を担当。その中で、英語教育などと同様小さい頃から考え方の基礎に親しむ必要性を痛感し、2004年に退社、ロジムを設立。現在、都内2教室で小学生を対象に、教科授業と並行してロジカルシンキングの初歩をかみ砕いて指導。 執筆・講演の依頼はこちら

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