桐朋中より比の基本問題。比べる対象の変化に注目します。
3つの袋A,B,Cがあります.まずはじめにAには青い玉が,BとCには白い玉がはいっていて、3つの袋に入っている玉の個数の比は6:3:1でした。AからCへ(ア)個,BからCへ(イ)個の玉を移したら, 3つの袋に入っている玉の個数の比は7:3:5になりました。さらにAとBからCへそれぞれ6個の玉を移したら,Cに入っている青い玉と白い玉の個数の比は7:10になりました。
(1)(ア)と(イ)にあてはまる数の比を求めなさい。
(2)省略 (桐朋中)
変わらないものがあります。
やりとりの後、玉の合計に変化していないので、問題文で与えられている比「 6:3:1」と「 7:3:5」の和も変化がないようにそろえます。
前:18:9:3
後:14:6:10
この比を見比べるとAからCへは4,BからCへは3だけ移したことが読みとれる。
答:(ア):(イ)=4:3
比とは文字通り比較です。比べる対象の変化にたいして敏感にならなくてはいけません。具体的には、変化したものと変化していないものをしっかりと区別して処理することが必要になってきます。小学生レベルでは「和一定」「差一定」「和も差も変化」の3通りが明確に区別され、つまり生徒でも見分けが用意な形で出題されますので、それぞれに独特な解法をしっかりと確認しておきましょう。