
「うっかりミス」が口癖になっていませんか。それでは伸びません。

ある数を2倍して7から引き、3で割ったところ答えが1になりました。ある数は何ですか。
ありません
2
ある数を□として式をつくれば、ただの逆算に他なりません。しかし、ここに落とし穴があるのです。順を追ってみてみましょう。
(1) □を2倍します・・・□×2
(2) 7引きます・・・・・□×2-7
(3) 3で割ります・・・・(□×2-7)÷3
(4) 答えは1です・・・・(□×2-7)÷3=1
これで、□=5と求められます。
うんうん・・・、と頷いてみている方、だまされています。
問題文をもう一度よく読んでみて下さい。
正しくは、
(1) □を2倍します・・・□×2
(2) 7から引きます・・・7-□×2
(3) 3で割ります・・・・(7-□×2)÷3
(4) 答えは1です・・・・(7-□×2)÷3=1
では逆算です。計算の順序どおりにア、イと決めていくと、下のようなトーナメント表にあらわせるので、1つ1つ逆算していきます。
イ÷3=1 から イ=1×3=3
7-ア=3 から ア=7-3=4
□×2=4 から □=4÷2=2
よって、答えは2となります。
立式のときの( )はよく注視されるポイントですが、実はことばの表現も落とし穴なのです。どうしても問題で与えられた数字の順に式をつくりがちですが(この問題で言えば□、2、7、3、1の順)、そうとは限らないことを知っておきましょう。
ちなみに、これはうっかりミスではありません。「問題文をきちんと読み込めない」
「与えられた数字の順に式をつくると無意識のうちに思い込む」
などの経験不足です。
たくさんの問題を解いて、経験値を増やしてください。
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ところで、こんなのはじめました。
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