
一問一答だけの学習は危険です。

植物は、光を受けて「光合成」というはたらきを行う一方で、「呼吸」というはたらきを絶えず行っています。この「呼吸」について、次の( )にあてはまる言葉を答えなさい。
呼吸は、( )を得るためのはたらきです
「呼吸は光合成と逆のはたらき」とよく言われますが…。
生活エネルギー
光合成は、葉緑体を持つ生物のみが行うことのできる特別なはたらきであり、このはたらきによって、生物が生きるのに必要な「光のエネルギー」を養分(でんぷん)の中に閉じ込めることのできます。そして、その養分をつくるための材料となるのが二酸化炭素と水であり、多くの参考書やテキストでは下の図のように表されています。
一方、この光合成と逆のはたらきとして紹介されているのが呼吸ですが、落ちついて考えてみてください。光合成と逆のはたらきをするために呼吸があるのであれば、そもそも光合成、呼吸ともに行う意味がありません(せっかく光合成でつくった酸素と養分を、二酸化炭素と水にもどすのですから)。
つまり、二酸化炭素や水にもどすことは、呼吸の「目的」ではないのです。
本来、呼吸は養分の中に閉じ込めた光のエネルギーを取り出すために行うのです。簡単に言えば、光のエネルギーというお金を養分(でんぷん)という名の貯金箱に蓄えるために行うのが光合成であり、その貯金箱をこわして中のエネルギーを取り出すために行うのが呼吸なのです。
よって、呼吸を行う目的は「生活するためのエネルギー」を得るためというべきです。
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ところで、こんなのはじめました。
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