前回に続き、情報に惑わされず、図形の本質を見抜くことが真の「力」です。
下の図は四分円OABの弧の上に点C、Eを、半径OA上に点Dをとり、それらを結んだものです。このとき、辺CDの長さを求めなさい。ただし、角BOC=10度、角OCD=角CDE=20度です。
必要な情報を見抜いてください。
12cm
角COD=80度であることから、△OCDは二等辺三角形であることがわかります。
よって、OC=CDで、OCは四分円の半径ですから、OC=CD=12cmであることがわかります。
この解説のとおり、この問の答えを導くために「角CDE=20°」という情報は使いません。
受験テクニックを学んでいくと、どうしても与えられた情報(特に頻出のテクニックや知識に関わる情報)から答えを探っていくことが多いもので、もちろんそれが重要であることが多いのですが、逆にその情報に惑わされて本来の解答を導くポイントを見失う危険性があるのです。
この問題であれば、「求められる角度から二等辺三角形に気づく」ということ以上に、
「ジグザグの線→平行線による分割」が頭から離れず、下の図のようにOBと平行な線を引き・・・
などと考え始めた人が多いのではないでしょうか。
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ところで、こんなのはじめました。
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