調べるときは明らかに「闇雲<きまり」であるという認識、意外に低いです。
1から8までの数が書いてあるカードがそれぞれ1枚ずつあります。この中から4枚のカードを取り出し、2けたの整数A、Bを作ると、AとBの最大公約数である2けたの整数Cも,残りのカードを使って作ることができました。AはBよりも大きい数とします。ここで、Cのうちで最も大きい数は何ですか。また、最も小さい数は何ですか。
「条件から見当をつける→きまりをつくって調べる→確認(吟味)する」という、まさに整数問題の王道手順です。
最も大きい数 27 最も小さい数 12
2けたの整数A、Bは2けたの整数Cの異なる倍数であることから、少なくともA=C×3、B=C×2でなければなりません。作ることのできる数のうち、最も大きい数が87であることから、Cは最大でも87÷3=29となります。また、2けたであることからCの最小値は当然12となります。よって、Cは 12~29までの値をとりうることがわかるので(見当がついたので)、最大については87から順に、最小については12から順に、整理してみます。
最も大きい数
最も小さい数
同じカードを2度使えないことと、9、0が使えないことに注意しながら上の表のように順に調べていけば決して難しくありません。
近年、調べ上げることを極度に嫌う(面倒くさがる)子供が多く、
それは自分できまりを作ることなく「思いつき」や「闇雲に試す」という遠回りな作業をしていることが理由に他なりません。
1つ1つ試していくのが面倒→思いついたのをとりあえずやってみる
→答えにたどり着かない(もしくはモレがあって正解に至らない)
という悪循環により、結果遠回りになっていることに気づいてほしいものです。
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ところで、こんなのはじめました。
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