
簡単すぎて間違えること、ありませんか?

下の図のように、2g、3g、7gのおもりが1個ずつあります。これらを使って上皿てんびんで色々な物の重さを量るとき、量ることができる重さは何通りありますか。ただし、おもりは左右どちらの皿にものせてもかまいません。
最大で12gです。
11通り
まず、単純に1つの皿におもりをのせていくことを考えます。のせた分だけ量ることのできる重さは増えますから、「和」を考えていけばよいのです。
1つ・・・2g、3g、7g
2つ・・・5(2+3)g、9(2+7)g、10(3+7)g
3つ・・・12(2+3+7)g
次に、これでは作ることのできなかった重さが工夫して作れないか、考えます。
たとえば、一方の皿に3gのおもりを、もう一方の皿に2gのおもりをのせた場合、このてんびんをつりあわせるために必要な物の重さは3-2=1gとなります。つまり、反対の皿にのせた2gのおもりが、3gのおもりの重さのうち2g分を打ち消してくれているのです。このことから、反対の皿にのせることによっておもりの重さの「差」を考えることができます。
※以下、赤数字は反対の皿にのせて打ち消した重さ
1gを作る・・・3-2=1で可能
4gを作る・・・7-3=4で可能
6gを作る・・・2+7-3=6で可能
8gを作る・・・3+7-2=8で可能
11gを作る・・・不可能
以上より、11gのみ作ることができないので、全部で11通りとなります。
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ところで、こんなのはじめました。
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