「作図」から逃げていませんか?
下の図は、厚さが等しい2枚の板ガラスA、Bと、ついたてを互いに平行におき、ある入射角で光を入れるようすを表しています。ただし、この光はレーザー光線で、広がらないものとします。また、図のXは、光の線を延長して、ついたてと交わった点を表しています。
この実験で、BだけをAと平行の状態のままでAに近づけていくと、光の進み方は変化をすることがわかりました。このとき、ついたてに届く点ははじめのときにくらべてどのようになりますか。正しく説明したものを次のア~オから選び、記号で答えなさい。
ア.最初の位置から、上の方へ動いていく。
イ.最初の位置から、下の方へ動いていく。
ウ.最初の位置と変わらない。
エ.最初の位置から動かないが、点滅をする。
オ.消えてしまう。
屈折の法則を利用するのですが・・・。
ウ
A、Bのガラスにおいて同様に屈折が起こり、下の図のように直進した位置Xよりも上にずれることになります。
図を見てわかるように、ガラスを通過する部分以外は直進と向きは変わりありません(平行)。また、ガラスを通過することで屈折し、その間だけ光が上の方向にずらされます。よって、Bがどの位置にあろうとも、結果として2枚のガラスで屈折することには変わりないため、光のあたる場所に変化はありません。実際に作図してみるとよいでしょう。
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ところで、こんなのはじめました。
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