
星の動きを正しく理解していますか?

地球上の1点から月を数日間観察すると、月は満ち欠けしながら地平線からのぼったりしずんだりしています。
では、月の1点から地球を数日間観察すると、どのように見えますか。
次のア~オから選び、記号で答えなさい。
ア.地球は満ち欠けをせずに、いつも同じ方向に見える。
イ.地球は満ち欠けをしながら、いつも同じ方向に見える。
ウ.地球は満ち欠けをせずに、月の地平線からのぼったりしずんだりしている。
エ.地球は満ち欠けをしながら、月の地平線からのぼったりしずんだりしている。
オ.特にきまりはなく、見えるときと見えないときがある。
地球の動き、月の動きを整理してみましょう。
イ
まず、満ち欠けについて考えてみます。
地球も自ら光り輝く星ではないため、太陽の光で照らされた部分のみが見えることになります(月の満ち欠けと同じ原理です)。
例えば、下の図のAの月から地球を見れば、丸く光り輝いて見えることがわかります(月で言えば満月です)。
また、Cの月から見れば左半分が光り輝いて見えることがわかります(月で言えば下弦の月です)。
このように、月の公転によって、地球も満ち欠けをしていくことがわかります。
続いて、地球が見える方向について考えてみます。
月は、およそ27.3日で公転しつつ、同じく27.3日で自転しています。 これにより、月がいつも地球に同じ面を向けているということは有名事実でしょう。
ですから、地球から見る月の模様は、いつも同じなのです。
これを、逆に月の立場で考えてみると、答えは簡単です。
月はいつも地球の方を向いているわけですから、月の地平線からのぼったりしずんだりすることなく、いつも同じ方向に見えるのです。
(もちろん、月の裏側から観察したら全く見ることはできませんが・・・)
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ところで、こんなのはじめました。
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