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対偶を利用しよう(対象:小学4年生以上)




 対偶を利用しよう【対象学年:4年生以上】





 つぎのCの結論がいえるためには、A,Bのほかにどの条件が必要か。

適当なものを1~5の中から1つ選び、記号で答えなさい。



A:理知的でない人は、判断力をもっていない。

B:企画力のある人は、理知的でない。

C:したがって、企画力のある人は判断力をもっている。



1 企画力のない人は、理知的な人ではない。

2 企画力のない人は、判断力のない人である。

3 判断力のない人は、理知的な人ではない。

4 判断力のある人は、理知的な人である。

5 理知的な人は、企画力をもっている。
























 ありません。






















 3





 A~Cのなかで、Aの「~でない人は~ない」の表現は、ほかと比べにくい。

選択肢1,2,3も同様です。

 このようなときには、対偶を用いて表現をそろえてやるとわかりやすくなります。



対偶とは、

「PならばQである」があるとき、

「Qでなければ、Pでない」ことが

成り立つことをいいます。




たとえば、Aの「理知的でない人は、判断力をもっていない」は、

「判断力をもっている人は、理知的である」といえるのです。

とすると、A:判→理、B:企→理、C:企→判

よって、Cの結論がいえるためには、Bを利用して、企→理→判 が必要なことがわかります。


 
 ここで、理→判 を選択肢からさがすことになりますが、

 1:理→企(対偶)

 2:判→企(対偶)

 3:理→判(対偶)

 4:判→理

 5:理→企

となっているので、正解は3ですね。











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