
「場合分け」はこうやって使います 【対象学年:4年生以上】

2匹のキツネ(ロジー と ロビー)がいます。それぞれ、アカギツネかオグロスナギツネという種類のキツネです。
ただし、両方がアカギツネ、両方がオグロスナギツネかもしれません。
どちらかの種類のキツネは、絶えず嘘をつきます。またもう一方の種類のキツネはいつも本当のことを言います
さて、
ロジーは 「ぼくはアカギツネです」 と言いました。
ロジーが「ぼくはアカギツネです」と言った場合、ロビーの発言は以下の、A、B、Cのどれになりますか。
A「私はアカギツネです」
B「私はオグロスナギツネです」
C「私がどちらの種類のキツネかは上の文章からはわからないはずです」

ありえる事実を場合分けし、そのそれぞれで考えます

A「私はアカギツネです」といった

場合分けの力をチェックする問題です。
とある事象が2通りの場合に分けられる場合、その2通りどちらの場合からも言えることは、「確定事実」となります。
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ロジーは、嘘をついているか、正直な事をいっているのかの2通りです。
1)ロジーが嘘つきだとすると
→ロジーはオグロスナギツネ → オグロスナギツネが嘘つき で アカギツネが正直
2)ロジーが正直だとすると
→ロジーはアカギツネ →アカギツネが正直 でオグロスナギツネが嘘つき
これより、アカギツネ→正直 オグロスナギツネ→嘘つき が確定
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ここからロビーについて場合分けをします。
1)ロビーがアカギツネ(正直もの)だとすると
→ロビーは正直なので、Aの発言はできるが、Bの発言はできない
B)ロビーがオグロスナギツネ(嘘つき)だとすると
→ロビーは嘘つきなので、Aの発言はできるが、Bの発言はできない
よって、ロビーは必ずAの発言をする。
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ロビーもロジーもどちらの種類のキツネかは最後までわかりません。
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