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ひとりごと・雑談 アーカイブ

2008年06月11日

この世界には1で始まる数が多い

苅野です。タイトルの通り、この世界には1で始まる数が多いのです。
例えば、下は都道府県の人口ランキング。明らかに1から始まる数が多くありませんか?

東京都 12,369,185 人
大阪府 8,831,177 人
神奈川県8,687,422 人
愛知県 7,161,891 人
埼玉県 7,037,849 人
千葉県 6,028,315 人
北海道 5,655,754 人
兵庫県 5,588,268 人
福岡県 5,051,762 人
静岡県 3,792,982 人
茨城県 2,992,152 人
広島県 2,878,677 人
京都府 2,645,796 人
新潟県 2,455,741 人
宮城県 2,371,683 人
長野県 2,214,757 人
岐阜県 2,115,336 人
福島県 2,112,489 人
群馬県 2,033,535 人
栃木県 2,011,691 人
岡山県 1,950,952 人
三重県 1,864,185 人
熊本県 1,854,792 人
鹿児島県1,773,959 人
山口県 1,511,112 人
長崎県 1,500,156 人
愛媛県 1,481,569 人
青森県 1,459,855 人
奈良県 1,434,576 人
岩手県 1,401,763 人
滋賀県 1,366,415 人
沖縄県 1,347,304 人
山形県 1,229,854 人
大分県 1,216,735 人
石川県 1,179,168 人
秋田県 1,167,282 人
宮崎県 1,163,083 人
富山県 1,116,926 人
和歌山県1,056,050 人
香川県 1,020,421 人
山梨県 887,595 人
佐賀県 871,908 人
福井県 827,110 人
徳島県 817,937 人
高知県 806,673 人
島根県 753,135 人
鳥取県 611,073 人

たまたまだろう。県を区切る単位として意識的に選ばれたのだろう。などなど様々な意見があると思います。たまたま、机の上にあった女子学院中の過去問3年分の算数の答えの最初の数字を調べてみました。
1:26個
2:13個
3:8個
4:8個
5:4個
6:10個
7:5個
8:3個
9:1個

やはり、1が多いですね。ちなみに数学的には世の中の数字の3割は1から始まることになります。そして1から4までで始まるものがなんと7割。全部同じ確率ではないのか?という疑問がまず生じると思いますが、それは桁を固定したときですね。4桁の数と決めてしまうと、確かに千の位には1から9が同じ確率で現れます。これは小学校で習った通り。しかし、桁を決めずに、数全体を考えると、1が1番多くなり、8や9で始まる数は少ないのです。なぜでしょう?
この命題の不思議さは小学生でもわかるものですね。高校生までしっかりと数学を勉強するとその理由がわかってきます。皆さんが自分の手で解明して、その仕組みを報告してくれるのを楽しみに待つことにします。


2008年06月10日

学びて時にこれを習う また楽しからずや

こんばんは。またまた、論語から始まってしまいましたが、何でしょう?別に筆者が論語大好きというわけではないのに、なぜかピンとくることばが多いのも事実ですね。

論語に限らす、中国の格言は故事成語も含めて、なぜか親近感がわくものが多いのは、日本が中国の思想を多分に受けてきた歴史があるからかな、などと思ってしまいます。

横文字の格言はいまいち、ピンとこないんですよね。

というわけで、タイトルは今回の5年生のテストを受けての筆者の所感でございます。「何かを学んだあと、時々そのことについて考えてみる、何と楽しいことではないか!!」という意味です。付け加えれば、「学びて一切これを放置す、また苦しからずや」というところでしょうか。

学問を楽しいと思う瞬間の1つが、自分がわかるようになっている実感です。そしてその一番の近道は復習なのでしょう。一度見たことあるのに…という思いは結構辛いものですが、皆さんその落とし穴にはまってしまいがちですね。

実は人間の記憶のメカニズム上、記憶の薄れ具合は、日がたつにつれて、2次曲線的に大きくなっていきます。1日目に100のうち10忘れるとしたら、2日目は40忘れて、3日目には印象に残ったもの以外すべて吐き出してしまうということです。あらら、大変ですね?

それを防ぐには2回目の学習をいかに、早く取り組むか、詳しいデータは忘れましたが、1日以内の反復学習で、1週間で記憶の保持率が50%くらいになるそうですよ。暗記が苦手な皆さんは是非、お試しあれ、です。

それと大事なことをもうひとつ。復習はノートや教科書を調べることではないですよ。ともすれば、ノートを見てわかった気になってしまいますが、大間違いですね。むしろ、ノートを見ずに、何の勉強したかなと思い返すことです。

寝る前に、算数なら出てきた例題の解き方やポイントを頭の中でなぞってみるとか、社会や理科だったら、予習シリーズの内容をどういう順番で話したかなと思い出してみるとか(気になったら調べちゃいますね、それもいいかと思いますよ。)、国語なら新しく知ったことばや、自分のテストの間違えた字を思い出してみるとか、たった10分、これもお試しあれ。                         
                                                  む


2008年06月09日

自転を感じに

月曜と水曜の週2でブログを担当しているの苅野です。思いつきで私のお薦め観光案内をしたいと思います。
ベッドに付いている本棚をふと見てみると、15年ぐらい前に売れた小説「フーコーの振り子」が目につきました。フーコーとは、フランスの物理研究者レオン・フーコーのこと。哲学者のミッシェル・フーコーとは違います。このフーコーの振り子とは、文字通りの「振り子」で、1851年に地球の自転を証明するために、パリ市のパンテオンの天井から67mのワイヤーをぶら下げ、その先に28kgのおもりをつけたものです。
この振り子を振れさせると、地球が自転していることにより回転方向が少しずつずれていくという実験結果によって地球の自転が証明されました。
250px-Pant%C3%A9on_%28Francia%29.jpgR0021007.JPG
1995年にパンテオンで実験が再現されました。   パリの科学博物館で展示・再現されている振り子


このフーコーの振り子の実物は、パンテオンに展示されていますが、それ以外でもいろいろな所で再現実験が展示されています。都内では上野の国立科学博物館にあります。説明パネルもありますので、わかりやすいですね。百聞は一見にしかず。自転を是非感じてみてください。そしてパリに行くことがあれば、是非駅名にもなっているMusée des arts et métiersという科学博物館に立ち寄ってみてください。ルーブル美術館などと違って、全く人気がなくとても快適に見学できる穴場スポットです。


2008年06月08日

爺のひとりごと002

爺じゃ。

が…。

今日は、小5にとっては大きな日だったかもしれぬな。
結果をみて、何も感じない生徒はいないじゃろ。

そう、大切なのは「直し」じゃ。

もし、悔しい気持ちがあるのなら、次の機会に挽回することじゃの。

爺は、そこでおぬしらの力を判断したいとこじゃ。

おやすみじゃ。


爺のひとりごと002

爺じゃ。

が…。

今日は、小5にとっては大きな日だったかもしれぬな。
結果をみて、何も感じない生徒はいないじゃろ。

そう、大切なのは「直し」じゃ。

もし、悔しい気持ちがあるのなら、次の機会に挽回することじゃの。

爺は、そこでおぬしらの力を判断したいとこじゃ。

おやすみじゃ。


2008年06月07日

三国志の金曜日を土曜に投稿

どうも、広田です。
いろいろな事情があり今週も自分があげることになりました。

しかし、1週間とはあっという間に過ぎますねー
三国志話をすると公言した以上、自分の文才の限界と戦いながら頑張りたいと思います。
読みづらい点も多々あると思いますが、お付き合いくださいませ。

今回なんですが第1回ということで、各国の好きな武将を挙げていこうと思います。
そして次回から、その中から一人ずつ紹介するという流れでいきます。

まず『魏(ぎ)』からいきましょう。
個人的にはお気に入りのタッグです。張遼(ちょうりょう)と郭嘉(かくか)です。

烏丸遠征コンビなんですが、こう言ってわかる人は何人いますかね?
知ってる人がいたら今度声かけてください、ぜひ一晩中語り合いましょう(笑)
張遼は魏で最強の武将だと思っています。
そして郭嘉は魏と言わず三国最高の軍師だと思っています。
まぁ詳しいことは次回以降ということで、次の国にいきたいと思います。

次は『呉(ご)』です。
ここには広田が三国志の中で一番好きな武将がいます。
その人物は孫策(そんさく)です。
これは何回かかるかわからないくらい語りたいと思っています。
それくらい好きな武将です。
簡単に孫策のことを説明するなら、喧嘩が強くて超イケメンな人だったそうです。
ただ腕っ節が強いだけでなく、頭もキレるという。
江東の小覇王というあだ名がついた程の人物です。

あとは呂蒙(りょもう)ですね。
最初は孫策に見出された、ただの兵卒ですが腕がたち、自ら勉学にも励み、後に呉の軍師になった程の男です。
ただの兵士からはじまり最終的には国を支える人間になるという努力の人ですね。
才能もあったかもしれませんが、間違いなく努力の人だと思っています。


そして最後に『蜀(しょく)』
個人的には余り好きな国ではないのですが(笑)
ここで唯一好きな武将が馬超(ばちょう)です。
しかも、蜀に所属するより前の西涼時代の馬超が好きなのです。
ちょっとマニアックですかね。まぁこんな話してる時点でマニアックなので突っ込みはなしでお願いします。
孫策の次に好きな武将なもので、馬超も多めに回数を重ねる可能性があります。


しかし、余りに有名どころを外しているような…
三国志を知らない人からしたら誰?って人ばかりかもしれませんね;

まぁ、そーゆーマイナー路線から入る三国志も面白いんじゃないだろうか?と。
とりあえず三国志話第1回はこれにて終了。
では、また。


2008年06月05日

低学年の国語力

こんにちは。今回より毎週木曜日を担当させていただくことになりました。
竹村と申します。専らロジカルシンキングと国語のクラスを中心に担当しています。
授業を受け持っていない時間帯にはパソコンに向かって
コトコト教材作成などをしています。
ここ最近は低学年の子供たちをみることが多くなっています。

自分が国語を教えるせいで若干贔屓目になってしまうのかもしれませんが
年が若ければ若いほど、国語力ある子は有利だなとおもいます。
データを取ったことはないのですが、語彙力が多さあるいは
文を読んだときにそれをきちんとイメージングできる能力と
各教科の成績の関係を調べることができれば、小学校低学年中学年
ではかなり強い正の相関があるのではないでしょうか?

例えばロジカルシンキングの授業で
「AはBである」「BはCである」「よってAはCである」

という論理構造を把握してもらう、ということを行います。
その際に最初は簡単で具体的な例から説明することに
なるのですが

「ポチは犬だ」「犬には尻尾がある」「よってポチには尻尾がある」

という三段論法を使うときに、「尻尾」がなにか、あるいは
「よって」という言葉がどういう状況で使われるのか
ということが分からない子供は、それだけで問題を解く際に
圧倒的に不利になってしまいます。逆に、論理的な構造に対するセンス
がなくて、法則の一般化ができない子でも文章の意味がすべて分かっていれば
とりあえずのそ問題は解けてしまいます。

後者の場合は少しその子が具体的にイメージできない難解な例や、あるいは
無意味な記号などを用いて論理構造そのものに例を向けさせてあげればいいのですが、
問題なのは前者のケースで本当は能力のある子が劣等感を抱いたりしてしまうことです。
そうなってしまうと集中もできなくなってしまうし、だんだんと勉強がつまらなくなってしまいます。
それはとてももったいないことだと思います。

低学年の子供たちにとっては、聞く言葉のほとんどが新しい言葉です。
できるだけ沢山の日本語に、それこそシャワーを浴びるように
触れて欲しいと思います。


2008年06月04日

ニッチに画期的

駒場東大前教室近くの大学生協にふらっと立ち寄ると、画期的な新商品が大々的に売り出されていました。単なる電卓ですが、なんと分数をそのまま表示できます。帯分数と仮分数の変換も可能。インテグラルの記号もきちんと表示できます。関数電卓ってかなり昔からある商品だと思いますが、小さな、しかし非常に満足度の高い改良がやっとなされたという感触です。桁数がもう少しあればという気もしますが、塾で使うには問題作成などにかなり重宝しますね。
DSCN1066.JPGDSCN1064.JPG
式が残るのも重要ポイント!       積分記号もそのまま。


2008年06月03日

之を知るものは之を好むものに如かず,之を好むものは之を楽しむ者に如かず

こんばんは。もう爺の正体はご想像おつきでしょうか?前回の爺のつぶやきは「なるほど」と思う内容でした。さすが、年の功ですね。

さて、タイトルの台詞は私の好きなことばの一つです。いわずと知れた論語のひとつですが、要するに楽しんだもの勝ちということだと、私は解釈しています。

と思って考えてみると、様々な大変な課題の中にも「ふーん」と目を引くものがあったりするわけです。

たとえば、予習シリーズの国語の知識。あんなうんざりするものの中にだって、面白いことはかくれていますね。6年生の故事成語の解説は、その際たるものです。色々な語源の話がのっています。

個人的には「蛍雪の功」の話や、「背水の陣」の話が好きなのですが、「蛍の光、窓の雪」って歌の歌詞、蛍雪の功の話なんだ、とか「背水の陣」は昔の中国の武将「韓信」の考えた作戦で、その韓信さんに興味をもった小学生時代の私は、韓信さんに興味をもって色々と調べちゃったら、実は「敵を知り、己を知らば、百戦苦戦危うからず」なんていう、名言を言った人だったんだ、と以前聞いたことのあることばが身近に感じられたりとか。

お子様が嫌いな場合の多い漢字だって本来とてもよく出来た面白いものなんですよ。

そうですね。「講」と「構」よく間違えますね。「コウ図」「コウ評」「コウ義」「コウ築」「コウ堂」「コウ造」どちらの「コウ」を使うかな?と考えさせたりすると漢字のすばらしさがわかったりするかもしれません。じつはこれ、漢字自体を習ったことなくても「言」と「木」の違いですぐにわかったりしますよね。(もちろん辞書なんかひかないでくださいね)

逆の例をもうひとつ。「面従腹背」の意味といって、ただ闇雲に覚えさせるのはどうでしょう?面・従・腹・背のそれぞれの意味から何となく意味がわかったら、しめたもの。そういう漢字の学習ができれば、漢字もきっと面白くなるでしょう。

というわけで、どんなにつまらなそうなものだって、考えたり、じっくり向き合ってみたりすると、新しい発見や知識のつながりが発見できて意外とポジティブに勉強できるのではないかと思います。

最後に私めが「星」に興味を持ったきっかけを。ベガ=織姫、アルタイル=彦星、その真ん中には天の川に乗っかる形で本当に大きな白鳥座、をこの目で見たときでした。この夏山に行く人はぜひ探してほしいですね。                                 む


2008年06月01日

爺のひとりごと001

皆、一週間ぶりじゃな。
今日は運動会の子供たちが多かったようじゃが、
晴天に恵まれ、さぞかし運動会日和だったといえよう。

さて、爺からも皆に学習法の伝授をしようと思ってのぅ。
そもそも、授業が終われば最後に「宿題」が出されるじゃろ?
爺も、小さい頃はあれが嫌でのぅ。
やっと目の前の勉強から解放されたと思ったら、むしろ一週間の束縛じゃ。
子供心には、非常に大きなダメージじゃった。
しかしな、爺も皆と同じように、より良い成績をとりたいと思った一瞬(とき)があってな。
そのとき、宿題でこそ本当に「できる」ようになることを学んだもんじゃ。
懐かしいのぅ。
そこで、皆「宿題ノート」は持っているじゃろか?
ま、すべての科目で言えることではないのかもしれんが、
このノートの作り方で、効果は格段に変わってくると爺は思うのじゃ。
特に、知識について記号問題がひしめく理科・社会。
今ではなかなか侮れない科目とさえなってきておる。
では、問題じゃ。

「夏の大三角をつくる星と、その星をふくむ星座の組み合わせとして正しいものはどれですか。次のア~エから選び、記号で答えなさい。」
ア.アンタレス─さそり座
イ.ベガ─こと座
ウ.アルタイル─はくちょう座
エ.スピカ─おとめ座

答えは、もちろんイなんじゃが…。
ここでいくつか気になることがあってのぅ。

【例1】答え方
ノートに、記号を書いて終わってしまってはないかな?
答えは、記号が大事なのではなく、知識じゃ。
爺であれば、イと答えた横に、夏の大三角はベガ・デネブ・アルタイルと書き記すものじゃな。

【例2】誤答の解き直し
仮に、アを選んで間違えてしまった場合、
皆はどのように解き直しをしておるじゃろうか。
×をつけた横に、正しい記号を書いて終わり…?
ん~、これは感心できんのぅ。
例1と同じように、答えが「イ」であるということが大事なのじゃなくて、
夏の大三角についての知識が大事なのじゃ。
正答したのならまだしも、間違えて改めて知識を確認しないのは納得できん。
爺であれば、この問題を機に、夏の大三角を覚えなおし、
宿題ノートに必ずメモるようにするのぅ。

【例3】ほぼ「勘」での正解(とりあえず選んでおいて、たまたま正解)
これは実に、たちが悪いんじゃ。
なんせ、○じゃからのぅ。
ただでさえ、勉強(宿題)が好きではない子供にとっては、
まさに直す必要なんてあるはずがない、という位置づけじゃろう。
しかし、そこが落とし穴なんじゃ。
答を導き出すには、当然根拠がいる。
それなくして選んだ解答は、まさに勘。
この勘が常に発揮できるのであれば文句はないんじゃが、
おそらくそれは皆、勘とは呼ばんじゃろうな。
ということで、その場でできた気になったものの、
試験等で同じ問題に出くわしても正解を導き出せないんじゃよ。
これこそまさに、宿題に無駄な時間を費やしたと言えるじゃろ。
爺ならば、問題を解いていく際に、自信のない設問に印をつけていくようにしておった。
そして、答え合わせの際に、その印のついた設問に関しては、正誤に関係なく解き直しをしたのぅ。

つまり、例1にしても2にしても3にしても、
「次に同じ問題が問われたときにきちんと正解できるようにしたか」が大切じゃ。
人間、一度は過ちをおかすもの。
そのときに正し、次は同じ過ちをおかさないようにすることが一番の成長だと思うのは爺だけじゃろうか。

おっと、長くなってしまったのぅ。
偉そうに語ってはみたものの、学習法はひとそれぞれ、という意見もあるじゃろぅ。
もし、学習法に行き詰まった場合は、ロジムの先生たちに相談するとよい。

すまん、爺はねむねむじゃ…。
おやすみじゃ。(爺)