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ひとりごと・雑談 アーカイブ

2008年08月30日

おっちょこちょいはなおらない

こんにちは。涼しくなりかけた東京ですが、また蒸し暑い日々ですね。


4年生、5年生は模擬試験お疲れ様でした。
復習・とき直ししてくださいね。
テストは自分では信じられないくらい集中していますよね。
せっかく集中して考えた問題です、解きなおし、復習による「そうだったのか」の定着効果は平常時の学習の10倍はありますよ。(10倍はノムラの感覚値)

模試をやりっぱなしで、かえってきた偏差値にわーわーいってるようでは先が心配です。
中学受験やら目先のこと以前に、見えない機会損失にはまり続ける人になっちゃいますよ。

模試・テストは効果的に利用しましょう。


模擬試験ついでに、よく、
「うちの子はおっちょこちょいでいつもケアレスミスが・・・」というお声をいただきます。

まず多くの場合、生徒自身、保護者の皆さんが「ケアレスミス」と捕らえているものは
ケアレスなミスではありません。単にわかっていないだけです。
ケアレスミスをスケープゴートやエクスキューズにしないようにすることが第一歩なのではないでしょうか。

一見ケアレスミスにみえるものの深層にある思考の誤りや単純な勉強不足に目を向けられないようではケアレスミスは直りません。

そもそも「おっちょこちょい」って直りませんよね。
大人の世界でもそうですよね。

ケアレスミスと、ミスの ちがいなんて本来ありません。
どんなミスでもやっぱり努力や注意力、訓練量がたりなかったというだけのことではないでしょうか。

ケアレスミスに悩む前に、
・ケアレスミスという響きに寄りかかっていないか、言い訳にしていないかを考える
・そもそもおっちょこちょいは簡単にはなおらないことを前提とし、その上で対策を考える
という姿勢が必要なのかなあと。

すみません。つまらないエントリーになってしまって。。。。
思いつくままに書いてしまいました。

PS 問題の読み違い対策として、問題文に線を引くというのをやりましょう。たとえば理科だったら、
「次のア~オのうち、夏の星座として適当でないものを選びなさい」
の選択肢の「夏の」「適当でない」の2箇所にぐりぐりっと。
読み違い間違いが多い人はこれだけでずいぶん違いますよ。


2008年08月29日

代打、バース

こんにちわ、広田です。
夏期講習も全日程終わり、みなさん一息ついてるころですかね

1週間前にブログを書いたはずなのに、もう順番が回ってきて
るという不思議。
時が経つのは早いですねー
こうやって、あっという間に時間が過ぎていくのでしょう…
そして気がつけば受験まで半年くらいですか。
6年生の皆はこの夏を本当に頑張っていたと思います。
広田だったら間違いなく離脱していたことでしょう(笑)
でも、ここからが本当の戦いだということもお忘れなく。


さて、固い話をするのも大概にして少しは笑いを提供しましょ
うか。

皆さんは阪神タイガースというチームをご存知でしょうか?プ
ロ野球のチームです。
男の子なら知ってる人も多いことでしょう。

そのタイガースに過去、在籍したランディ・バースという選手
がいました。
助っ人外国人として大活躍した選手です。
バースがわからない人はお父さんやお母さんに聞いてみましょ
う。


で、そのバースが何だ?という話ですが、「空耳」を利用しま
す。

「代打、バース」

と、「早口で尚且つトーンを落とし気味」で言ってみると

「おはようございまーす」

に聞こえます。

これは結構周りを騙せる単語だと思っています。

そんな馬鹿な(笑)と思ってる貴方!そろそろ新学期で学校も始
まります。
まず教室に入って友達に言ってあげましょう。
そして大抵の友達が「あ、おはよう」と返してくれることでし
ょう。


2008年08月28日

勉強が楽しいと思える瞬間

大学受験のとき、竹村が一番好きだった教科は世界史でした。
本来暗記しなければならないものが多い科目はあまり好きではなかったのですが、
なぜか世界史は面白く感じられ、特にヨーロッパ史以外の分野が好きでした。

特に好きだったのは、最初まったく違う分野の歴史だと思って勉強していた
事柄が、ふっと同じ時代であったり関係性があったりすることに気づく瞬間でした。

例えば、「そうか!韓国でキムチが食べられるようになったのは、コロンブスがアメリカ
発見したからなんだ。」とか「ルイ十四世と康熙帝って同じ時代の人なんだ!」
ということがわかった瞬間って知識同士が連結する妙な興奮があって、
受験勉強に少しうんざりし始めた気分をもう一度勉強の楽しさに引き戻してくれました。

勉強は楽しいときばかりではないけれど、それでも「この瞬間が楽しい」と思える自分だけの
ポイントを見つけられると、それ以外の勉強の時間も少し楽しみになってきます。

生徒の皆さんにもそういうポイントをたくさん見つけてほしいと思います。


2008年08月27日

死ぬほどがんばって見えてくるもの

5年生も6年生も明日で最終日。毎日のように先生たちと顔を合わせて、様々な課題に取り組みましたね。がんばれたこと、出来なかったこと。大変な状態の中で初めてわかってくることがあったはずです。自分で課題に気づくことが出来れば、解決はもう間近です。逃げずに取り組みましょう。夏のがんばりが自分のものになるかどうかは、夏以降のすごしかたにかかっています。


2008年08月26日

ふらり旅 その2

 こんばんは。今週は肌寒い日が続いていますね。なんとなく秋の雰囲気が漂い始め、夏の終わりがちょっとものさびしい今日この頃です。皆さんにとっても夏休みも終わりに近づき、ちょっとさびしい思いをしている人も多いのではないかと思います。

 さて、「ふらり旅」の続きですが、層雲峡を抜けて、眼前に広大な十勝平野が広がったところからです。しかし今回は十勝平野はパス。湖めぐりということで、巨大なとうもろこし迷路に挑戦したい、したいと思いつつ、一路阿寒湖へ。

 マリモの生息地として有名ですが、ごくごく普通の感じの湖でした(印象薄、阿寒湖ファンの方がいたらすみません)。その後屈斜路湖を目指して走り続けます。

 もうこのあたりになると周りは牧草地帯だらけでいたるところで牛が放牧されています。牧場によっては牛舎と放牧地が隣接していないため、普通に牛さんが道路を一列に行儀よく渡っているのでありました。のどかな光景ですね。

 屈斜路湖はなかなか大きな湖で、とても美しいコバルトブルーの湖でした。大きなせいもあってかキャンプをしている人も多く、結構な賑わいを見せていました。

 続いて、摩周湖へ。霧の摩周湖と呼ばれるくらい、いつも霧がかかっていて、めったにその姿をお目にすることのない湖。女性が晴れた摩周湖を見ると、婚期が遅れるなんていうジンクスもあるくらいらしいです。原因は湖水の温度が地熱の影響で高く、蒸発する水蒸気が冷やされるとか、地元の方が言っていました。

 日本一といわれる透明度を誇るそうですが、残念ながらこの日も完全に霧がかかっていて、湖面はおろか、湖の存在すらわからないほどでした。
 しかし実は摩周湖の裏手に知る人ぞ知る(当時の話なので、今はもう有名かもしれません)、「神池」という小さな湧水地があります。ここの水は摩周湖と通じているらしく、摩周湖の水質と同じで、とても透明度がよいのです。小さな池ですが、間近で見る日本一の透明度を誇る池はエメラルドグリーンに透き通り、生き物の気配すらなく、一本の古木が水中に横たわっているだけでした。その生の気配のなさが、なんとも厳かな神秘的なイメージを醸し出します。

 とても美しく、ただその美しさに冷たさ、静けさを感じ、しばし呼吸をするのもはばかられるような雰囲気に浸ったのでした。(来週に続く、次はサロマ湖、そして算数博物館へ!)           む


2008年08月25日

ロジム散歩部

活動予定です。
(1)全日空の機体整備工場見学
数ヶ月先まで予約が埋まっています。苅野は来年1月に予約済み。最近はパイロット不足だそうですよ。皆さんにもチャンスがあるかも。調べたら日本航空にも同様の見学ツアーがあるようです。


(2)松濤美術館
駒場教室近く。駅から東京大学を抜けてすぐです。建物がとてもこじんまりしていて綺麗。15年位前に行ったきりですが、久しぶりに行ってみようかとブログのネタを考えていたら思いつきました。

(3)防衛省市ヶ谷台ツアー
三島由紀夫の刀の痕など残っているらしいです。



2008年08月23日

無理はできるならしたほうがいいに決まってる

こんにちは。野村です。
東京は一気にすずしくなりましたね。天気はあまりよくありませんが、
なんとも風が気持ちいいですね。

人づてできいた話なんですが、
メイクアップアーティストの藤原美智子さんという方がいらっしゃって、その方が

「誰かが困難な境遇にあると、周囲の人は『無理しないで』と声をかけますが、私は無理してそれをのりこえたほうがいいと思う。」

といっていたそうです。

はっとしますね。このコメント。

無理する機会ってほんとに少なくなっちゃったなあと思います。

「無理しないで」がとてもとても安易な掛け声にすらなっているように感じます。

「がんばって」の声すらプレッシャーになっちゃう時代になかなか言いづらいことではありますが、
無理した先にあるものはやはりかけがえのないもの。

ほっといても、周囲は「無理するな」と声をかけてくれる時代です。
無理ができることがどれだけ貴重なことか考えさせられたお話しでした。

できるなら無理はしてみよう。

とりあえず無理してダイエットします。
とりあえず無理して本書いてみます。


2008年08月22日

ひさびさに三国志

お久しぶりに三国志談話です。
ちなみに今回紹介する武将は広田が一番好きな武将でございます。

今回の人物は「孫策 伯符(そんさく はくふ)」です。
呉の[孫家3代]と言われてる2番目の人です。

父:孫堅(そんけん、字は文台:ぶんだい)の意思を継ぎ挙兵し、破竹の勢いで進軍して江東地方に領土を広げていった人で「江東の小覇王」と呼ばれていました。

正史の記述にも孫策のことが載っていて、秀でた容姿をそなえ、談笑を好み、性格は闊達で他人の意見を良く聞き入れ、適材適所に人を用いたので士人も民衆も孫策に会ったことのある者はみな、誠心誠意、命を賭けて従った。とあるほど優れていた人物なのです。

簡単に言えば、イケメンで話が面白くて友達も多く、思考が鋭い上に腕っ節も強いという感じ…まさに完璧超人ですね。羨ましい限りです。

そして孫策は正史では珍しく敵将と一騎打ちを行ってます。
確か、一騎打ちをした武将という記述自体は2~3件ほどだったはずです。
それぐらい珍しいことを一軍を率いる大将がしているのです。
大将なんですから、そこで負けたら自軍が全滅です。
普通は「ありえない」ですね(笑)
しかし勝って、敵将を配下に入れたりと、やることなすこと大きい人物だというのが個人的な見解です。

そして、なんといっても戦が上手い人でした。
挙兵した時点で軍は1000人たらず。それにも関わらず連戦連勝で負け知らずで兵士を増やし続けて江東(今の中国の南辺りです)を制覇していったほどです。

その背景では優秀な部下の存在も欠かせないのですが、有名どころだと「黄蓋(こうがい)、程普(ていふ)、韓当(かんとう)」といった父:孫堅時代からの宿将に、孫策の幼馴染で義兄弟でもある「周喩(しゅうゆ)」という人物がいます。
周喩は幼い頃から孫策と知り合いで、孫策が挙兵する際に同行し主に軍師として活躍した人(前線で戦ってもいます)で、後の呉を支えた人物でもあります。
この周喩もイケメンだったそうで、頭も凄く良くて、武芸も音楽も達者と孫策に負けず劣らずの完璧超人です。
孫策と周瑜の仲は良いというより、すでに兄弟のようなもので『二人の友情の堅さは金属をも絶ち切るばかり』だったとあって「断金の交」という言葉の元にもなるほどです。
ちなみに二人のお嫁さんは「大喬(だいきょう)」「小喬(しょうきょう)」という(この二人も江東地方だけでなく、曹操も欲しがったほど全国区で有名な美女だった)姉妹なんですが、この二人はどんだけ仲良しさんなんでしょうか、とツッコミをいれてみたくもなるほどですね。


孫策のカリスマ性と短期間の活躍ぶりに心ときめく方も少なくないのでは?と思います。

しかし、孫策の破竹の勢いも200年でストップしてしまいました。
父:孫堅同様に暗殺された、または術師に呪い殺されたとも残っています。
呉は頭首や中心人物の早すぎる死の連続が、三国統一を果たせなかった最大の要因だと個人的には思っています。
あのとき、孫策が死んでいなかったら…
そう思うと、違う歴史になっていたんだろうと何度も考えさせられました。


2008年08月21日

よい作品との出会い方

先週に引き続き本の話です。今日は竹村のよく使うよい作品との出会い方、テクニックを
紹介してみようと思います。

大昔の一部の特殊な人々しか出版できなかった時代と違って
現在ではとても本を書くのが簡単になり、本屋さんに行けばありとあらゆる本があふれかえっています。

しかしその分あまり面白くない本や自分の趣味に合わない会わない本も多く、
ランダムに選んだ場合"あたり"をひく確立は、竹村の場合せいぜい二割です。


そこで、で"あたり"をひく確立をあげるちょっとしたテクニック。

ひとつめ、時間的な隔たりを利用する。
ある程度昔に書かれたものは、時間がたつに従って淘汰されていきます。
その分今現在でもお店に置かれているものなかには良い作品がある可能性が高いです。
さらに言えば、そういった作品の場合値段が安いことも多く一石二鳥です。

ふたつめ、国境線を利用する。
わざわざ外国から翻訳されて入ってくるものは、本国ですでに一定の評価を得ている
ことが多く、あたり率が高いです。ただし、作品そのものはあたりでも
翻訳者がハズレなこともあります。

みっつめ 、前回も紹介した作家読み。
よい作家は大抵常にある程度よい作品を書きます。前回自分の趣味にあった作品を書いていた作家なら今回もそうである可能性が高いはず。

よっつめ、ほかの人に進めてもらった作品を読む。
これはありきたりですが意外と効果があります。
ただし、自分の感性とあわなかった時に少し友人と気まずくなってしまうリスクがあります。


とりあえず、こういったことを意識してみるだけでもなかなか確立を引き上げることができるようになります。ちなみにこれらのテクニックはビデオのレンタルにも応用できます。
どうぞおためしあれ。


2008年08月20日

宿題

としてもらえないとやらないので・・・。」という相談を受けることがあります。私は「その状態で宿題にしても効果はないので出しません。」と一蹴します。
怒られて渋々取り組んだ内容など実は全く身に付いていないと思います。宿題に取り組んだという事実、提出したという事実だけでは何の意味もないのではないかと思っています。
「宿題」と銘打っていないと、保護者は学習することを促せないのでしょうか。生徒も「やろう」と思えないのでしょうか。もしそうならば、処方箋は宿題ではありません。
私は、宿題だから、やれと言われたから、提出しなくてはならないからという理由で取り組んだ内容を何かの役に立てることが出来た経験が全くないので、成功事例を聞いてみたいものです。
同じパワーを割くなら、勉強を義務として認識させることよりも、楽しさを理解してもらうことに集中させましょう。幼児から5年生位までは強制的な勉強で順位は上がりますが、それ以降のステージでは勉強が好きな子供たちの独壇場です。非常に多くの資源を投下しても、その向かう先が「子供が勉強を好きになる」ことでなければ楽しくない上に、相対的な出来も悪くなってくるのです。
最近、勉強をするしないの親子のトラブルの話を良く聞きます。「自分のためなのよ!」と叫ぶようですが、小学生が嫌々勉強した先に何かを得た話はあまり聞きません。
少なくとも、私は、私が好きな算数を、子供が無理矢理押し付けてられていて、嫌々取り組んでいるという状況は悲しく思いますし、全く意味を見い出せません。
我々大人が出来ることは、勉強の楽しさを伝えることだけです。
子供に無理矢理勉強させようとする保護者の方は何か成功体験があるのでしょうか。それとも学歴で非常に得をしたのか損をしたのか。周りの情報で必要以上に勉強が出来ないことへの恐怖心を膨らませているのか。子供たちが受けている重圧は相当なものですよ。