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ひとりごと・雑談 アーカイブ

2009年03月19日

国語が出来てしまう子

こんにちは竹村です。

教室で教えていると比較的よく目にするのですが、国語が出来てしまう子、というのが結構います。蓄積されているストーリーや例文の量が豊かで、いわゆる読解力が高く、「なんとなく勘で」解けてしまうタイプ。どうしてこうなるの?と聞くと「・・・だってそうだから?」
「それ以外おかしくない?」と言う返事が多いです。基礎の言語能力が充実しているので、安定していて有利なように思えますが、じつはこれはこれで厄介なタイプです。

大昔の話ですが、私自身小学生の頃はこんなタイプの生徒でした。
何が問題かというと、「何が間違っている(正しい)のか分からない」のに、点数は平均点を下回ったりすることがまずないために危機感を覚えない、というのが最大の問題です。

国語の読解というのは、本来とても点数のつけづらい分野です。しかし、多数の人間に優劣をつけるテストの問題では、なんとなく○なんとなく×と言うわけには行きません。入試ともなればなおさらです。公平性の確保のためにどうしても採点基準の明確化が求められます。

そのため、いくつかの基本的な解答の「型」が用意されることになります。問題を解く際は、その型にそって必要な部分を把握して過不足ないように解答する。その際、必要な部分が何であるかを判断するために、論理の流れにしがみついて追っていくことになります。最後に、言語感覚、いわゆる「勘」に照らし合わせて違和感がないかをチェックします。

授業では、語彙を豊かにしたり、感情や論理の流れ方のパターンを増やすトレーニングも行います。
しかし、読解問題を解かせる時に養うのはこの論理にしがみついていく力と方法、また(枝葉末節に
響くかもしれませんが)「型」にそった正確なアウトプットが中心となります。

上記のタイプの子どもは、このプロセスの把握が出来ておらずそういった能力がほとんど身についていないのにもかかわらず、そういった自覚がないことがとても多いです。
さらに、授業中それを説明しても問題の正解数が多いために満足してしまい説明に注意を払わないことも非常に多いです。せっかく授業に来ているのに、持って帰れるものが
半減してしまいます。

目立つ特徴として、点数が非常にばらつきます。極端な例だと、偏差値50強~70弱くらいの間を振り子のようにぶんぶんとスイングします。的を狙う方法を知らないのだから、刺さる先がばらばらなのは当然です。

なかなか周囲が気がつかないケースも多いので、是非注意してあげてみてください。


2009年03月18日

素数の集合の中には任意の長さの等差数列が存在する

グリーンとタオが2004年に証明しました。
暖かい春の夜に証明を読んでみました。
タオは1975年生まれ。24歳でUCLAの教授になり、31歳でフィールズ賞を取った若きスーパー数学者です。


2009年03月17日

いよいよ春本番?

 こんばんは。昨日・今日とずいぶん暖かく、いよいよ春が来たという感じです。ロジムの通常授業も今週でひと段落つき、来週からは春期講習が始まりますね。そして春期が終わったら、みなさん名実ともに新学年となるわけです。まさに始まりの季節でしょうか。

さて春期講習ですが、やはり講習会の価値は非常に高いと思う私でございます。人にはそれぞれ勉強の仕方がございますから、私の考えがすべてではありませんが、

普段週に1回しかない授業を数日連続して受講するわけですから、それに集中した取り組みができること、もうひとつは授業内で演習・手薄なところの解説・復習…という効果的な取り組みができること

という点で、実は単に時間数というだけでなく、「定着」という観点から見た効果が非常に大きいのが講習会ではないかな、と思います。

しかし反面、せっかくの休みだから…というのもうなずけます。
当然、紙面上の学習がすべてを決めるわけではありませし、現実にいろいろなことを体感するのはとても有意義です。が、日々何らかの考えごと、問題等に取り組むとき、私は紙面上で考える・イメージする(覚えるではありません)力は非常に大切だということも感じています。

その辺は両者のバランス取りの問題です。
というわけで、講習会でお悩みの方はご相談ください。            む


2009年03月16日

温暖化か?

ロジムでは2月に学年が変わりますが、温かくなってくると改めて「新学期」という気分になってきますね。4月に新しい制服を来た中高生や新社会人を見かけると、なんだかこちらもやる気がわいてきます。
現在夜11時過ぎ。ちょっと散歩して帰ってきて、気分が良くなりました。映画を見たり、本を読んだりしてみます。
photo.jpg
10年前に買った本を読んでみる。


2009年03月15日

爺のひとりごと038

爺じゃ。

今日、サササッと田舎の実家へ帰った爺じゃが、
いや~、都会の東京に比べて花粉がひどい。
電車から降りるや否や、夜だというのにマスクの中で鼻水がタラ~っと。
ふけどもふけども、タラ~っと。
チ~ンっと鼻をかもうとしても、何も出てこないのに、
なぜか自然と鼻水がたれおちてくる…。
不思議なもんじゃ。

さんざん花粉症に悩まされた結果、
少しは楽しみを見つけようとがんばった爺は、
最近「何回連続でくしゃみがでるか」を意識しておる。
風邪は3回まで、花粉症は7~8回といわれているらしいが、
爺の今年の記録は未だ3回。
花粉症じゃなくて、風邪?!と、思ってみたりみなかったり。

ということで、花粉症に悩まされている皆、
くしゃみ連続記録に挑戦してみてはいかがかな。
おやすみじゃ。(爺)


2009年03月14日

勉強法紹介

野村です。

日々いろんなことが起きてなかなか現実感とフィットした生活ができていない
という感覚が。
よく寝る、ビタミンをとる、ストレッチをする、これだけは欠かさないようにしたいものです。

国語の勉強法でひとつ紹介を。

問題文(本文)をまず黙読して、その後、
パタっと教科書を閉じてしまいます。

閉じた状態で、どんなことが書いてあったか。
作者がいいたいことはどんなことか。
(説明文なら)要点を支える根拠はいくつあるか。
(物語なら)主人公の性格はどういったものか。

を、教師がいれば教師に話す、自宅で聞いてくれる人がいれば、保護者や兄弟に、
だれもいなければ、ノートに書いてみる。

という練習が飛躍的に国語力をあげるいい方法だとおもいます。

読んだ後、教科書を閉じてしまうが必須ポイントです。

国語が苦手な生徒に、問題文読了後に、「どんな話だった?」
と聞くと、要点っぽい箇所の本文をたらたらと読み出す生徒が多いです。

これは絶対にのびません。自分の言葉に置き換えるということがやはり一番大事なトレーニングです。

・文章をただ抜き出すだけの要約をしない、
・「この後、教科書を閉じて思い出さなくてはいけない」というプレッシャーをかけ、集中度をあげて読む
というために、教科書を閉じるというポイントが大事なのです。

ロジムの国語授業ではよくやってますね。

野村は最近英語の勉強をする際にこれやってます。


2009年03月13日

13日の金曜日

13日の金曜日=ジェイソン
この発想ができるのは昭和生まれだけでしょうか。
生徒のみんなは知ってるのかな?
ジェネレーションギャップを感じそうで聞く勇気がありません。こんばんは、広田です。

最近とても忙しい気がします。
ぱっと見ではあまり忙しいように見えない広田でも、忙しいと感じます。
もう、水面下の白鳥の足の動きに負けないくらい忙しいです。
不況と喘ぐ今の時代、忙しいだけ幸せなのかと考えたりもします。

そういえば久しく三国志の話をしていませんが、レッドクリフの第二弾もそろそろ日本でも公開ですね。
結局、広田はDVD化したら1作目と2作目を一気に見ることにしました。

また4月だと個人的にはレッドクリフよりも「蒼天航路」という漫画がテレビアニメ化するということの方が待ち遠しいです。
漫画の売り上げも結構出てて、そこそこ有名だと思うのですが内容がグロテスクだったりでR15指定かなぁ?と思ったりするので、あまり大きな声で推せないのが残念です。
また全36巻という長さも推しづらい要因の一つでもあります。スラムダンクより長いですからねぇ。
前にも書いたかもしれませんが、もう一度簡単に解説しときますと…
レッドクリフで悪役扱いの曹操が主人公で、とにかくかっこいいですね。
若い頃より歳とってからの方が味が出て、かっこいいです。読めば曹操が好きになれること間違いないです。
劉備に至ってはもの凄く「人」っぽくなってます。
他の作品とは違い、とても人間っぽい描かれ方をされていて聖人君子の劉備より好感がもてます。追い詰められた人間ってこういう行動取るよなぁとか。
広田大好き孫策は、髪型が弁髪で見た目がちょっと残念です。
台詞はかっこいいんですけどねぇ…髪型が…本当なんで弁髪なんでしょうか(泣)

と、4月はちょっとお楽しみ月間になりそうです。

と書いている途中で気づいたのですが、もう「4月かぁ」と言ってしまうような時期ですね。
時が過ぎるのは早いですねぇ。
むしろ前回のブログを書いたのが一昨日くらいに思えるのですが…

では、また。


2009年03月12日

新記録

こんにちは竹村です。
先日の夜、ふと思いついて久々にジョギングをしてみました。
コースは家から近所の植物園沿いの道なのですが、
どうやら周辺住民公認のコースとなっているようでいつ行っても
同じようにジョギングしている人とすれ違います。
中にはなかなか速い人もいて(意外と年配の方が多いです)、
後ろからトコトコ聞こえてくるとついつい張り合ってしまいたくなるのですが、
たいてい数分後に後悔することになるので心の中からオトナを引っ張り出して
すっと横にずれるようにしています。

ここ半年ほどジョギングはしていなかったのですが、
前より楽に長く走れるようになっていました。一応プールで全身持久的な
運動を定期的にこなしていたので理屈の上では妥当な結果なのですが、
それでもやっぱり不安だったもので安心しました。
どんなことでも力がつくのはうれしいものです。

たった今グーグルマップで調べてみたのですが、大体総距離14Kmくらいでした。
これは思ったより良い結果。
せっかくだから心拍計でも買ってみてタイムもきちんと計ってみようかなあ。


2009年03月10日

本日T大の発表ですね

 こんばんは。本日はT大の発表でした。最近首都圏のさまざまな学校が改革に乗り出していますが、結果はどうだったのでしょうね。気になるところです。
 T大の入試問題は毎年目を通すのですが(今年はまだですね、いつも四~五月ですかね)、確かに年々易化傾向にはあるとはいっても、本質的な思考力を問うという点では変わっていない気がします。
 数学であれば、ゴールまでの道筋をしっかり考えた上で、一歩一歩確実に進んでいく、その際の最初の思考が大きくものをいう気がします。解答にたどり着く道は一本とは限らないので、どういう方針でどう進んでいくかを見定めて一気に進んでいくというイメージがあります。
 英語に関しても、ある言葉の持つイメージを元に意訳していく、全体の文脈の中から、指示語や関係詞の範囲・指し示す部分を考えながら読んでいき、それを自分の日本語に変換していくといういわば2段階の思考作業が必要になります。
 現代文は難解ですね。さらっと読んで…なんて考えていると、まったく意味がわからずに終わってしまいますね。じっくり自分の中で筆者のことばと「対決」しながら、今まで読んだものも含めて、自分の経験から相手の言わんとしていることを理解していく。これがさすがなところで傍線部はそういったキーになるセンテンスを自分の言葉で変換させる問題が多いのですね。
 社会科も余計な知識はあまり必要なく、事象同士のつながりをその原因からきちんと説明できるかが重要なポイントになってきます。あるいは事象相互間の共通点や相違点が結果に対してどのような影響を与えたか、という点を考察させたりもします。

 雑感としては以上のような感じでしょうか。なんとなくテストの問題を通して、出題者の意向・主張と議論を交わしながら、自分の主張をぶつけるというイメージの強い入試問題だなあという感想です。だからこそ、やっていて面白いし、きつい!終わった後はへとへとなりにしっかり考えた充実感が残りますね。

 皆さんも「相手と向き合って」「考える」「自分をぶつけてみる」ということの面白さを日々の学習で感じてほしいものです。ロジムの教材・課題はそういった意図で作られているのです。
                                    む


2009年03月09日

気持ちの良い地元

世界ふれあい街歩き バルト3国のひとつラトビアの首都リガ を見ながら。
この番組を見て、いつも思うのが自分の住んでいる街をうれしそうに語る人が多いなということです。
まあ、そういう人のコメントを拾って編集しているのでしょうが。景色にしても、歴史にしても誇るものがある街に住んでいるという実感はとても貴重で、人生の満足度を高めてくれる気がします。
身の回りに地元の悪い所ばかりが気になってる人が多い気がして。ちなみに私は今住んでいる街に非常に満足しています。