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ひとりごと・雑談 アーカイブ

2006年05月05日

授業雑感 〜低学年からつけてほしい品詞への意識〜

授業からの雑感を一つ。


「作文」という言葉の意味は? と聞かれて、
「文を作る」と即答した方は要注意です。




国語のテキスト(予習シリーズ3年上)に
「言葉の使われ方に我々の考え方が反映される」といった内容の文章があります。


「『何』についての文章ですか?」
と聞くと、一番多い回答が「言葉」または「言葉について」というもの。
まったく問題ありません。


さて
「もっとくわしく教えて下さい。『何』についての文章ですか?」
と聞くと、
「言葉のおもしろさについて」
「言葉の曖昧さについて」
といった優秀な回答にまじって多いのが


「言葉がおもしろい」「言葉が曖昧だ」


という声。


おかしいのがわかりますか?


「何」かときいています。つまり「名詞」を聞いているのです。
それに対して、文で答えてしまう。


何が言いたいかと言えば、「品詞」の感覚を身につけて欲しいのです。


名詞での回答を問われているのか、そうでないのかをまず判断し、
名詞で聞かれてるならものの名前で答えるか、「〜こと」のかたちでこたえられる。
文章での回答を求められているのなら、主語述語をつかって何が何だと説明できる、
これは国語という枠を超えて、


「ルールに従った上でコミュニケーションする」


という社会生活の最低限基礎となる能力ですよね。


(余談ですが、上記のような品詞の理解、聞かれているルールの把握ができない生徒さんほど
「ルールや公式にしばられない、クリエイテリブな教育をうけたい」とおっしゃいます。
本末転倒にもほどがあるというのは、私のつぶやきとして、)


とにかく


品詞の意識、文の形の意識は、たしかに堅苦しい話ですが早いうちに徹底したいです。


ロジムの漢字テストでも、全問書き取り以外に意味を記述してもらっている目的はここにあります。
当たり前に使う言葉を品詞に注意して説明する。つまり言語化のトレーニングを一つの趣旨として行っています。


「作文」の意味は、「文をつくる」ではありません。「文をつくること」です。
気をつけて下さい。みなさんの記述回答は品詞に対する意識の欠落が散見されます。


2006年02月08日

新学期スタート

こんにちは。

今週から(2/6〜)新学期がスタートしました。
学校では3月の中旬まで三学期が続くわけですが、一足早く
ロジムでの学習は新たな学年に入ったわけです。

当然扱う内容も難しくります。
新しい仲間も加わります。

努力に努力を重ねて、結果を出していった6年生の背中を思い出しながら、
みんながんばっていきましょー。

2006年夏学期(2月〜7月)のロジカルシンキング特設単科クラスの
授業テーマをUPしました。

http://www.lojim.jp/workshop.html#schedule

PS 今年度から開始の土・日の単科クラス、 開校日(2/18)までにお申込なら、入会金は免除です。


2006年01月01日

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。

学習塾の暦では3学期はあと1ヶ月。
子供達は1年の勉強を締めくくり、新たなステージへと進んでいきます。

「自分で決め、自分の力で前進していく子供達を育て、応援する。」

ロジムの理念は今年も変わることはありません。
保護者の皆様、そして生徒の皆さんとともに、私達も脳と額に汗をかいて様々な問題にぶつかっていきたいと思います。

ロジムでは、教えるのは私達教師陣だけではありません。参加している皆さんが、様々な思いを発信することで、お互いに考える機会と情報を提供し合います。
今年も、昨年の学びを活かしてより高いレベルへと高めあっていければと思っております。

お互いの力を合わせ、何倍ものエネルギーをもってすばらしい2006年にしていきましょう。


最後に。
正しく考える力は、心と身体の健康あってこそ。
普段の学校・家庭で実りのある安らかな生活を実現するため、「毎日をさわやかで幸せに過ごす力」も身に付けていきましょう!

それでは、みなさんとの新たな出会いと再会を楽しみにして、新年をスタートさせたいと思います!がんばりましょう!


塾長 苅野


2005年12月30日

冬期講習前半終了 お疲れ様でした

ロジム冬期講習前半が終了しました。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
お疲れ様です。

かなり多くの問題を一緒に考え込みました。
問題のレベルも深い思考力が必要なものが中心です。
必ず復習してください。
講習で解説を聞くとわかったつもりになってしまいますが、
いざ自分でやってみると必ずつまずくはずです。

「あれ、おかしいな。どうやるんだっけな。
 もう一回、はじめから考え直そう。」
というプロセスをできるだけ多く持って欲しいのです。

問題をやりっぱなしにするくらいなら、やらないほうがましだと思います。
必ず復習するようにしてください。

後半は1月4日からです。

6年生は今日も明日もロジムで自習してます。
全力で応援します。みんながんばろう。


ロジム のむら


2005年11月29日

受験勉強のスタートの時期は?

苅野です。さて、6年生は受験シーズン目前のこの時期ですが、低学年のみなさんにとっては受験勉強スタートの時期になります。2月からのスタートですね。毎年、「何年生からのスタートがよいのでしょうか?」というご質問をいただきます。この問題について今回はお話させていただきます。

このご質問に対する答えはひとつ「興味をもったらすぐに」です。

最近の入試問題は、ひたすらに詰め込んだだけでは全く通用しない問題が増えています。上位校に関して言えば、大学の試験のように「持ち込み可」にしても、その場で考える力がない生徒は、全く太刀打ちできないものがほとんどです。

このその場で考える力を身につけるには、「自発的に頭を動かし、試行錯誤した経験の量」を増やすしかありません。

この「自発的に頭を動かし、試行錯誤する」という行為は、その勉強に興味をもっている生徒と、となりで親に監視され、怒鳴られながら勉強している生徒ではその質・量ともにまったく違ってきます。

重要なことは、興味を喚起させる環境を整えてあげること。そして、興味をもった瞬間に、毎日でもその興味の対象にのめりこませ、より深い学習が出来る素材を与えてあげることです。
毎日の言動に注目し、何気ない一言から、彼らが興味を持った瞬間を見逃さないようにすることです。「あれはなに?」「あれはどういう仕組み?」といった発言にしっかりと対応し、情報を与えてあげることが大切なのです。

その瞬間における効果的な対応が、「自発的に勉強する楽しみを知っている」という何にも代えがたい素質を作り上げます。

塾での勉強のスタートも同様のことなのです。体験授業を受けたり、教科書を見たりして本人が興味を持ったものからスタートさせることです。「ほかの教科は受験に間に合うの?」「記述対策は?」という瑣末な心配から本人に無理強いするのは全く無駄なことです。そして興味を持った場合は、年長〜3年生ぐらいから遊び感覚でのめりこませるのが良いのではないでしょうか。

受験勉強のスタートは5年生でも間に合います。しかし、勉強の習慣や好奇心の芽生えに関しては低学年時から配慮することが非常に大切なのです。


2005年11月21日

風邪に気をつけてください、ホント。

6年生(受験生)は本番が間近ですね。
受験のために勉強しているわけではないと言いつつも、
やはりアウトプットとして受験合格を目標にしているわけです。

風邪こじらせて勉強不足なんてのは避けてくださいね、ホント。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051028-00000244-kyodo-soci
(「水でうがい、風邪4割減 薬効果確認できず」共同通信)
水でうがいするだけでいいのです。簡単ですよね。

かく言うのむらも「うがいは最も手軽でもっとも強力な風邪予防」との言葉を信じ、
日夜うがいにはげんでおります。はい。

ありきたりなコメントですが、皆さんも風邪には気をつけてください。

(写真はロジムで大活躍の加湿器です。)


ロジム のむら