爺のひとりごと022
爺じゃ。
そうそう、寒い日も続き、本格的に冬の到来さえ感じるのぅ。
で、明日11/10は、ユースキン製薬が定めた「いい手の日」じゃそうな。
どうやら1110(いいテン→いい手)からきたものらしいが…(汗)。
たしかに、これだけ乾燥してくると、体のかゆみに悩まされるのぅ。
特に、風呂上がりやシャワー上がりは、ボリボリと…。
では、ここで理科の話じゃ。
そもそも「空気が乾燥する」とは、
簡単に言うと「空気中に含まれる水分が少なくなり、湿度が低くなること」なんじゃ。
我々のまわりにある空気は、多かれ少なかれ水蒸気を含んでいて、
空気が含むことができる水蒸気の最大量は、空気の温度によって変化し、
温度が高いほど水蒸気を多く含むことができ、反対に温度が低いほど少なくなるんじゃよ。
たとえば、空気1立方メートルあたり、5℃では6.8gまで、20℃では17.3gまで
の水蒸気量しか含むことができん。
このような、温度によって空気が持つことができる水蒸気の量の限界を
「飽和水蒸気量」と言うんじゃ。
で、冬は気温が低いので外の空気に含まれる水蒸気の量はもともと少ないわけじゃ。
この乾燥した外気が暖房の効いた部屋に入ってきて温度が上昇すると、
水蒸気の量は同じでも飽和水蒸気量が増えるため、相対的に水蒸気量の割合が
ますます低くなってしまうわけじゃ。
この状態こそが、「部屋の空気が乾燥している」というしくみじゃな。
ちなみに、空気中の水蒸気量の割合が高くなり、飽和水蒸気量を超えると、
空気が水蒸気を「水蒸気」として含んでいることができなくなり、水に変化してしまう。
これが「結露」じゃな。
というわけで、この寒い冬は、「風邪」と「乾燥肌」と「結露(による電化製品の故障)」
に注意しよう。
眠い。
おやすみじゃ。(爺)