爺のひとりごと019
爺じゃ。
さて、皆は何で字を書いておるじゃろか。
爺はもっぱら、水性の赤ボールペンが多いんじゃが(添削の関係もあり)、
入試問題を解くときだけは「鉛筆」にこだわっておる。
ただ闇雲にとくだけでなく、試験時間や持ち物(筆記具)を意識し、
できる限り入試本番に臨む生徒の気持ちに近づけるためなんじゃ。
そこで気になることが。
子供たちの字を書く様子を見ておると、実にさまざまじゃ。
デカイ字、小さい字。
整った字、グチャグチャな字。
まっすぐな字、波うった字。
濃い(筆圧の強い)字、薄い字。
もろもろ…。
「読めればいいじゃん」という声が聞こえてきそうじゃが、
それを言うなら「他人が気持ちよく読めればいいじゃん」にかえてほしいものじゃ。
別にキレイじゃなくてもいいんじゃ。
丁寧に書いています、という「気持ち」を字にあらわすだけで、
字を見る者の意欲が変わるもんなんじゃな。
ぜひ、意識してほしいのぅ。
そうそう、鉛筆にもたくさん種類があるが、皆は何でえらんどるかな?
ちなみに、HはHard(硬い)、BはBlack(黒い)の略で、Hの数字が多いほど
芯は硬く色は薄くなり、逆にBの数字が多いほど濃く軟らかい芯になるらしい。
真ん中にあたるFはFirm(しっかりした)を意味しているそうな。
F、よくわからんな。
日本では、9Hから6B(9H~2H・H・F・HB・B・2B~6B)までの17種類に
分けられているんじゃが、爺がすきなのはたった一つ、よくわからんFじゃ。
おやすみじゃ。(爺)