2008年11月25日

 こんばんは。日に日に寒さが増し、外にでるのも億劫な季節になってまいりました。皆様お風邪などには十分ご注意ください。
 さて、最近漢字や添削の採点をしていて、少々気になる点として、字の丁寧さ(上手さではありません)が挙げられます。低学年~高学年に至るまで、非常に心配です。
 理由は二つ。1つは現実の入試を考えたら、印象点が非常に悪いこと。採点する側も人間ですから、これは実は無意識に働きます。私自身、漢字テストや添削も字が汚いと思わず×とつけてしまいそうになるのを、ぐっとこらえてきちんと読んでいるのが現状です。入試という「ふるいおとし」にかけるためのテストで、こんな温情がかけてもらえるとは到底思えません。
 その2。こちらのほうがより重大なのですが、書きなぐったような字を書くお子様に見受けられるのは、その作成する答案も雑である(きちんと思考して確かめながら書いたとはいいがたい)ものが多いということです。時間がなくてつい、というのもわかりますが、けっきょくそうやって短時間で適当に済ませた答案が○をもらえることは非常に少ないように感じられます。当然時間は余分にかかります。加えて、じっくり腰をすえて取り組むべき添削の価値が半減し、気づいてみたらただ終わらせていただけだった、などということにもつながりかねません。
 反面、いつもしっかりした字を書き、きちんと丁寧にやっているお子様が最終的に力を伸ばしていきます。
 字を丁寧に書くことは落ち着いて考えることに通じます。「ゆっくり書け」といっているわけではなく、「一つ一つ確認しながら書く」ということです。私は授業中の模範答案を書く際は、言葉のつなぎ方、選び方に非常に神経を使って書きます。他のメモ書きの板書に比べて、答案に仕立てた板書の字は相対的に整っていて見やすいはずです。それはゆっくり思考しながらしっかり書いているからです。
皆さんも、答案に仕上げるときはじっくり考えながら、思考を整理しながら、字を書いてほしいものです。きっと丁寧な字になっていると思いますよ。
                                                       む



2008年11月24日

気になる

世界ふれあい街歩き ケベック編を見ながら。
講師の間で最近話題(議題)となることが多い問題があります。
ご家庭で使用している自習教材が完全にオーバースペックになっていることがあるということです。
おそらく色々な情報網を使って「良い」と評判のものを取り寄せたのだと思うのですが、たまに受ける質問内容から判断するに、知識不足で考えるだけ無駄な問題に悩んでいたりすることが少なくありません。
魅力的な宣伝文句、受かったあの人が使っていたなど、取り組みたい気持ちはわからないでもないですがご家庭で取り組む問題は自力で乗り越えられるレベルを設定することが大切。地に足をつけることが非常に大切です。



2008年11月22日

雑記

こんばんは、野村です。

まずはお知らせですが、明後日24日月曜は祝日時間割です。
全授業5時間前倒しで行われますのでご注意ください。

さて、先ほど広田さんがボソッといっていたのですが、
「なんで大人になったら勉強したくなるんでしょうね」

そうなんですよね、不思議ですよねー。
強制されないからなんですかね。ただ、小学生だって一部の子を除いては、
強制はされていないですもね。やめたきゃやめりゃいいのだし。
少なくとも1日何時間も4教科勉強する必要はないですよね。やりたくなければ。

連続性があると飽きちゃうからですかね。
たしかに大人でも、ちょっとの興味ではじめた勉強も続けていると途中で挫折する可能性高いですよね。

本来義務を感じる必要のない受験勉強も、義務感を背負ってしまっている生徒は多いですよね。
義務感の中、国語、算数、理科、社会、(英語)を浅く広く勉強するのは確かにつらいですよ。
なんとかならないものですかね。


仮に中学入試が4科目の中から1科目だけを選んでよいとなったら、
ずいぶん受験勉強が楽になると思うんですよね。その代わりもっともっと難しくして。
時間や作業量的にはもしかしたら今よりきつくなるかもしれませんが、精神衛生上ずっと楽ですよ。

なにより比較的好きな分野を掘り下げるいい経験になるはずだと思うのですが。

一般教養としての4科目は必要!という方もいるかもしれないでしょうが、
正直中学はいってから勉強すれば無問題です。
それよりも小学生のうちに(一科目でも)好きな勉強にうちこむ体験と習慣を
身に着けるほうがよっぽど有用だと思います。

ちなみに野村は中学受験していないこともあり、小学生の時の勉強時間は限りなくゼロです。
学習机に座ったことなどありません。
(あ、でも小学校の授業は完璧に記憶してましたよ。宿題持ち帰るのがいやだったので。)

と、まあ何がいいたいかというと、
4科目まんべなく勉強するより、好きな1科目を突出させる作戦のほうが
中学受験でも有効だと思います。中学受験以上にその先の勉強や生活に対してはもっと有効です。

しかも、1科目できるようになるとなぜかついでに他の科目も出来るようになったりするものです。

と、まあ取り巻く環境でそうも簡単にいってられないでしょうけど・・・。

すみませんまとまりのない文章で。完全にネタ切れです。



2008年11月21日

主役ならぬ主厄

こんにちは。
久々の登場になります、広田です。

最近、秋と言うには朝晩が寒すぎる気がします。
布団から出るのもしんどいです。
あと、乾燥具合も洒落にならないですね。
自分はお肌が敏感なので、今くらいの乾燥でも十分にケアしな
いといけなくて日々戦いです。


さて、話が変わりまして、ちょっと「厄年」のことを話してみ
ようかと思います。
そもそも、なぜ「厄年」なのかというと、自分が厄年だと昨日
きづいたからです。
そして今年が本厄だったという。
ちなみに去年も前厄だなんて気づいてませんでした。
今年も残り2ヶ月ないときに気づいたのは少し幸せなのかなぁ
とも思います(笑)
でも来年も後厄なんですが、個人的なイメージとして、おみく
じの大凶みたいなものかなと思います。
底辺にいるのだから、あとは上がるだけだと思えば尻上がりで
いい調子になるのかなと楽観的に捉えています。

厄払いとか神社でやっていますが、自分は受けた経験がありま
せん。
効き目あるんですかね?
四半世紀も生きていない若造なので実体験もあまり聞いたこと
がなく気休めなのかな、という捉え方しかできません。


しかし、思い返せば去年と今年は激動でした。
人生のターニングポイントだったと思います。
たまたま今年に起こったのか、厄年だったから起こったのかわ
かりませんが、随分と精神を削られた年でした。

さて、もうすぐ後厄とこんにちわ、年が変わります。
この一年を改めて振り返りながら来年を迎えたいなと思います

詳しく言うなら、本厄は12月末までなので気を抜かないことと
、後厄がどういうことなのか調べて対策が講じられたらいいな
と。


それでは、今回はこのあたりで。



冬期講習「低学年のうちにやっておきたい算数」増設

満席キャンセル待ちとなっておりました、
2008冬期講習 「低学年のうちにやっておきたい算数」 
の増設クラスを設置いたしました。

増設時間帯は
1/4 ~ 1/6  
14:30 ~ 16:00 @駒場教室

となります。

お申し込みは、http://www.lojim.jp/2008winter/2008winter.html

「低学年のうちにやっておきたい算数」

低学年における学習経験の有無が、高学年以降の学力に大きく作用する2分野「空間把握」と「論理性」の集中ワークショップです。
普段の1、2年のテキストでも取り扱われていますが、少し難度の高い問題に集中的に取り組みます。

・「空間把握」
軌跡、展開・投影図問題に集中的に取り組みます。紙に描かれた状態では直接見ることのできない立体図形の裏側や切り口を正確に想像、再現することの難しさやコツを実際の図形をさわり、見比べながら体験します。 また、立体図形を正確に描くという大切な技術の練習にも取り組みます。

・「判断推理」
「書いてあること」だけでなく「そこから言えること、言えそうなこと」を引き出す体験をします。「AならばB」という情報を正確に読み取る読解力をベースに、「AならばB、BならばC、よってAならばCだといえる」といった演繹的思考や「AならばD、BならばD、よってA、Bと同類のCならばDといえるかもしれない」といった帰納的思考を身につける橋渡しとして、論理パズル問題に取り組みます。



2008年11月20日

好きな科目嫌いな科目

こんにちは、竹村です。

たいていの子どもには、4個も科目がある中で好きな科目と
嫌いな科目があると思います。あるいは、同じ科目のなかでも、
好きな分野や嫌いな分野が分かれているとか。

ところが、時々嫌いな科目が好きになるときがあります。

一つは年を取るにつれてなんとなく趣味が変わってくるなかで、
いつのまにか前ほど科目に対する嗜好が変わってくるとき。
竹村は昔から算数があまり得意でなく、長いこと全く好きになれませんでした。
ところが、だんだん年を取ってくるうちに昔のように算数と聞いただけで
げんなりするような苦手意識はなくなっていました(いまだに数学はあまり得意でもないのですが)。

もう一つは、いい教材や先生に出会って、急にその科目の魅力や本質が理解できたとき。
これはもうなんとなくではなく劇的にやってきます。それまでの苦手意識が180度裏返るような
感じ。
高校のころ、地学や世界史でこんな体験がありました。人の出会いはなかなか偶然の
要素が強いのでコントロールしづらいですが、教材に関しては書店に行けば
いくらでも並んでいます。1000円ちょっとで買えてしまうものに、価値観
変えられてしまうこともあります。


せっかく勉強する以上、やっぱり楽しんでやるほうが良いです。今嫌いな科目でも
いつか好きになってくれるといいな、と思います。



2008年11月19日

あれをやっていれば、これをやっていれば

苅野です。深夜まで考えごとをして、なかなか突破できないでいると「昔もっと勉強していればなー。」との思うことが多いですね。私だけでなく、ほとんどの大人は同じような思いをすることが多いのではないでしょうか。会社で働いていても、子供の頃には想像をしなかった形で知識や能力が必要とされますよね。後悔先に立たず。

数学の世界で言えば、数少ない大学、研究所の席を争うような学生は模試で偏差値70とかそういうレベルを遥かに超えています。小学生の時点で高校、大学レベルにまで踏み込む位強い興味をもっています。本格的な勝負が始まる大学に入学した時点で、思考の速さ、粘り強さ、視野の広さが大学受験レベルとは全く別次元です。大学の数学科には、中高生がよくうろうろしているんです。
そんな現実を前に、私は小中高とほとんど勉強しなかったことに起因する能力の低さを非常に痛感し、後悔しました。能力不足を少しでも補うには、経験しかないのだと思います。

で、子供たちに対して「勉強しておいたほうがいいぞ」と思う訳です。
ただ、実際に子供が必要な勉強をして、しっかり力をつけてもらうように誘導するのはとても難しい。

「将来のためなんだから・・・」という説法が効果0なのは既にご承知の通り。
「無理矢理やらせる」というのが成果0なのもご承知の通り。

私の思う「勉強をしなかった」というのは、「興味を持てなかった」ということと同じです。
つまり、「勉強をさせる」というのは、「興味を持たせる」ということと同じです。

日々悩み、工夫の日々です。
理科系で言えば、Newtonやブルーバックスなどかな。アトラクションとして実験教室も良いが、実は鑑賞しているだけということが多いので、本質に自分で踏み込んでいく工夫をしないと意味がないかな。なんと言っても、能力が高く、知識の豊富な先生と接する機会の量かな。などなど(この3つは過去の自分に是非おすすめしたい。)



2008年11月18日

大器は晩成す

 こんばんは。合判の3回目も終わり、いよいよ6年生の入試勉強も大詰め、なんてことはありません。まだまだここからたくさん伸びますし、たくさん転げ落ちます。なぜって、私の感覚だと試験にむけての勉強は、夏からスタートしているから。まだ実は半分ちょっと過ぎただけなのです。そして今やっとこさ、夏のためが効き始めているころあいかな、というところです。
 誤解のないように言っておくと、夏まで何もしていなかったわけではないです。夏まではじっくりじっくり物の本質を捉える思考法を植えつけていたのです。だって夏前に無理に記憶させようとしたって、そんなものはすぐに、どっかにいっちゃいますから。
 それに、それまでの色々考える勉強と違ってあまり面白くないんです、ひたすら点数を追いかける勉強というのは。浅いし、面倒だし、なんか解けた喜びも少ないし。
 というわけで、やっと夏以降にきちんと点数に結びつける勉強が始まるわけです。スピードをあげる訓練やら、時間配分の仕方やら、足りない知識をまとめさせるやら、特殊な問題の解法を整理するやら(これを「小さな(応用への)対処」と呼んでおきます、実際の試験はこの割合が非常に大きいです)。こういう作業は受験前の5ヶ月で始まり、まだ2ヶ月半がすぎただけなのです。
 そしてこの作業が花開くためには、前述の「物の本質を捉える力(これを「大きな基礎」と呼んでおきます)」が不可欠です。「大きな基礎」が養われていなければ、「小さな対処」の定着率が激減します。全部覚えないといけませんから。逆に大きな基礎があれば、小さな対処を最終的に身につけるのは意外に容易なのです(今までの経験上、およそ2~3ヶ月で効果が出始めます)。この「小さな対処」が始まって、まだ2ヶ月半。残りあと2ヶ月半。

 この時期、われわれは毎年やらせる内容が違います。お子様一人ひとり個性があります。得手不得手も違います。それらを総合してみて、全体に欠けている「大きな基礎」(もうそんなにありません)、あるいは、まだ伸ばせる「小さな対処」(こちらが授業のメインになっています)を授業中に、個々に必要な部分を個別のフォローで消化させていくのです。そして基本的には授業であつかう以外の部分を個別のフォローで回していきます。

 「大きな基礎」あっての「小さな対処」の効果は最後に出ます。というわけで、あと『半分』の期間を有意義に使うために、入試に直結する「小さな対処」の復習=授業の復習(「大きな基礎」があってもこれをサボると点数が取れませんし、逆転されます)と個別に出される課題への真摯な取り組みをゆめゆめ怠らないでください 乱文失礼致しました。                        む



2008年11月17日

手の届くところに

6年生は3回目の合不合判定テストが終わりました。志望校別の結果も出そろい、過去問演習も佳境に。楽勝ムードからあと少しまで。各自がそれぞれの目標に向かってがんばっています。
大学受験で考えれば、数学、現国、地理、歴史、公民、物理、化学、地学、生物という国立大学もびっくりの9科目で実施される中学入試。出来ない部分の方が多いのは当然です。
焦ってくる時期に保護者の方向けアドバイス。

この時期、勉強のお手伝いは「覚えること」に絞ることです。「覚える」というのは、勉強の中で最も結果を出しやすい作業です。子供たちは、授業や試験の中で嫌というほど「気付けない」という壁にぶつかっています。これは精神的に本当につらく、しかもなかなか超えられないものです。ご家庭で、この力をつけようとすると保護者の方は必ず「なぜ出来ないの?」という思いが強くなりトラブル発生です。「覚える」という量で勝負できる部分をいかに楽しくするか。これはご家庭でも取り組みやすい部分です。
これに関連して、模試や過去問の結果についても、「覚えれば出来る」という部分にのみコメントすることです。「なぜ気付かないの?」「なんでわからないの?」「なんでミスするの?
」非常に酷です。「いつものテキストに書いてあることを覚えれば出来た」という位、達成しやすい課題を与えてあげれば、成功のイメージも持ちやすく、意欲も湧くというものです。

準備に費やせる時間が少なく、持っているもので大きく差がついてしまうのが現実です。だからこそ、保護者の皆さんや講師が意識して
「努力したら成果が出る。さぼれば失敗する。」
フィールドにおいてあげる必要があります。

今日の社会のテストで、授業でまとめた内容がそっくりそのまま出題されました。テスト前要復習という指示まで出していました。さぼった数名は間違えていました。この部分はしっかり叱咤するところです。

以上は、精神論だけではなく実はかなり現実的な戦略の話でもあります。本人の記憶力と残された時間、そして出題傾向から換算して「覚えさせる」ことで上積みできる点数が現実的に期待できる「伸び」です。「覚える」とは理科、社会などだけでなく、算数の典型問題なども含まれます。この部分の鍛錬を怠ったチャレンジはもはや他力本願、しっかり取り組んだ上でのチャレンジは実は現実的だということです。

試験では「覚えてきましたか?」「やれといわれたことをあなたはやりますか?」と問いかけてくる問題が少なくないですから、「残された時間で効率よく得点力を高めるためには?」と問われれば、「先生が覚えた方がよいと言ったものを覚えることに全精力を注ぎなさい。」と答えます。

ちなみに私自身は試験のために覚えるという作業は大嫌いです。覚えるものを少なくして、時間をかけてでも予想したり導き出すほうが好きです。興味のないことでも暗記しようと思うほど、試験に合格したいと思ったこともありません。だから、子供たちに声高に暗記を奨励したりはしないので悪しからず。ただ、最近子供に無茶な要求をしている保護者の方もいらっしゃるのでこのアドバイスは是非参考にして頂きたいと思います。

それにしても中学受験の科目数や範囲はなんとかならないのでしょうか。広すぎて、浅すぎる。中学入学後の難しい勉強に耐える力を見るということであれば、好きで得意ないくつかの分野をどれだけ深掘れるかという視点で見ても良いと思います。私は、効率よく、合格点に届くように調整された学力で得られるものなんて合格証書だけだろうと思っています。




2008年11月16日

爺のひとりごと023

爺じゃ。

この一週間、いい天気が続いたと思えば週末は曇り空。
まったく、はっきりしてほしいものじゃ。
でも、昼過ぎの雨のにおいは嫌いではない爺じゃぞい。

そうそう、この間「ロト6」の記念すべき初当選の報告をしたのぅ。
それと時期を同じくして、爺は「ナンバーズ4」にまで手を出しはじめてな。
ま、こちらはロト6とは違って気が向いたらひょいひょいと買うわけじゃが、
先日13日に買った爺の番号が「0479」。
そして、その晩の当選数字が「3479」。

ぬぉ~っ!
ヒットアンドホームラン好きのロジム生から見れば、
まさに3ホームランなわけじゃ!
(が、1つでも数字が違えば当選にはならないところが泣ける)
今まで爺も、2ヒット1ホームランくらいは経験があったんじゃが、
3ホームランとなると…(むずむず)。
ボックス(いわゆる4ヒット狙い)で買っていた爺もこれを機に
ストレート(いわゆる4ホームラン狙い)買いにしようかのぅ。

と、まるで爺がギャンブル好きみたいじゃのぅ。
いやいや、爺にはそんな勇気はないんじゃ。

こんな「くそ~っ、もう一歩じゃったかぁ」なんてのを楽しんでるんじゃよ。
エコロ爺ならぬ、セコロ爺じゃな。

眠い。
お休みじゃ。(爺)